スイス土産におすすめ!スイスの冬定番スイーツ5選
2019年のクリスマスが終わってしまいました。2020年の参考に、スイス人が好きなクリスマスのお菓子を紹介します。日本でクリスマススイーツといえば、苺のショートケーキやブッシュドノエルなど「ケーキ」が定番です。スイスのドイツ語圏ではクリスマスに食べられるデザートといえばケーキではなく、クリスマスクッキーやチョコレート、レープクーヘン、パネトーネ、シュトレンが一般的。
(1)クリスマスクッキー
スイスでは、クリスマスシーズンになると多くの家庭でクッキー作りが行われます。普段なかなかお菓子作りをしない人も、この時期だけは子供たちや友人と一緒に手作りクッキーを焼き、プレゼントする家庭も多いようです。作り方や材料はとてもシンプルで誰からも好かれる「マイレンダリ(Mailaenderli)」やジャムを間に挟んだ見た目もかわいい「シュピッツブーベン(Spitzbuben)」、チョコレート生地のクッキー「ブルンスリ(Brunsli)」、アニス入りクッキー「アニスクラベリ(Chräbeli)」が定番ですが、我が家ではコーンフレークにスイスチョコをコーティングした「チョコフレーク」も作ります。何種類も用意するとなると、すべてをクッキー生地から作るのは大変なので、一部は市販のクッキー生地を使って型抜きだけを楽しんでいます。
スイス土産にクリスマスクッキーはいかが?
スイスの家庭で食べられるクリスマスクッキーは、クリスマスマーケットやスーパーでも販売しています。2020年のクリスマスの時期にスイスを訪問したらお土産にいがかでしょうか。1877年にルツェルンで創業したフグ社のクッキーは、特におすすめです。種類も豊富なので、いろいろ試してみてください。
■Hug 銘菓フグ社
・URL: https://www.hug-familie.ch/
(2)クリスマスチョコレート
世界中で愛されているリンツ(Lindt)が販売するクリスマス定番チョコレートといえば「リンツベア」。かわいらしいクマ型のミルクチョコレートで、首に付いた赤いリボンとハートのチャームがトレードマークです。赤いセーターを着たテディプルオーバー(TEDDY Pullover)、左耳に赤いリボンをつけピンク色のコートを着たテディガール(TEDDY Girl)など、包み紙のデザインがいろいろあります。ミニテディ(Mini TEDDY)やクリスマスツリーのオーナメントとしても使えるテディ(Baumschmuck mini TEDDY)もあります。
■Lindt リンツ
・URL: https://www.lindt.ch/
クリスマス限定パッケージのチョコレート
2019年のスイスのクリスマスは、スーパーにクリスマス限定パッケージのチョコレートがずらりと並びました。リンツやカイエ、ショコラ・フレイ(Chocolat Frey)などスイスの老舗チョコレートメーカーが販売するプラリネやアドベントカレンダーは、日本へのスイス土産で喜ばれること間違いなし。ばらまき用のお土産におすすめなのは板チョコレートで、クリスマス時期限定の味やパッケージデザインもあります。見た目もかわいさも味も間違いなしで、スーツケースに入れても型崩れしないのがいいですね。
■Cailler カイエ
・URL: https://shop.cailler.ch/
(3)レープクーヘン
スパイスが効いた伝統的な焼き菓子「レープクーヘン(Lebkuchen)」は、スイスでもクリスマスを代表するお菓子のひとつです。童話『ヘンゼルとグレーテル』に出てくるお菓子の家は、このレープクーヘンで作られています。形や大きさはさまざまですが、スイスでは平たい長方形のレープクーヘンに紙製のニコラウス像を貼り付けた、味も見た目もシンプルなタイプのものがよく食べられます。
上の画像の商品は、中央スイス・シュヴィーツ州(Schwyz)のスイス最大のカトリックの聖地であるアインジーデルン(Einsiedeln)のパン屋兼洋菓子店「シェファー(Schefer)」で購入しました。かわいらしい靴型のレープクーヘンはマンデルマッセをサンドした甘いタイプのもので、さらにグミやラムネなどが乗って見た目も豪華です。アドベントの時期にはクリスマスマーケットや洋菓子店、パン屋やスーパーに並ぶレープクーヘン、冬のお土産にいかがでしょうか。
■Schefer シェファー
・URL: https://www.baeckerei-schefer.ch/
(4)炒りキャラメルアーモンド(Gebrannte Mandeln)
キャラメルのおいしそうな香りにひかれ、クリスマスマーケットで毎回食べたくなるのが「炒りキャラメルアーモンド」で、この時期欠かせないスイーツのひとつです。食べ始めたら止まらない、やみつきになるおいしさ。家庭でも簡単に作れるので手作りをするスイス人の方も多いですが、クリスマスマーケットやスーパーで購入することも可能です。
(5)ミラノ発祥の伝統菓子パネトーネ
スイス南部、イタリア語圏のティチーノ州(Ticino)でクリスマスに食べられる伝統的なデザートといえば「パネットーネ」です。ドライフルーツ入りが一般的ですが、チョコレート入りやマロングラッセなど味もいろいろあり、またおひとり様用の小さなタイプのものからクリスマスに家族や友達が集まった時に皆で食べられる大きなものまでサイズも多彩。ドイツ語圏でもパン屋や洋菓子店、スーパーで購入可能なのでお試しあれ。
スイス土産にもおすすめ! スイスで冬定番スイーツ5選、いかがでしたか。町のパン屋や洋菓子店、クリスマスマーケットやスーパーにかわいいクリスマスパッケージのスイーツがたくさんあります。2020年のクリスマス時期にスイスを訪問したら、気になる商品を探してみてくださいね。
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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