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ジョージアのアチャラ地域に昔から口承で伝わる物語。自然と人との神秘なる交感。映画『聖なる泉の少女』

2019年08月01日

映画『聖なる泉の少女』

『聖なる泉の少女』はジョージアのアチャラ地域に昔から口承で伝わってきた物語に基づいた作品。「むかしむかし、泉の水で人々の傷を癒していた娘がいました。いつしか彼女は他の人々のように暮らしたいと願い、自らの力を厭うようになりました。そしてある日…」古代の信仰の世界を通して、人と風土の内面的な絆の深さ、そこから生まれる神話的世界を描く『聖なる泉の少女』が、2019年8月24日(土)より、岩波ホールにてロードショー、全国順次公開となります。

映画『聖なる泉の少女』ストーリー

映画『聖なる泉の少女』ストーリー

【ストーリー】
『聖なる泉の少女』は、ジョージアの南西部、トルコとの国境を接するアチャラ地方の山深い村が舞台である。村には人々の心身の傷を癒してきた聖なる泉があり、先祖代々、泉を守り、水による治療を司ってきた家族がいた。儀礼を行う父親は老い、三人の息子はそれぞれ、キリスト教の一派であるジョージア正教の神父、イスラム教の聖職者、そして、無神論の科学者に、と生きる道が異なっていた。

そして父親は一家の使命を娘のツィナメ(愛称ナーメ)に継がせようとしていた。その宿命に思い悩むナメ。彼女は村を訪れた青年に淡い恋心を抱き、他の娘のように自由に生きることに憧れる。

一方で川の上流に水力発電所が建設され、少しずつ、山の水に影響を及ぼしていた。そして父とナメは泉の変化に気づくのだった…。

という、アチャラ地域に昔から口承で伝わってきた物語です。

霧に包まれた森と湖に描かれる、太古から語り継がれた物語

「聖なる泉の少女」は、この地方で昔から口承で伝わってきた物語を元にしています。――むかしむかし、泉の水で人々の傷を癒していた娘がいました。いつしか彼女は普通の人のように暮らしたいと願い、自らの力を厭うようになりました。そして、ある日、力の源だった泉の魚を解き放って、普通の人々の生活に帰っていきました――。

霧に包まれた森と湖、美しく幽玄な自然を映した詩的映像、その清冽で限りなく静謐な世界。そこに映し出される太古から語り継がれた物語――本作は、古代の信仰の世界をとおして、人と風土の内面的な絆の深さ、そこから生まれた神話的世界を描いています。そして、泉の水による傷の治療、息を吹きかけて松明を灯す儀式など、自然と人の霊的な交感を描き、心の世界を置き去りにした今日の物質文明に対して異議を投げかけています。

3000年の歴史をもつジョージア(グルジア)

3000年の歴史をもつジョージア(グルジア)

ジョージア(グルジア)は3000年の歴史をもつといわれ、東西交易の要所だったため、他国の侵略を絶え間なく受けてきました。現代のジョージアの主な宗教はジョージア正教(キリスト教)。本作の舞台は黒海に面した西部のアチャラ地方。西ジョージアはかつてコルキスと呼ばれ、紀元前5世紀にギリシア、その後もローマ帝国など、数々の国の影響を受けてきました。9世紀にジョージア王国に組み込まれますが、侵略は続き、特に16世紀以降のオスマン帝国との抗争により、この地にはイスラム教徒のジョージア人が多く暮らしています。

公開情報

公開情報

自然と人との霊的な交感を描き、心の世界を置き去りにした今日の物質文明に異議を投げかける本作は、2019年8月24日(土)より、岩波ホールにてロードショー、全国順次公開となります。

■『聖なる泉の少女』
2019年8月24日(土)より、岩波ホールにてロードショー、全国順次公開
URL:https://namme-film.com/
ジョージア(グルジア)・リトアニア合作/2017年/91分/1:2.35/ジョージア語/原題:NAMME
配給:パンドラ/宣伝デザイン:プランニングOM/宣伝パブリシティ:スリーピン/協力:はらだたけひで/後援:在日ジョージア大使館

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