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家呑みで島旅気分にひたれる!沖縄離島のお酒ベスト5

2021年09月04日

おうちでも旅気分が味わえるお酒をピックアップ

沖縄県には有人離島が47あります(沖縄県HP2020年11月6日更新データより)。それぞれに個性があり魅力的な沖縄の島々から、今回は「離島の酒」をご紹介いたします!ホームページなどからのお取り寄せもできますので、家呑みで沖縄離島旅気分を味わってくださいね。

南大東島のサトウキビで作る骨太なラム酒「コルコル」

南大東島のラム酒。グレイス・ラムの「コルコル」

沖縄本島から東に約400kmの場所にある絶海の孤島、南大東島(みなみだいとうじま)。サトウキビ栽培が盛んなことでも知られるこの島で、私は、ラム酒工場の取材をさせていただいたことがあります。

旧南大東空港跡地を工場として利用している

南大東島のラム酒を製造販売しているのは、「グレイス・ラム」という会社。2004年に、沖縄電力の社内ベンチャー制度を利用して設立されました。沖縄電力の会社員だった、現社長の金城祐子さんが「沖縄のサトウキビでラム酒が造りたい!」という一心で企画を出して実現させたというのも、凄い。

お酒造りは未経験だった金城さんですが、心強い味方が現れます。その方こそが、私が取材をさせていただいた工場長の玉那覇さん。もともとは泡盛造りの名手だった玉那覇さんが、金城さんの情熱に応えるかたちで、イチからラム酒造りに着手します。ラム酒は全世界的に資料があまりないそうで、南大東島の気候のもとで南大東島のサトウキビでラム酒を造るために、何年も試行錯誤を繰り返したそうです。

そうしてできあがったラム酒が「コルコル」。こんな骨太な誕生秘話にも思いを寄せながら、味わってみてはいかがでしょうか?

■グレイス・ラム
・URL: https://rum.co.jp/

伊江島の若者たちが完成させたアグリコールラム

伊江島のラム酒。伊江島蒸留所の「イエ ラム サンタマリア」

沖縄美ら海水族館からも近い本部町(もとぶちょう)の本部港から、フェリーで約30分。美しいビーチで海遊びができると人気の離島、伊江島。ここでは「伊江島蒸留所」の取材をさせてもらいました。こちらの工場はもともとバイオエタノールの実証実験場だった施設を再利用しています。ここで、伊江島のサトウキビを使ってラム酒を造ろうと、島の若者たちが立ち上がり完成させたのが「イエ ラム サンタマリア」です。

バイオエタノールの実証実験施設を再利用した伊江島蒸留所の工場

伊江島のラム酒の凄いところは、すべてがアグリコールラムだというところ。アグリコールラムとは、サトウキビ汁を使って造るラム酒で、世界のラム酒の約3%しかないという希少なもの。サトウキビは収穫した瞬間から加水分解やバクテリア発酵がはじまってしまうため、栽培地の近くでしかも収穫時期にしか造れないとされていましたが、伊江島では特別な製法でサトウキビ汁を保管することに成功。そのため、この希少なアグリコールラムが一年中製造できるのです!

そんな特別な伊江島のラム酒「イエ ラム サンタマリア」。スッキリした味わいで呑みやすいので女性にもおすすめです。

■イエ ラム サンタマリア
・URL: http://ierum.ie-mono.com/

島人の暮らしや文化を支える、伊是名島の泡盛

伊是名島の米100%を原料とする伊是名酒造の泡盛「尚円の里」

沖縄本島北部の今帰仁村(なきじんそん)にある運天港(うんてんこう)から高速船で約55分。琉球国王の尚円王(しょうえんおう)の生まれ島でもある伊是名島(いぜなじま)は、力強い自然の中に沖縄の原風景が広がる魅力的な島です。伊是名島の泡盛は、昔ながらの赤瓦の沖縄家屋が残る集落の中で造られていました。

ほぼ手作業で手間暇かけて泡盛造りを行っている

創業70年以上という「伊是名酒造」では、島の行事ごとに欠かせない泡盛を造り続けています。おすすめは、伊是名島の米で造る「尚円の里」。泡盛特有のツンとさす飲み口ではなくまろやかなので、泡盛初心者にもおすすめ。島の居酒屋や家庭で島人がスタンダードに呑んでいるのは「マイルドいぜな島」でした。こちらも呑みやすい泡盛でしたよ!

