サン・セバスティアンで地元民に人気のおいしいピンチョス6選（スペイン・バスク自治州）

美食の町、サン・セバスティアンを訪れたら、星付きレストランで食事をしましょう。ただ、「ちょっとお財布には大変」「言葉の通じない外国の高級レストランで食事するのはちょっと緊張してしまう」と感じる方もいるのでは。

そんなスペイン・バスク自治州初心者のトラベラーにも、サンセバスティアンはとてもやさしい町です。旧市街には、徒歩圏内にいろいろと食べ歩きができて、地元民に人気で、気軽でリーズナブルなピンチョスバルがたくさんあります。

「Goiz Argi」は、旧市街のフェルミン・カルベトン通りにあり、プリプリのエビの串焼きピンチョスが評判です。たいへん狭い店内には、いつもお客さんであふれていて、入店することを思わず躊躇してしまうほど。

ブロチェッタ（Brocheta）とは、スペイン語で串焼きの意味です。エビだけでなくマッシュルームのブロチェッタもおいしいので、ぜひ食べてみてください。

旧市街のなかでも、特にピンチョスの激戦区として知られるアゴスト31通り。その通りに店を構えるピンチョスバル「A fuego negro」は、創作ピンチョスの第一人者と言っても過言ではないEdortaシェフが活躍する大変ユニークなピンチョスがあります。特に、今、スペインで流行中の「Wagyu（和牛）」を使用したミニチュアのバーガーセット「A Fuego negro」がかわいらしく、味もおいしくて大人気です。

日本でも話題沸騰中のバスクチーズケーキが人気のバル「La Viña」で、元祖バスクチーズケーキを食べてみませんか。濃厚なチーズがくせになるしっとりした「La Viña」のチーズケーキは、創業以来、旧市街の人気のスイーツです。バル巡りの後半にデザートピンチョスとしておすすめです。「A fuego negro」と同じアゴスト31通りにあります。

バスク自治州の食生活に欠かせない食材と言えば、イディアサバルチーズです。ヒツジのチーズで、サン・セバスティアンから50キロメートルほど南下したところにある小さな山間の田舎町イディアサバルで生産されているチーズです。

そんなイディアサバルチーズをキノコと一緒にリゾットにして食べることができる人気バルレストラン「Gandarias」。チーズの豊かな香りとキノコの旨みがベストマッチの一品です。

ウニ好きの人に食べてもらいたい、バル「Zeruko」のウニのグラタン。バスク自治州では、日本同様にタコもウニも食べます。そして、何よりも新鮮で値段も手頃です。「Zeruko」のウニのグラタンは、とてもクリーミーで、注文後にオーブンで少し表面を焼いてくれます。

最近、バスク自治州のいろいろなピンチョスバルで、BAOパンを使用したピンチョスを見かけるようになりました。ふわふわの白パンが、中身の具の味を引き立て、とてもおいしいのです。

いろいろなところでBAOを食べてみたのですが、筆者がおすすめするのは、BAOパンに合うように濃い目に味付けされたテイスティーでソフトなダックを挟んだ「Sirimiri」のBAOパンメニューです。

いかがでしたか。サン・セバスティアン（スペイン・バスク自治州）のピンチョスバルを6店紹介しました。おいしいピンチョスを食べに、美食の町、サン・セバスティアンへでかけてみませんか。