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【フェスレポート】北欧最大級の野外フェスティバル「Roskilde Festival」の魅力

2020年01月19日

メインのOrange Stageにて ©Bo Jensen

毎年初夏にデンマークのロスキレ(Roskilde)で、世界中の音楽好きが集まる野外フェスティバルが行われます。1971年から続く伝統あるフェスとして地元ならず世界中から愛されています。知る人ぞ知る北欧最大級の野外音楽フェス、ロスキレ・フェスティバルについて紹介します。

ロスキレ・フェスティバルとは?

開演直後はお祭り騒ぎ ©WWW.MICKFRIIS.DK

1971年からつづくロスキレ・フェスティバル(以下、ロスキレフェス)は、2020年の開催で50周年を迎えます。ロスキレフェスの特筆すべき点は毎年豪華なバンドやアーティストのラインナップだけではなく、1972年以来、人道的・文化的な活動を支持することを目的としたNPOが開催していることです。

ロスキレフェスが始まった1971年から、ロスキレフェスを開催するNPOは3億8500万DKK(5100万ユーロ)を超える募金を生み出しているそう。毎年この団体は、人道的および文化的な活動に寄付するための資金を生成する目的でロスキレフェスを開催していると発表しています。音楽を通じて、人道的・文化的な活動を支援する姿勢がデンマークを表現しているなと感じました。

「ロスキレフェス2019」は、2019年6月29日から7月6日までの8日間開催されました。筆者が参加したのは4日間でしたが、多くのデンマーク人は8日間を仲間とともに過ごすそう。そこで培われるものは音楽やチャリティ精神で、親から子供の世代に引き継がれているそうです。

魅力その1:コペンハーゲンからのアクセスが良好!

ロスキレ駅の案内板。終電も12時過ぎまである

ロスキレフェスに参加する人の大半は会場にあるキャンプエリアで過ごしますが、日帰りの観客にとってもある利点があります。それは、ロスキレフェス会場の最寄り駅のロスキレ駅がコペンハーゲン中央駅から電車で約30分というアクセスの良さにあるということ。

筆者はコペンハーゲンの郊外から4日間通いましたが、始発も朝5時くらいから終電も12時過ぎまであるので、お目当てのアーティストのライブを見終えるとサッと電車に乗って宿に帰ることができました。ただ、一日中ライブ演奏があるので、ロスキレに1週間以上いるのであればロスキレ近郊の宿を探すかキャンプエリアに宿泊することもおすすめします。ロスキレ駅から会場まではシャトルバスやタクシーがありますが、徒歩だと15分から20分ほどかかります。

魅力その2:元祖フェス飯!豊かでサステナブルなフードコート

コペンハーゲンに店舗を持つ日本食レストランの「KUMA」

8日間のロスキレフェスとなると食事も気になるはず。飲食は持ち込み自由で、ロスキレ駅にもスーパーがあるのでスナックやサンドイッチなどを持ち込むことができます。ビールも種類が豊富で安いため、それらを持ち込んでキャンプサイトで飲む参加者を多数見かけました。また、フェス中に楽しんでもらいたいのが、フェス飯。昼時になると会場内の多くのフードコートが列をなしていました。

フードトラックにて。ヴィーガン対応のホットドックも!
デンマークならではの野菜たっぷりなホットドッグは腹持ちも◎

アイスクリームから作るミルクシェイク店や和食、タイ料理、インド料理と多彩な料理がフェスを彩っていました。おすすめはデンマークのソウルフードのホットドックをビールとともに。

長時間を屋外で、なおかつ夏でも寒暖差の激しいデンマークの天気では、温かい食べ物が食べたくなります。「Zahida」のカレーは、筆者が最近食べたカレーの中でもダントツでおいしかったです。

フードコート内にあった人気のカレー店「Zahida」
味に深みがある「Zahida」のカレーで元気をチャージ

魅力その3:どこまでのフレンドリーな雰囲気がフェス初心者とリピーターを魅了

メインステージのライブの様子 ©Mia Dernoff

筆者はこれまで日本やアメリカ、香港で野外フェスを楽しんできましたが、ロスキレフェスはほかのフェスに比べて自由が多い気がしました。飲食の持ち込みに関する規制が比較的緩やかで、好きなところでいつでも食事ができます。

なんといってもロスキレフェスを支えているのはデンマーク国内だけではなく、世界中から集まった3万人ものボランティアの人たちであるということ。ボランティアも観客と変わらずロスキレフェスを思いっきり楽しんでいるようでした。残念ながら、日本のフェスのようなゴミは各自で持ち帰りましょうという風潮がないようで、ひとつのバンドアクトが終わると会場はゴミだらけになるのですが、次のライブが始まる前にはボランティアスタッフがすべて片付けて綺麗な状態に! これには驚きました(各自がゴミを捨てればいいのではと思ってしまいますが)。

キャンプサイトは、フェス終盤になると決してクリーンな雰囲気とはいえませんが、会場からあふれてくる観客の盛り上がりを感じられ、世界中のロスキレフェスファンが心から楽しんでいるのだな、と実感できました。

どこまでも続く広大なキャンプサイト
深夜になっても空が真っ暗にならない

初夏にデンマークを訪れたら、デンマークの観光とともにロスキレフェスへの参加に挑戦してみてはいかがでしょうか?

■Roskilde Festival(ロスキレ フェスティバル)
・開催予定: 2020年6月27日〜7月4日
・URL: https://www.roskilde-festival.dk/en/

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