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美食の街イタリア・ナポリで絶対行きたいレストラン&カフェ5選 -PART2-

2018年05月19日

ナスを使った極旨パルミッジャーノ

「食の南イタリア」と言われるほど、美味しいもので溢れている街・ナポリ。『美食の街イタリア・ナポリで絶対行きたいレストラン&カフェ5選 -PART1-』では、最強のB級グルメが味わえる「ピッツェリア・ジーノ・ソルビッノ(Pizzeria Gino Sorbillo)」と、ひっかけカッフェをするのにぴったりな「スカトゥルキオ(Scaturchio)」を紹介しました。PART2となる今回は、ランチタイムも大人気のトラットリアとナポリを代表する老舗カフェッテリアを紹介します。

親族で切り盛りする下町トラットリア「ラ・カンパニョーラ(La Campagnola)」

店長のアントニオさんをはじめ、お店は彼の親族で切り盛りしています

おすすめするのは、筆者が留学を開始してからずっと通っているトラットリア「ラ・カンパニョーラ(La Campagnola)」です。ディナーの時はもちろん、ランチタイムも大人気の行列店。こちらも日本人の昼食時間(12:00前ぐらい)に行けば、スムーズに入店できます。ナポリでは、ランチの時間は13:30頃からと遅めなのです。ちなみに、ナポリではディナーの時間も20:00以降と遅めです。

「ラ・カンパニョーラ」では、前菜からプリモピアット(パスタ)、セコンドピアット(メイン)、コントルノ(付け合わせ)まで、メニューはすべて黒板に書かれています。その日に仕入れた新鮮な材料だけを使っているので、毎日メニューが替わるのです。だからこそ、本当に美味しいものが食べられます。

海老のクリームソースパスタ!海の幸のパスタはイチ押し

ナポリでは、曜日によってパスタメニューが伝統的に決まっています。木曜はニョッキ、金曜は魚料理、土曜は肉料理、日曜はラザニアというのが昔ならではの風習です。ナポリのトラットリアでは、その伝統に沿っていることが多いです。

黒板のメニューはイタリア語で書かれていますが、英語、フランス語、スペイン語を話せるガエターノさんという店員がいます。その日のおすすめの料理を教えてくれます。

筆者のおすすめは、前菜のタコのマリネです。これは、ナポリに来たら絶対に食べてほしい一品。そして、フィオル・ディ・ズッカ(ズッキーニの花)のフリット。こちらは、中にリコッタチーズが入っています。

タコのマリネ、アンチョビの酢漬け、ズッキーニの花のフリット

おすすめのパスタは、ナポリの郷土料理でもある魚介のスパゲッティ。ナポリを代表する大切な一皿をぜひ本場で味わってみてください。もうひとつ、筆者のお気に入りパスタは、オリーブ・エ・カッペリです。黒オリーブとケッパーのトマトソースパスタで、通称プッタネスカと呼ばれます。このパスタはない日もあります。

ナポリの郷土料理、魚介のスパゲッティ

パスタを食べ終えると、「メインはどうする?」と聞かれます。お腹いっぱいであれば、「もう充分です」とキッパリ答えても大丈夫です。もう少しだけ食べてみたい場合は、ひとつのオーダーをシェアしてもOKです。

もう少し食べたい時のおすすめは、イカと海老のグリル焼きまたはフリッター、イワシのフリッター、鱈のフリッターなど。肉派の方には、ポルケッタ(肉団子)やコトレッタ(カツレツ)、サルシッチャ(腸詰めソーセージ)がおすすめです。

イカと海老のフリッター
溺れダコのトマトソース

「ラ・カンパニョーラ」では、コントルノ(魚料理や肉料理に添える付け合わせ)として野菜をオーダーすることができます。適当に盛りつけてくださいという曖昧なオーダーでも大丈夫。ズッキーニ、ナス、ニンジンなどのオリーブオイル焼きが美味しいのですが、ナポリでぜひ試してほしいのが、フリアリエッリという苦みのある葉野菜です。

フリアリエッリは、「ローマに行けばもう手に入らない。ミラノでは知らない人もいる」と言われる、この地方の特産物です。ほうれん草に苦みを加えたような、春菊のような味わいです。この苦み、ハマります! モッツァレラチーズやソーセージに添えてオーダーする人が多いようです。

