いちごシーズン到来！ 新品種「チーバベリー」は手のひらサイズの大人味！？

「チーバベリー」は、2017年1月に市場デビューを果たした新品種のいちごです。「チーバベリー」は、実が大粒で果汁が多く、甘味に加えてほどよい酸味があります。最大の特徴はその大きさで、ひと粒の大きさは手のひら大になるほどいちごとしては大粒です。姿かたちは、均整のとれた円錐形をしており、実の表面は鮮やかな赤い色に覆われています。

「チーバベリー」は千葉県産のオリジナルいちごブランドです。千葉県にある農林総合研究センターが開発したいちごで、実に8年の歳月をかけて新品種の開発に成功しました。開発は、「みつる」という品種と「章姫」という品種の交配から始まり、さまざまな品種の交配や選抜を繰り返し、やっとの思いで新品種「チーバベリー」が誕生しました。

千葉県には、県内のほぼ全域にいちご農園が広がっており、いちご狩りができる施設が100ヵ所以上あると言われています。都心からのアクセスも良好で、春になると多くの観光客がいちご狩りを楽しみます。また、千葉県は南北に長いことから、栽培地に応じてさまざまな品種が栽培されており、食べ比べができるのも魅力です。

「チーバベリー」は、2017年に市場に登場して以来、多くの人々に親しまれていますが、まだまだ数が少ないのが実情です。現在のところ、「チーバベリー」は千葉県内の一部の農園だけで味わえる超レアブランドになっています。千葉県内で「チーバベリー」が楽しめるいちご狩り農園＆直売所は次のとおりです。

「チーバベリー」が楽しめるいちご狩り農園＆直売所
●千葉・東葛エリア
・周郷農園直売所「食の広場ピアッツア」
・八千代ふるさとステーション
・エーアト・ベーレ
●北総エリア
・東庄町　観光いちご組合
●君津エリア
・図那いちご園
・大竹いちご園
・JAきみつ「味楽囲」おびつ店
●九十九里エリア
・いのいちご園
・今関いちご園
・相場苺園
・小山ファーム
・石田農園
・近藤いちご園
●安房エリア
・館山いちご狩りセンター
・とよふさいちご園

千葉県は、南北に長く、また広域であることから、さまざまな品種のいちごを栽培することができます。そのため、栽培エリアによって、また栽培時期によって、異なる品種を味わうことができます。

千葉県内でもっとも多く栽培されているのが「とちおとめ」です。酸味が少なく、甘味が強いのが特徴で、艶のあるぷっくりとした姿に食欲がそそられます。

「とちおとめ」に次いで多く栽培されているのが「章姫（あきひめ）」で、細長く独特な円錐形をしています。果肉がやわらかく、また酸味が少なく甘味が強いので小さなお子さまに人気です。

「ふさの香」は、千葉県農林総合研究センターが開発したいちごです。つまり、「チーバベリー」の先輩とも言えるでしょう。千葉県内のみで栽培されており、桃のような甘い香りとやわらかな食感が特徴です。

千葉県内で栽培されているいちごは、ほかにも、「紅ほっぺ」、「女峰（にょほう）」、「桜香（おうか）」、「紅香（べにか）」、「真紅の美鈴（しんくのみすず）」などがあります。

千葉県は、多くの人に千葉県産のいちごを楽しんでもらおうと、2018年3月5日（月）までの期間、「ちば いちごフェア2018」を開催中です。フェアに参加しているいちご農園65ヵ所、飲食、菓子店87ヵ所を利用した方を対象に、抽選で豪華なプレゼントがあたります。

「ちば いちごフェア2018」への応募は、専用の応募ハガキのみで受け付けています。専用の応募ハガキは、フェア参加施設で入手するか、公式サイトからダウンロードしましょう。

応募した方の中から抽選で、天然あわび海女の味噌焼き（A賞・3名様）やLoveBoatピーナツバター（B賞・5名様）、熟成生ハムハモンセラーノ（C賞・10名様）など、合計115名に千葉県の特産品が当たります。

立春を間近に控え、いちご狩り園が次々に開園する千葉県。そんな千葉県のいちご狩り園でひときわ人気の「チーバベリー」を食べに出かけてみてはいかがでしょうか。