海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >グルメ >日本 >近畿 >滋賀 >冬の味覚 氷魚(ひうお)が待ちきれない! 琵琶湖の天然アユ漁が解禁(滋賀県)

冬の味覚 氷魚(ひうお)が待ちきれない! 琵琶湖の天然アユ漁が解禁(滋賀県)

2018年12月04日

定置網を使った琵琶湖漁

滋賀県内の一部の飲食店で食べられる氷魚(ひうお:アユの稚魚)料理を紹介します。冬の琵琶湖の風物詩として知られる天然アユ漁。2018年12月1日(土)に解禁され、初日の漁獲高は2017年の約2.5倍と、近年稀にみる上々の出だしでした。今後の漁獲高によりますが、滋賀県内の一部の飲食店では氷魚料理が提供され、美食家でにぎわう琵琶湖の冬がもうすぐやって来ます。

琵琶湖の天然アユ漁とは!?

天然アユの稚魚、氷魚(ひうお)

2018年12月1日(土)、滋賀県の琵琶湖では、アユ漁が解禁され、県内の漁港では2017年の2,424キログラムを超える6,161キログラムが水揚げされました。初日の漁獲高は、2017年の約2.5倍となり、大漁でした。

初日に漁獲されたアユは、生きたまま取引される「活アユ」で、養殖用や移植用のアユ苗となります。漁獲されたアユは、全国各地の河川放流の種苗として出荷される予定です。

また、漁獲状況にもよりますが、「活アユ」の漁獲終了後には、鮮魚(食用)のアユ漁が行われる予定です。滋賀県内の一部の飲食店では、アユの稚魚である氷魚(ひうお)料理が提供されます。これからの季節は、滋賀県内では天然アユの氷魚をはじめ、さまざまな湖魚が味わえます。

琵琶湖からもたらされる冬の味覚 氷魚

氷のように透き通っている氷魚

アユの稚魚は、体が氷のように透き通っていることからと氷魚(ひうお)と呼ばれています。釜揚げにして食べるのが一般的で、しっとりとした身は噛むとほどよくアユの風味が広がります。また、釜揚げのほか、かき揚げや佃煮などでも食されます。

冬になると、滋賀県内の一部の飲食店では、氷魚をはじめとする湖魚料理が提供されます。なお、「活アユ」漁終了後に氷魚漁が開始されますので、今後の「活アユ」の漁獲状況次第で、氷魚料理の提供開始時期が変わります。

琵琶湖漁特有の定置網「エリ」とは!?

朝もやに霞む定置網「エリ」

冬の時季のアユ漁では、「エリ」を使用します。「エリ」とは、4センチほどに成長した稚アユを漁獲する、琵琶湖漁特有の定置網です。「エリ」を使った漁法は、“待ち”の漁法と呼ばれています。湖岸から沖合に向かって矢印型に網を張り、湖岸によってきた魚の習性を利用し、「つぼ」と呼ばれる矢印型の先端部分に誘導し、湖魚を閉じ込めます。

近年の琵琶湖におけるアユ漁について

釜揚げされた氷魚

近年、琵琶湖におけるアユの漁獲量は、鮮魚も含め、約500トンで推移しています。2016(平成28)年12月以降、琵琶湖のアユ漁は、アユの成長の遅れから、特に冬季で記録的な不漁となり、翌2017(平成29)年には、天然河川での産卵量も非常に少なくなったそうです。そのため、人工河川に放流する親アユの量を増やして、アユ資源の確保に努めているといいます。

琵琶湖の鮎は外に出て大きくなる

静かに波打つ冬の琵琶湖

琵琶湖に生息するアユは、夏の終わりから秋にかけて川へ遡上し、産卵の準備を始めます。これに少し遅れて、川の上流で生活していたアユが下流に移ると産卵が始まります。産み付けられた卵は10日から2週間ほどでふ化し、生まれた稚アユは、琵琶湖へ下り、成長していきます。

その後、春になり、川へ遡上し20センチメートルほどに大きくなるアユと、琵琶湖のなかで生息したまま大きくならないコアユ(10センチメートルほど)に分かれます。

なお、「琵琶湖の鮎は外に出て大きくなる」という近江商人を象徴する言葉があります。これは琵琶湖を離れ、全国各地へ放流された後、川で大きく成長するアユと同じく、滋賀県の人間も外へ出ることで成長するという意味で使われます。

■琵琶湖 氷魚料理
・URL:https://shigaquo.jp/report/f06.html

いかがでしたか。滋賀県内の一部の飲食店で食べられる氷魚料理を紹介しました。冬の味覚 氷魚を味わいに、琵琶湖へ出かけてみてはいかがでしょうか。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース

アメリカの現地ツアー

おすすめの記事