筆者のお気に入り、ナスのパルミッジャーノ

「ラ・カンパニョーラ」は、地元の人が足しげく通い、ナポリのカンツォーネを歌う音楽家達も出入りする、下町のトラットリアです。高級レストランでは味わえない雰囲気と家庭料理が魅力。また、お値段もかなり良心的です。ドルチェは提携しているパスティッチェリア(ケーキ屋)から毎日運ばれてきます。「今日は何がありますか?」と聞いてみてください。

■ラ・カンパニョーラ(La Campagnola)
・住所:Via Dei Tribunali 47, 80138, Naples Italy
・営業時間:12:00~24:00(ランチタイム終了後、一旦閉まります)
・休業日:月曜

ナポリを代表する老舗カッフェテリア「ガンブリヌス(Gambrinus)」

格式の高さと、歴史の重みを実感する店内

続いておすすめするのが、ナポリを代表する老舗カッフェテリア「ガンブリヌス(Gambrinus)」です。店内に一歩足を踏み入れると同時に、その格式の高さと、歴史の重みを実感します。サンカルロ歌劇場の鼻の先、プレビシート広場に面して王宮を望み、ハイソなキアイア通りの一角にある気品漂うカッフェテリアです。

1860年頃、「ガンブリヌス」は、歴史の幕を明けました。最高品質のドルチェやジェラート、バリスタをヨーロッパから集めて、あっと言う間にナポリ市民の社交場となります。ここには、ナポリ国立音楽院で学んでいた偉大な作曲家や、サンカルロ歌劇場に足を運んでいた音楽家たちも頻繁に訪れるようになります。

ほかの庶民的なカッフェテリアに比べると、値段は高いですし、愛想もあまりよくありません。そのナポリらしからぬ冷たさが鼻につくと言う人もいますが、これは1860年頃から営業を続けている彼らの誇りと自負からくるものなのでしょう。

クリームがたっぷり乗ったエスプレッソとババが美味しい!

たまにはぜいたくに、サロンの大理石の机に置かれた気品高いエスプレッソを飲みながら、かつての音楽家たちが愛したこの風景と絵画の中で、悠久の時に酔いしれるのも悪くはありません。むしろ、「ガンブリヌス」での一服は、いい音楽をするための一種のおまじないのような気さえしてきます。

実は、筆者が留学を開始した当時は、「ガンブリヌス」の目の前のアパートに住んでいました。その頃に起きた出来事です。ポンペイ遺跡巡りをした寒い日の帰りに、母と一緒に立ち寄ったことがありました。その時は、ダウンを着こんで、登山をするような歩きやすい格好をしていたのですが、とても冷たくあしらわれて嫌な思いをしました。そこで、翌日きれいな格好をしてもう一度訪れると、打って変わってていねいな接客をされたのです。

外見で判断するなんてヒドイとは思ったのですが、無理をしてでも、格好をつけてドアをくぐるべきカッフェテリアだったのかもしれません。そして、それが許されてしまうお店であり、その空気が好きな人が行けばよいのでしょう。母とおいしいケーキを食べながら、妙に二人でそう納得したのでした。

ちなみに、カウンターでの立ち飲みエスプレッソは1ユーロです。もしかしたら、実際はそう格式ばった所ではないのかもしれませんが。

この写真のデミタスカップも店頭で購入できます

「ガンブリヌス」は、深夜遅くまで営業しているのも魅力です。サンカルロ歌劇場で観劇を終えてからでも、その余韻に浸りに来ることができます。朝は7:00から営業していますので、朝食にバーカウンターでエスプレッソとクロワッサンを頬張るのもナポリ的です。

■ガンブリヌス(Gamburinus)
・住所:Via Chiaia, 1/2, 80132 Napoli Italy
・営業時間:7:00~翌3:00
・休業日:無休
・URL:http://grancaffegambrinus.com/

いかがでしたか。ナポリで絶対行きたいレストラン&カフェを2店紹介しました。PART3では、ちょっとおしゃれをして出かけたくなるレストランを紹介します。

【関連記事】美食の街イタリア・ナポリで絶対行きたいレストラン&カフェ5選 -PART3-('18/5/19公開)も要チェック!

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