泡盛は水割りでいただくのが沖縄スタイル。ゴーヤーチャンプルーを作って伊是名島の泡盛を呑みながら、家で沖縄居酒屋気分を楽しんでみてはいかがでしょうか。

■伊是名酒造
・URL: http://www.izenashuzo.com/

絶海の孤島、北大東島のじゃがいも焼酎「ぽてちゅう」

ラベルもかわいい北大東島の焼酎「ぽてちゅう」と北大東島の美味

南大東島と同じく、沖縄本島の那覇から東に約400kmの場所にある北大東島。深く青い大海原にぽつんと浮かぶサンゴ礁が隆起した島で、興味深い大自然の姿に出会えます。

北大東島燐鉱山移籍から眺めた夕日

ここで、島人たちと一緒に呑んだのが「ぽてちゅう」。北大東島で栽培されるじゃがいもを使って造られている焼酎です。マイルドで呑みやすく、ほのかにジャガイモの甘みも感じられて、ロックでも水割りでも美味しい! 島の居酒屋では、氷を入れて水割りで呑んでいる方が多かったです。島の居酒屋で、島人と島の話で盛りあがり、島で採れた美味を味わいながら呑む島の酒は、格別でした。

北大東島の香りを届けてくれる焼酎なので、次回の島旅に思いをはせながらぜひ味わってみてください。

■ぽてちゅう
・URL: https://potechu.jp/

沖縄離島好き垂涎の幻の酒。波照間島の「泡波」

生産量が少ない希少な島の泡盛「泡波」

日本の有人離島の最南端。島好きなら一度は行きたいと願う島が、波照間島(はてるまじま)。ここに、幻の酒と称される島の酒があります。

波照間島の集落にある「波照間酒造」で造られている「泡波(あわなみ)」こそが、そのお酒。家族でほぼ全ての工程を手作業で行うため出荷本数が少なく、潤沢に島外に出回らないという代物。島の行事ごとには欠かせない泡盛で、現在3代目がその酒造りを継いでいます。

かつては、波照間島に行ってもなかなか手に入らないという時期もありましたが、現在は、波照間酒造の売店などで購入が可能。島へ渡れば、居酒屋でオーダーすることもできます。

泡波は若さみなぎる泡盛らしい泡盛。すっきりかつキリッとした味わいは、暑い島の気候によく似合う!インタビューをさせていただいたときに、三代目ご自身のおすすめは「7:3の水割り」ということでした。お試しあれ。

今回ご紹介しているお酒の中でも最も入手のハードルが高く、ホームページからのお取り寄せはできません。どうしても欲しいという方は、ネットショップなどで探してみてくださいね。

■泡波
・URL: http://awanami.net/

沖縄離島の酒のとっておき情報ならこの2冊!

地球の歩き方JAPAN 島旅 たけとみの島々

沖縄の離島の酒のサイドストーリーをもっと知りたいという人に、ぜひ参考にしてほしいのが『地球の歩き方JAPAN 島旅 沖縄本島周辺離島15』と、『地球の歩き方JAPAN 島旅 たけとみの島々』。日本中の島を紹介する『地球の歩き方JAPAN 島旅』シリーズの2冊です。

今回ご紹介している島の酒の詳しい情報や、作り手のインタビューなども掲載されています。

沖縄の離島の基本情報や遊び方、見どころから島の文化までわかりやすくまとめられているほか、旅の計画の参考になるモデルプランも充実。島旅ビギナーもリピーターも大満足の内容となっています。お家時間で島旅気分を感じてくださいね!

■地球の歩き方JAPAN島旅「たけとみの島々」
・URL: https://www.arukikata.co.jp/shimatabi/18_taketomi.html


TEXT:稲嶺 恭子

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地球の歩き方編集室
定価:1,650円(税込)
発行年月: 2021年01月
判型/造本:A5変並製
頁数:128
ISBN:978-4-05-801488-2

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