映画『幸せの答え合わせ』が6月4日から全国公開!家族のリスタートを描く感動作

公開日 : 2021年05月12日
最終更新 :
絶景のホープ・ギャップをバックに考え込むグレース(アネット・ベニングさん)© Immersiverse Limited 2018
絶景のホープ・ギャップをバックに考え込むグレース(アネット・ベニングさん)© Immersiverse Limited 2018

3人のゴールデングローブ賞受賞俳優たちが紡ぎ出す、ほろ苦くあたたかい家族のリスタートの物語。映画『幸せの答え合わせ』が2021年6月4日(金)から全国公開予定です。ロケ地の雄大な景色が広がるイギリスの「ホープ・ギャップ」とともに紹介します。

幸せの答え合わせ

幸せの答え合わせ
長年連れ添った夫婦の未来は── © Immersiverse Limited 2018

29年間連れ添った夫からのまさかの離婚宣言。家族それぞれのリスタートの先に輝く光とは──?

アメリカの大女優アネット・ベニングさんと、イギリスが誇る演技派俳優のビル・ナイさんが結婚29年目に突然、夫から別れを切り出す夫婦を演じます。彼らの間で揺れ動くひとり息子役を演じるのは、人気急上昇中のイギリス若手スター、ジョシュ・オコナーさんです。

『グラディエーター』でアカデミー賞?脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンさんが、自身の両親との実体験をもとに脚本を書き上げ、自ら監督も手がけました。可笑しみと切なさの間を行ったり来たりする家族のリアルな台詞には、共感せずにはいられないでしょう。夫のまさかの離婚宣言から始まった家族それぞれのリスタートが、人は何があっても光の差す方へ必ずまた歩き出せると教えてくれる感動作です。

【STORY】
イギリス南部の海辺の町シーフォード。近くの崖下には「ホープ・ギャップ」と呼ばれる入り江が広がり、美しい景色が散策する者たちの心を癒やしてくれます。

この町で暮らすグレースとエドワードは、もうすぐ結婚29周年を迎えようとしていました。仕事を引退したグレースは詩集の作成に時間を費やし、エドワードは高校で教師をしています。

独立して家を出たひとり息子のジェイミーが久しぶりに帰郷した週末、エドワードは突然、「家を出て行く」と、グレースに別れを告げます。その理由を聞いて耳を疑うグレースとジェイミー。絶望と怒りに支配される母を支えるジェイミーも、この出来事で自身の生き方や人間関係を見つめ直していきます。
そして3人それぞれの痛みは、思いもしなかった明日を連れて来きます──。

イギリス南部のホープ・ギャップ

イギリス南部のホープ・ギャップ
登場人物の心情を映し出す「ホープ・ギャップ」 © Immersiverse Limited 2018

本作の舞台となっているのが、イギリス南部の海辺の小さな町シーフォード。映画の原題(Hope Gap)にもなっている「ホープ・ギャップ」と呼ばれる巨大な崖がそびえ立ち、入り江が広がる雄大な景色は、本作の4人目の主人公とも呼べる不可欠な存在です。

ビーチ沿いで語らう親子 © Immersiverse Limited 2018
ビーチ沿いで語らう親子 © Immersiverse Limited 2018

ロケーションに強いこだわりのあったウィリアム・ニコルソン監督はホープ・ギャップを選んだ理由についてこう語ります。
「細長で幅の広いフレームを持つアナモフィックレンズで撮影することにしたので、長くてまっすぐなラインとひと気のない景色が必要だったんだ。この整った、力強い、落ち着いた風景が、登場人物たちが放つ感情を支える枠組みになってくれる」

主演のアネット・ベニングさんは映画にとってのホープ・ギャップの役割についてこう説明しています。
「壮大な自然に囲まれていたけれど、町自体はとても小さくて、それが映画をとてもよく象徴していると思ったわ。あの場所とあの町の特徴が、物語の中でどんな役割を果たしているかというのが、非常に大きな意味を持つの。崖の上に立って下を見ながら、『私が生涯見てきた中で、一番美しい場所だわ』と思うことが何回もあった。この場所が舞台であることは物語の核であり重要なこと。特別な場所だった」

海に沿って続く白く美しい崖 © Immersiverse Limited 2018
海に沿って続く白く美しい崖 © Immersiverse Limited 2018

そのホープ・ギャップの風景を見事にカメラに収めたのは、ウィリアム監督が「これだけ見事なビジュアルが完成したのは、僕というよりは彼女のおかげだよ」と絶賛する、撮影監督のアンナ・ヴェルデズ=ハンクスさん。
彼女は「映像を単純化することで、物語の力と純度を上げた。この作品は会話が多いからこそ、どうすれば人間の顔をひとつの風景として見立てることができるかということについて監督とよく話し合った」といいます。

ぜひ、登場人物たちの心情を映し出し、息を飲むほど美しいホープ・ギャップの風景を映画館の大きなスクリーンで堪能してください!
『幸せの答え合わせ』は、6月4日(金)からキノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川髙島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか、全国で順次公開予定です。

第44回トロント国際映画祭正式出品作 © Immersiverse Limited 2018
第44回トロント国際映画祭正式出品作 © Immersiverse Limited 2018

■幸せの答え合わせ
・上映: 2021年6月4日(金)からキノシネマ横浜みなとみらい・立川・天神ほか全国順次公開予定
・監督・脚本: ウィリアム・ニコルソン
・出演: アネット・ベニング、ビル・ナイ、ジョシュ・オコナー
2018年/イギリス/英語/カラー/スコープサイズ/DCP/5.1ch/100分/原題:Hope Gap/レイティング/G/字幕翻訳:川喜多綾子/提供:木下グループ/配給:キノシネマ
・URL: https://movie.kinocinema.jp/works/hopegap

映画館でイギリスの絶景と、上質な家族の物語を楽しんでみませんか。

≫≫≫(関連記事)「イギリスの白亜絶壁パワースポット『セブン・シスターズ』から眺める絶景がスゴイ!!」の記事はこちら

・・・・・・・・・・・・・・
★最新情報を確認してください
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した映画において、上映日の延期・中止の可能性があります。最新情報は、公式ウェブサイト(URL)などで確認してください。
・・・・・・・・・・・・・・

※当記事は、2021年4月30日現在のものです

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。