【読者プレゼント】映画『モロッコ、彼女たちの朝』8月13日から全国公開!
『モロッコ、彼女たちの朝』が2021年8月13日(金)からTOHOシネマズ シャンテなどで全国公開になります。公開を記念して、抽選で5組10名様に渋谷・ユーロライブでのトークイベント付き特別試写会(7月27日[火])をプレゼント! 応募方法とともに本作の内容を紹介します。
女性監督初のアカデミー賞モロッコ代表に選ばれた『モロッコ、彼女たちの朝』
地中海に面する北アフリカのモロッコは、これまでも『知りすぎていた男』(1956)『シェルタリング・スカイ』(1990)など多くの名画の舞台となってきましたが、それらは外国人がモロッコを訪れる設定で描かれた作品でした。本作はモロッコで暮らすふたりの女性が主人公。モロッコ製作の長編劇映画としては、日本で初めての劇場公開作品となります。
入り組んだ旧市街(メディナ)の住居にカメラが入り込み、映画ではたくさんのクッションで飾られたソファや、色鮮やかなタイルが張り巡らされたリビング、地元民が利用する共同窯など、旧市街の奥でひっそりと営まれる庶民の生活を見ることができます。
また、劇中で作られる焼きたてのパンとスイーツにも注目! モロッコの主食はパンということもあり、さまざまなパンが登場します。ご飯のような存在の丸いホブスにハルシャ、軽食のムスンメン、お祭りで食べるガゼルホーンやフッカス、物語のキーを握るルジザなど……。生地を滑らかにこねあげて成形する官能的な手つきに、揺れる感情を練り込む演出も見逃せません。
悲しみと諦めにとらわれていたふたりの女性が新しい道へと踏み出す物語を紡いだのは、マリヤム・トゥザニ監督。大学卒業後に家族で世話をした未婚の妊婦との思い出をもとに本作を作り上げたといいます。その妊婦は、妊娠したとたんに結婚を約束していた相手に逃げられ、家族や友達に秘密で出産を決意しました。それでも、“普通”の女性に戻るために出産したらすぐに養子に出す、そう覚悟していたはずの彼女が、湧き上がる母性と厳しい現実の間で葛藤する姿が、若き日の監督の心に焼きついたといいます。
STORY
臨月のお腹を抱えてカサブランカの路地をさまようサミア(ニスリン・エラディ)。イスラーム社会では未婚の母はタブーとされています。
ある晩、路上で眠る仕事も住まいも失ったサミアを家に招き入れたのは、小さなパン屋を営むアブラ(ルブナ・アザバル)でした。アブラは夫の死後、幼い娘との生活を守るために、心を閉ざして働き続けてきました。
パン作りが得意でおしゃれ好きなサミアの登場は、孤独だった親子の生活に光をもたらします。商売は波に乗り、町なかが祭りの興奮に包まれたある日、サミアに陣痛が始まります。生まれくる子供の幸せを願い、養子に出すと覚悟していた彼女でしたが……。
■モロッコ、彼女たちの朝
・上映: 2021年8月13日(金)からTOHOシネマズ シャンテほかにて全国公開
・URL: https://longride.jp/morocco-asa/
・監督・脚本: マリヤム・トゥザニ(長編初監督)
・出演: ルブナ・アザバル『灼熱の魂』『テルアビブ・オン・ファイア』、ニスリン・エラディ ほか
・製作・共同脚本: ナビール・アユーシュ『アリ・ザウア』
・詳細: 2019年/モロッコ、フランス、ベルギー、カタール/アラビア語/101分/1.85ビスタ/カラー/5.1ch/英題:ADAM/日本語字幕:原田りえ
提供:ニューセレクト、ロングライド 配給:ロングライド
©︎ Ali n' Productions – Les Films du Nouveau Monde – Artémis Productions
読者プレゼントのお知らせ
応募フォームから応募いただいた方の中から5組10名様に、7月27日(火)に開催するトークイベント付き特別試写会をプレゼントします! ふるってご応募ください。
【読者プレゼント:『モロッコ、彼女たちの朝』のトークイベント付き特別試写会・プレゼント】
・応募締切: 受付中~2021年7月15日(木)23:59
・内容: 5組10名様に映画『モロッコ、彼女たちの朝』のトークイベント付き特別試写会をプレゼント
・上映日: 2021年7月27日(火)18:00開場/18:30開映 (上映時間 101 分 、上映後にトークイベントを予定)
・場所: ユーロライブ(渋谷区円山町15 KINOHAUS 2階)
・ゲスト(予定): 小川歩美さん(モロッコ料理 エンリケマルエコス オーナーシェフ)
・応募方法: 下記の応募フォームよりご応募ください
・当選者の発表: 発送をもってかえさせていただきます
・応募フォーム: https://form.arukikata.co.jp/TWAS_FORM/?UserID=arukikata&formid=690
※感染症対策のため、座席数を減らしての案内となります。来場の際および上映中は必ずマスクを着用ください。咳や発熱など、体調に不安がある場合は来場をお控えください。 緊急事態宣言の状況によっては中止となる場合があります。あらかじめご了承ください。
地球の歩き方『モロッコ』
映画では旧市街が舞台ですが、カサブランカは北アフリカのマグレブ諸国のなかでも大きな経済都市として知られています。高層ビルや交通渋滞など、都会的な風景が広がります。近代都市としての側面と古いモロッコ文化を色濃く残す町、どちらも楽しめるのがカサブランカ観光のいいところです。
古い城壁で囲まれたメディナは、さまざまな商店がならび地元民の活気でにぎわう町です。きれいに整備された町は旅先としてもおすすめです。
地球の歩き方のモロッコ編は、“迷宮都市マラケシュやフェズの旧市街で迷い歩き”や“スークでキュートなモロッコ雑貨を買う”など、憧れのモロッコでいろんな体験がしたい! そんなよくばりさんも大満足できる情報盛りだくさんのモロッコ鉄板ガイドです。
■地球の歩き方 ガイドブック E07 モロッコ
・URL: https://hon.gakken.jp/book/2080137900
『モロッコ、彼女たちの朝』を鑑賞して、モロッコ旅気分を味わってみませんか。
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★最新情報を確認してください
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した映画・イベントにおいて、公開日・上映館の変更、中止・延期の可能性があります。最新情報は、公式ウェブサイト(URL)などで確認してください。
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※当記事は、2021年6月30日現在のものです
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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