中世の古城がアミューズメント・パークに再生!「ウォリック城」

公開日 : 2016年03月30日
最終更新 :
筆者 : 小野雅子
塔のひとつから城内を見渡して中世にタイム・トリップ
塔のひとつから城内を見渡して中世にタイム・トリップ

イングランド中部のウォリック州にあるウォリック城は、ロンドンやバーミンガムからも日帰りで行ける中世の古城。創設は1068年、征服王ウィリアムがエイヴォン川岸の崖という地の利を活かして、天然の要塞としたのが始まりです。

保存状態がとても良好!

保存状態がとても良好!
今もなお残る建物は主に12世紀に造られたもの

城壁、幾つもそびえる等、宴が催された大広間、寝室などの居室から地下牢にいたるまで、保存状態は完璧なまでに良好。それもその筈、この城は20数年前まで実際にウォリック伯爵家が所有していたのです。

しかし時代の流れか、1978年にはマダム・タッソー蝋人形館も運営する民間企業に売却されました。


マダム・タッソー蝋人形館

マダム・タッソー蝋人形館
蝋人形とは思えない精巧さ 貴婦人のお着換えシーン

本物そっくりの各界セレブや王室メンバー達の蝋人形で有名なマダム・タッソーのチームが手掛けた騎士や貴婦人、お城の使用人などが生き生きと城内を彩る、中世アミューズメント・パークに生まれ変わったのです!

洗濯しながら陽気にお喋りしている声が聞こえてきそう
洗濯しながら陽気にお喋りしている声が聞こえてきそう
どっちが本物? 答:左は蝋人形、右は衣装を着た人間のスタッフ
どっちが本物? 答:左は蝋人形、右は衣装を着た人間のスタッフ
要塞を守る重要な武器・弓矢の矢を作る職人
要塞を守る重要な武器・弓矢の矢を作る職人

でも入場者を楽しませてくれるのは、蝋人形ばかりではありません。スタッフの方々も中世風の衣装を身に着けていて、楽しい雰囲気に満ちています。

素敵な衣装を身に着けたスタッフの方々

素敵な衣装を身に着けたスタッフの方々
美しいお姫様の城内ガイドさん 迷子になっても安心!?
笑顔が素敵 お土産ショップの店員さんたち 
笑顔が素敵 お土産ショップの店員さんたち 

ロンドンやバーミンガムからも容易に日帰りで行けるので、ちょっと趣向を凝らした行楽にお勧め。子供たちは中世の騎士やお姫様になりきってご満悦、大人だけでも歴史の片鱗を間近にして十分に楽しめます。


異空間を味わえる、アミューズメント・パーク

異空間を味わえる、アミューズメント・パーク
中世の決闘シーンなどの寸劇もあちこちで
上演後もカメラ目線でポーズ サービス満点!
上演後もカメラ目線でポーズ サービス満点!

14世紀に始まった百年戦争でも、重要な役割を果たした「ウォリック城」。歴史の教科書か映画やTVから抜け出したような異空間を味わえる、面白いアミューズメント・パークなのです。

再現された投石機も迫力満点
再現された投石機も迫力満点
こんな仕掛けで石つぶてを投げていたんですね!
こんな仕掛けで石つぶてを投げていたんですね!
ちびっこ騎士も大活躍(笑)
ちびっこ騎士も大活躍(笑)

【データ】
ウォリック城 (Warwick Castle)
住所:Warwick Castle, Warwick CV34 4QU
Tel:0871-265-2000
URL:https://www.warwick-castle.com/
料金:当日券・大人£25.20(ウェブ前売りで割引あり)


筆者

イギリス特派員

小野雅子

在英30年を過ぎました。初めてイギリスへいらっしゃる方にも分かりやすいロンドン観光&文化情報を中心に、イギリス各地やヨーロッパの情報もご案内いたします!

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。