クラシック・ファンに耳寄り裏ワザ!無料で演奏会を聴けるバービカン

公開日 : 2015年09月29日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子
コンクリート打ち放しに代表されるネオ・ブルータリズム建築様式
コンクリート打ち放しに代表されるネオ・ブルータリズム建築様式

ロンドン金融街・シティの一角にあるバービカン・センター。第二次世界大戦で爆撃された地区を再開発して、エリザベス2世女王が「国民へのプレゼント」として正式オープンしたのは、1982年の事でした。

劇場、コンサート・ホール、映画館、アート・ギャラリー、図書館、会議室、商業展示会場、レストラン&バーなどを擁する複合芸術施設です。

2大オーケストラの本拠地、バービカン・センター

2大オーケストラの本拠地、バービカン・センター
バービカン・センター正面入り口

ここはBBC交響楽団とロンドン交響楽団という2大オーケストラの本拠地でもあるから、クラシック音楽を中心にほぼ連日のようにコンサートが催されているんですよ。

ロンドン滞在中に日程の都合がつけば、世界トップクラスの演奏に酔いしれるのも素敵ですよね♪


場外でのモニター付き無料鑑賞がおすすめ!

場外でのモニター付き無料鑑賞がおすすめ!
コンサートが始まっても会場外に残る人たちがいる理由は・・・?

とはいえ満員御礼だったり、チケット代に見合うほどには好きな演目や奏者・指揮者じゃなかったり、そもそも2時間半は優にかかる演奏会は時間的に少々ムリがあるなぁ~という場合も、ありますよね。笑

そんな方にお勧めなのが、この場外でのモニター付き無料鑑賞です。

壁の向こうで行われている演奏会をライブで視聴!
壁の向こうで行われている演奏会をライブで視聴!

クラシック音楽のコンサートならば殆ど、こうして無料鑑賞が出来るんですよ~。(ジャズやロックなど現代ミュージックは、著作権の関係でムリですが・・・)スピーカーの性能も良いし、なかなか洒落た計らいだと思います!

それに会場内と違って、自由に出入りが出来ますから・・・前半のメンデルスゾーンとベートーベンは聴いて、後半のシューベルトとハイドンはパスして帰るとか、フレキシブルに時間調整できるのも便利。


活用法は様々!

活用法は様々!
飲み物やスナック程度の軽食も購入可能

モニター画面を熱心に見ながら演奏に聴き惚れる人もいれば、近くのテーブルでパソコンや読書をしながらBGM的に聴いている人もいて、活用法は様々です。

コンサートの休憩時間までは会場内のカフェやバーも営業していますから・・・ドリンク片手に鑑賞すれば、気分は名曲喫茶のライブ版?!クラシック好きには、正に聞き捨てならない穴場だと思いますー♪

【データ】
バービカン・センター(Barbican Centre)
住所:Silk Street, London EC2Y 8DS
Tel:020-7638-8891
URL:https://www.barbican.org.uk/
最寄駅:バービカン、セント・ポール、ムーアゲイト



筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

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