パリ最古のアーケード街 パッサージュ・デ・パノラマを楽しもう

公開日 : 2015年08月28日
最終更新 :
パッサージュ入口
パッサージュ入口

エッフェル塔や凱旋門などモニュメント巡りも楽しいですが、パリ観光で忘れてはならないのが街歩き。市内各所にある屋根付きアーケード街「パッサージュ」は、外せないスポットです。

パリで最も歴史のあるパッサージュ

パリで最も歴史のあるパッサージュ

その中でも「パッサージュ・デ・パノラマ」はパリで最も歴史のあるパッサージュ。ビストロやカフェ、切手商、雑貨店など、「食べる」「飲む」「買う」「見る」をすべて満たしてくれる場所なのです。さあ、中に入ってみましょう!


どの看板も雰囲気あるつくり
どの看板も雰囲気あるつくり

まず最初に飛び込んでくるのが「ヴィクトリア・ステーション(Victoria Station)」というレストラン。ここは、かつての豪華列車の車内をイメージした内装のレストランです。それぞれのテーブルが車両のコンパートメントのようになっています。

様々な切手がずらり
様々な切手がずらり

ヴィクトリア・ステーションを抜けると目に飛び込んでくるのがカフェ、そして切手商。パッサージュ・デ・パノラマは切手商が集まる通りとしても有名で、お値打ちな値段で買えるものもあるため、パリ記念のお土産にぴったりです。

たくさんの商品から好みのものを探すのも楽しい
たくさんの商品から好みのものを探すのも楽しい

ビストロもいくつかあります。ここのパッサージュの良さは、とても庶民的だというところ。肩肘張らずに入れるお店が連なっています。もちろん値段も安めです。


日本びいきのお店も!

日本びいきのお店も!
小さな商店がずらりと並ぶ

木目と赤のチェックがかわいいビストロ「バー・デ・ヴァリエテ(Bar des Varietes)」の隣にある雑貨店「ローラン・メスマー(Laurent MESSMER)」は、パッサージュ・デ・パノラマにある商店組合の会長さんのお店。日本びいきで、店内には日本の美術品も飾られています。

じつはこのパッサージュ・デ・パノラマ、今年、名古屋にある円頓寺商店街と姉妹提携をしました。それを記念して、今夏の音楽の祭日(Fête de la Musique)日には、日本の夏祭りも行われました。

こんな空想上の剥製も!
こんな空想上の剥製も!

パッサージュ自体は庶民的ですが、ミシュランガイドで2つ星を取ったレストラン「パッサージュ53(passage53)」も入っています。ここをお目当てに同パッサージュを訪れる人も多いのでは? 加えてパッサージュ53が出す餃子専門店「ギョウザ・バー(Gyoza Bar)」や、グルテンフリーのレストラン「ノグル(Noglu)」もあります。その他にも個性的なカフェやレストラン、バーが並んでいます。

楽しみ方によっては何時間でもいられるパッサージュ・デ・パノラマ。パリ観光の1つに加えない手はないですね!


筆者

フランス特派員

守隨 亨延

パリ在住ジャーナリスト(フランス外務省発行記者証所持)。渡航経験は欧州を中心に約60カ国800都市です。

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