ルイ14世崩御から300年、ヴェルサイユの庭園散策なら断然この曜日!
今更説明の必要がないヴェルサイユ。ルイ13世の頃から王家が滞在していましたが、今の豪奢な造りになったのは、太陽王と呼ばれるルイ14世の時代のことです。
60年余りの治世の間に、何度も増改築を繰り返してできたヴェルサイユの庭園は850ヘクタール近くの広さ。当時最高の技術を持っていたフランスやイタリアの技術者や芸術家を呼び寄せ、それぞれテーマのある噴水を55カ所、そのための運河や貯水池なども一から築きあげました。
フランスの庭園の散策は、なんといっても夏がお薦め。日本と比べて湿気が低い分、木陰の風も爽やかです。
ということで、この季節、ヴェルサイユの噴水庭園を満喫したい方。
訪れるなら断然、火曜or土曜or日曜です!というのも、これらの曜日には、それぞれ噴水ショーが予定されているのです。
11月10日までの火曜日は、10:00~18:30まで庭園には、17世紀の音楽が流れます。多くの噴水から、11:00~12:00と14:30~16:00に水が放たれます。また鏡の池(Bassin du Miroir)では、10:00~18:30の間10分おきに水が噴出されます。
土曜と日曜の放水は11:00~12:00と15:30~17:00。鏡の池の10分おきの噴水ももちろん見られます。それに加え、17:20には、ネプチューンの池(Bassin de Neptune)の噴水ショーが見られます。
夏の間は、土曜の夜の噴水ショーも企画されています。9月までの毎週土曜20:30からのショーは、レーザーの光と花火つきの盛大なもの。
夜の噴水ショーに先立って、ヴェルサイユ宮殿の鏡の間では、17世紀の貴族の装束を身に着けた男女によるバロック音楽の演舞も披露されます。
こちらは、18:30~19:50まで5回に分けて、それぞれ40分の公演です。
この夏フランスへいらっしゃるみなさん、ヴェルサイユ観光の際は、ぜひとも庭園鑑賞をお忘れなく!
ヴェルサイユ宮殿
住所:Château de Versailles – Place d’Armes – 78000 Versailles
URL:www.chateauversailles-spectacles.fr/spectacles/2015/les-grandes-eaux-de-versailles
パリからの行き方
(1) RER C線ヴェルサイユ宮殿左岸(Versailles Château-Rive Gauche)行き、ヴェルサイユ宮殿左岸(Versailles Château-Rive Gauche)駅下車。
(2) SNCF(フランス国鉄)パリ・モンパルナス駅からランブイエ(Rambouillet)行き、ヴェルサイユ・シャンティエ(Versailles Chantiers)駅下車。
(3) SNCF(フランス国鉄)パリ・サンラザール駅からヴェルサイユ右岸(Versailles Rive Droite)行き、ヴェルサイユ右岸(Versailles Rive Droite)駅下車。
料金:
火曜9:00~18:30【音楽庭園(Les Jardins Musicaux)】:大人8€
土・日9:00~18:30【音楽と大噴水(Les Grandes Eaux Musicales)】大人9€
土曜20 :30~【夜の大噴水(Les Grandes Eaux Nocturnes)】大人24€
土曜18 :30~19 :50【17世紀舞踏会(La Sérénade Royale)】大人17€
(2015/07/03)
筆者
フランス特派員
冠 ゆき
1994年より海外生活。これでに訪れた国は約40ヵ国。フランスと世界のあれこれを切り取り日本に紹介しています。
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