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世界に1店だけ!ネットショップを書店形式に戻したアマゾン・ブックス

2016年01月26日

思いのほかクラシックなたたずまいの外装

アマゾンが去年の11月にオープンしたリアル書店、アマゾン・ブックスをご紹介します。消費者として便利に利用しつつ、それがゆえに街かどの書店やチェーン店などを次々に閉店に追い込んだとも言われるアマゾン。今さら…と言われつつ、開店初日は時間入れ替え制にするほどの盛況ぶりでした。その外観ですが、ネットビジネスにしては意外なほどレトロなレンガ調で、原点回帰だろうかと、こちらも評判になりました。

店内は見まわしたところ特に変わった様子もなく、ごく普通の、アメリカにしては小さめの書店に見えたのですが、

ごくごく普通の本屋に見えますが…
よく見ると全ての本が平積み、もしくは書棚に表紙側を向けて並べてあります。普通に背表紙を向けて置いてある本は1冊もありません。これは、アマゾンのサイトを見る時の様子を再現しているのだそうです。


全ての本が表紙を向けてある本棚

そしてもう1つ、個々の本には数行の内容説明があるだけで価格表示がありません。

アマゾンでお買い物をする方には経験があるかもしれませんが、サイト上での価格は常に変動しています。品物をすぐ買い上げずに保存しておいて数日後、早い時に数時間後には値段が上下していることがあります。需要と供給、在庫その他の要素で変動しているということです。

それで店内のあちこちに「店内価格はサイト上と同じです」というポスターが掲げられています。

「店内価格はサイト上と同じです」と書かれています

その本のその時点での値段を知るには店内各所に設置されているプライスチェッカーに本のバーコードをかざすか、お手持ちのスマートフォンでサイトにアクセス、もしくはアマゾン・アプリがあればそれでチェック、ということになります。

値段の確認はバーコードをプライスチェッカーで読み取って
またはアマゾンのアプリでチェック
また店の真ん中のカウンターではアマゾンの最新デバイスをお試しできるようになっていて、カスタマーサービス・デスクもあり、店員に直接質問ができるようになっています。
もちろん書店ですから、直接質問が出来るのが当たり前ですが、メールでのやり取りがメインのアマゾンで人と話ができるというのは、何となく不思議な気持ちがします。


タブレット端末も自由にお試しできます
もちろん子供用のタブレットも
端末ディスプレイ脇のカウンターで色々質問ができます

よくよく見ると書架の上の方には在庫本が背表紙を向けて収納されており、なんだかやっと安心しました。

天井近くの在庫棚の本は普通に背表紙を見せていました

また店内の片側、ショッピングモール側に面している壁一面が大きな窓になっていてベンチが設えられていて、のんびりと読書ができるようになっています。

店内片側一面がベンチになっていて、ずっと読書していられます

全体的な感想としては、アマゾンの出店というよりはアンテナショップ色が濃いという気がします。当たり前のことですがネット上の在庫の方が多いですし、開店当時のメディアのレビューでも、探している本を聞きに行っても店内になくて、「書店の店員というよりはネットで購入して下さいという案内係のよう」と書かれたりもしていました。

でも、特に目的もなくぶらりと本屋に入って並んでいる本を何となく手に取り、思いがけないものを発見して購入というのが好きな人には素敵な場所だと思います。

ところでレジのカウンターが妙にスッキリしていたので念のため確認しましたら、現金や小切手でのお会計は扱っていないそうで、クレジットカードでお願いしますとのことです。ビザカードかマスターカードの提携のものなら外国で発行されたカードでも使えるということでした。

今後は他にも出店するかどうか分かりませんが、今の所たった一つのアマゾンの本屋さんということで、話のタネにも是非お勧めしたいお店です。

【データ】
名称:アマゾン・ブックス(Amazon Books)
住所:University Village, 4601 26th Ave NE, Seattle 98105
Tel:206-524-0715
営業時間:月~土曜日(9:30~21:00)、日曜日(11:00~18:00)
公式サイト


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