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英国朝食大図鑑! B&Bで楽しむイギリスの朝ごはん

2018年03月20日

「イングリッシュ・ブレックファスト」といえば、ベーコンに目玉焼き、それに大豆をトマトで煮たベイクド・ビーンズが添えられて、トーストと共にいただくものが定番です。でも、料理自慢のB&Bに泊まると、さまざまな朝食メニューがズラリと並びます。「何泊すれば全部制覇できるかな?」と考えさせられるほど、種類豊富な朝食メニューがあるのです。本記事では、実はとても豊かな ”知られざる”イギリス伝統の朝ごはんを紹介します。毎日の朝食メニューに使えるアイデアも満載です。

王道の朝食「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」

イングリッシュ・ブレックファストの定番が勢揃い!

「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」のスタンダードなメニューがこちらです。目玉焼き(2つも!)、ベーコン、大きなソーセージ、ベイクド・ビーンズ、ハッシュドポテト、マッシュルーム、焼きトマトが、所狭しと並びます。ちょっと通だと、ここにブラックプディングや、揚げトーストを添えたりします。

「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」は、労働者階級が朝からエネルギーを蓄えるために食していたといわれています。それほどハイカロリーなメニューですが、イギリス旅行の際は、ぜひ本場の分厚いベーコンや大きなソーセージのブレックファストを食べてみてください。苦手なものがある時や、食べきれそうにない場合は、「マッシュルームなし。卵は1つで」など、注文時に伝えると親切でしょう。

ところで、「ベイクド・ビーンズ」について、少し話しましょう。煮豆のように見えるのに「ベイク(bake)=焼く」と言われる理由をご存知でしょうか。イギリスでは、煮込み料理は耐熱性のキャセロールに入れ、長時間オーブンでbakeするからなのです。仕上がりは煮豆でも、調理法が ベイク(bake)=オーブン焼きということで、baked beansと呼ばれています。

※ブラック・プディング
ひき肉、臓物、血、穀物類などを混ぜ合わせて作られたソーセージ状のもの。輪切りにスライスし、バターでソテーしていただく。見た目が黒いのでBlack Puddingと呼ばれる。

アメリカ生まれも定番に「エッグベネディクト」

トロリとしたオランデーズソースに食が進みます!

「エッグベネディクト」は、イングリッシュマフィンをカリッと焼き、バターを塗って、焼きベーコン、ポーチドエッグを乗せ、贅沢にオランデーズソースをたっぷりとかけた一品です。半熟卵がオランデーズソースに絡まり、焼けたマフィンにしんなりとかかるのが美味です。焼きベーコンは、ハム、スモーク・サーモンなど、バリエーションが豊富なB&Bもあります。

イギリス版ニシンの燻製「キッパー(Kipper)」

燻製の香ばしさがトーストにもよく合います

海に囲まれたイギリスは、魚もスタンダードな食材です。なかでもこの「キッパ―(Kipper)」は、庶民的な料理として朝食メニューにしているB&Bが多くあります。

「キッパ―(Kipper)」は、塩漬けニシンを燻製にしたもので、味は日本の干物を少し思い出させます。軽めにバターでソテーしたキッパ―はとてもおいしく、朝から肉類は重いと感じる日にちょうどよいメニューです。半熟のポーチドエッグを乗せるバリエーションもおすすめです。

塩味がいくぶんか強く、燻製の香ばしさが抜群ですので、ご飯がすすむ?いえ、思わずトーストがすすむ味です。類似メニューにHaddock(タラの一種)の燻製を使ったメニューもあります。

カリッ&フワッ!!焼きたて「ワッフル」

クロテッド・クリームとベリーを添えるのがイギリス的!

イギリスの朝食はトーストだけではありません。「ワッフル」や「パンケーキ」も朝食メニューの定番です。宿泊するB&Bやホテルによっては、焼きたての「ワッフル」をサーブしてくれる場所もあります。

まだ温かい「ワッフル」に、クロテッド・クリームをたっぷり添えて、ベリーを散りばめ、メープルシロップをかければ、イギリスらしさ溢れる「ワッフル」の完成です。紅茶によく合う、おしゃれな朝食メニューです。

イギリス伝統の味、オーツ麦の「ポリッジ」

イギリスでも好き嫌いが分かれる?!イギリス版おかゆ

「ポリッジ」は、まさに、イギリス版おかゆといった味わいです。「ポリッジ」とは、オーツ麦やオートミールなどを牛乳で柔らかく煮たものです。日本と大きく違うのは、ここにはちみつやブラウンシュガーなど、甘いものをかけていただくところです。

「ポリッジ」は、麦が柔らかく炊かれて、素朴でやさしい味がします。肌寒い季節の朝、ちょっとマイルドなものを軽く食べたいときに、体のなかから温めてくれるメニューです。ヘルシー志向の人にもおすすめです。

シンプルなのにおいしい「サーモン&スクランブルエッグ」

手間をかけずに豪華に過ごしたい朝にピッタリな一品!

タイトルどおりの一品です。「サーモン&スクランブルエッグ」は、ふわふわに仕上げた上品なスクランブルエッグに、スモーク・サーモンが添えてあります。

大事なポイントは、スクランブルエッグに少し牛乳を加え、焦がさず、口当たりよくふわふわに、品よく仕上げることです。その柔らかな卵が、あっさりとしたスモークサーモンによく合います。トースト、フルーツ、紅茶などと一緒にいただきましょう。

何でも入っている全員集合な「チーズオムレツ」

これ一品ですべてが補える?ごちゃまぜなオムレツ

「チーズオムレツ」は、ベーコン、マッシュルーム、トマトなどをソテーし、卵を流し込み、チーズを加えてまとめ上げた一品です。具の中身は、「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」そのもので、すべてをひとまとめにした、手早く栄養満点なオムレツです。料理も簡単、すぐ食べられて栄養も満点です。忙しい朝にもピッタリなメニューです。

焼いたトーストが香ばしい「焼サンドイッチ」

お皿にドドン!と大きなサンドイッチ!

味の異なるさまざまなサンドイッチが出されるアフタヌーンティーとは違い、朝食のサンドイッチは、なかなかワイルドです。「焼サンドイッチ」は、こんがり焼けたトーストにバターを塗って、ベーコン、焼きトマトスライス、目玉焼きを挟み込んだ大きなサンドイッチです。ハンバーガーのように、丸かじりをするか、ナイフで半分に切っていただきます。ちょっとワイルドな見た目も、ヨーグルトやサラダ、コーヒーなどを添えれば、おしゃれな朝食メニューになります。

イングリッシュ・ブレックファストでゆったりとした休日を!

いかがでしたか?朝からしっかり朝食派のみなさんにも、生かせるアイデアがあったのではないでしょうか。

しかし、イギリスでの実生活では、このようなメニューを毎朝食べる人はほぼいないのが実情です。イギリスの朝食名物「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」はカロリーが高いため、「古い時代の肉体労働者の食べ物」と語る人も多く、現代のライフスタイルには適さないと考えられているようです。また、朝から火を使って時間をかける料理は非効率的と考えられており、朝食はシリアルとフルーツのみという家庭が一般的です。

ですから、イギリス人にとっても、種類豊富で豪華な「フル・イングリッシュ・ブレックファスト」は、旅先でゆっくりいただくホリデーのお楽しみといえるでしょう。B&Bが朝食にこだわるのは、”非日常を楽しむため”、それが理由なのではないでしょうか。

ぜひ、イギリス滞在中は料理自慢のB&Bやホテルに宿泊し、おいしいイングリッシュ・ブレックファストを食べ、ゆったりと過ごしてみてはいかがでしょうか。

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