【旅行・読書好きにおすすめ】ウェス・アンダーソン最新映画『フレンチ・ディスパッチ』

公開日 : 2022年01月10日
最終更新 :
なかなか見ることができないヒゲ姿のティモシー・シャラメも登場
なかなか見ることができないヒゲ姿のティモシー・シャラメも登場

映画『グランド・ブダペスト・ホテル』でアカデミー賞4部門を受賞したことでも知られる、 ウェス・アンダーソン監督待望の最新作『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』が、2022年1月28日(金)より全国公開になります。その見どころや舞台となった町を紹介します。

雑誌の特集で構成される物語はノンストップで展開

雑誌の特集で構成される物語はノンストップで展開
アニメーションやイラストも巧みに折り込まれている本作

ウェス・アンダーソン監督の記念すべき長編第10作目を飾る最新作の舞台は、20世紀フランスの架空の町にある『フレンチ・ディスパッチ』誌の編集部です。一癖も二癖もある才能豊かな記者たちが活躍し、国際問題からアート、ファッションから美食にいたるまで深く斬り込んだ唯一無二の記事で人気を獲得しています。
ところが、編集長が仕事中に急死、遺言によって廃刊が決まってしまう事態に……。果たして、何が飛び出すかわからない追悼号にして最終号の、思いがけないほどおかしく、泣ける、その全貌とは──?

編集長室に集まる記者たち
編集長室に集まる記者たち

本作は、10月に北米でひと足早く公開を迎え、オープニング週末の館アベレージで2万5939ドルを叩き出し(※boxoffice mojo調べ)、コロナ禍以降過去18ヵ月で初の圧倒的な新記録を樹立。特にコロナ禍以降、不振にあえいでいたアート系映画館にとっては、待望の超特大ヒットとなり、ウェス・アンダーソン監督作品への熱狂的な支持と、興行力の強さを証明する結果となりました。

豪華キャストが勢揃い。主要キャスト以外も目が離せない

豪華キャストが勢揃い。主要キャスト以外も目が離せない
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にも出演していたベニチオ・デル・トロ。本作での役どころは、服役中の天才画家

個性豊かな役を演じる俳優たちは驚くほど豪華。編集長を演じるのはビル・マーレイ。記者には、フランシス・マクドーマンド、ジェフリー・ライト、オーウェン・ウィルソン、取材対象になるベニチオ・デル・トロ、ティモシー・シャラメ、エイドリアン・ブロディなど、アカデミー賞常連俳優から注目の若手まで、多彩な顔ぶれで1本の映画とは思えないほどの充実感を味わえます。
画面のいたるところにウェス・アンダーソンらしいユニークな演出が散りばめられているので、複数回見ても新たな発見があるかもしれません。

2021年の『ノマドランド』でアカデミー主演女優賞にも輝いたフランシス・マクドーマンド。本作では高潔なジャーナリストを演じる
2021年の『ノマドランド』でアカデミー主演女優賞にも輝いたフランシス・マクドーマンド。本作では高潔なジャーナリストを演じる

劇中に登場する『フレンチ・ディスパッチ』誌の表紙イラストをてがけたデザイナーによるデジタル特典がついたムビチケも発売。来年の公開が待ち遠しい!

■映画『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』
・監督・脚本: ウェス・アンダーソン(『グランド・ブダペスト・ホテル』2014年、『犬ヶ島』2018年 ほか)
・上映: 2022年1月28日(金)から 全国公開
・キャスト: ベニチオ・デル・トロ、エイドリアン・ブロディ、ティルダ・スウィントン、レア・セドゥ、フランシス・マクドーマンド、ティモシー・シャラメ、リナ・クードリ、ジェフリー・ライト、マチュー・アマルリック、スティーヴン・パーク、ビル・マーレイ、オーウェン・ウィルソン、クリストフ・ヴァルツ、エドワード・ノートン、ジェイソン・シュワルツマン、アンジェリカ・ヒューストン ほか
・全米公開: 2021年10月22日
・配給: ウォルト・ディズニー・ジャパン
・URL: https://searchlightpictures.jp
・Facebook: https://www.facebook.com/SearchlightJPN/ 
・Twitter: https://twitter.com/SsearchlightJPN
・Instagram: https://www.instagram.com/SearchlightJPN/
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映画の舞台となった町「アングレーム」

映画の舞台となった町「アングレーム」
『フレンチ・ディスパッチ』誌を発行している新聞社「カンザス・イヴニング・サン」

本作に登場する架空の町アンニュイ=シュール=ブラゼ。この舞台となったのがフランス・南西部のシャラント県に位置するアングレーム。ヨーロッパ最大の漫画祭である「アングレーム国際漫画祭」が開かれることでも知られています。
曲がりくねった道や階段、交差する陸橋など、劇中で自転車や車がコミカルに疾走する際にたびたび登場します。フランス旅行でその独特な雰囲気を感じてみませんか?

地球の歩き方ガイドブック
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≫≫≫(関連記事)「アカデミー賞、主要6部門ノミネート!アメリカ西部が舞台のロードムービー『ノマドランド』が3月26日公開」の記事はこちら

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※当記事は、2021年12月17日現在のものです

筆者

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