<としまえんの呪い>って、知ってる?ホラー映画『としまえん』AKB48グループ卒業後映画初主演、北原里英さんインタビュー

公開日 : 2019年05月13日
最終更新 :
あの”としまえん”全面協力!映画『としまえん』
あの”としまえん”全面協力!映画『としまえん』

「<としまえんの呪い>って、知ってる?」長い歴史を誇る、東京都内の老舗遊園地・としまえん(練馬区)。日々、多くの家族連れが訪れて賑わいを見せる一方、ネット上ではホラーな噂や都市伝説が語られています。そんなとしまえんの全面協力を得て生まれたのは、まさかの最恐ホラー映画!AKB48グループ卒業後映画初主演の北原里英さんを主演に迎えた『としまえん』が、5月 10 日(金) ユナイテッド・シネマとしまえんほか全国公開。これを記念して、特別企画として主演女優の北原里英さんに直撃インタビュー!

『としまえん』ストーリー

『としまえん』ストーリー
『としまえん』ストーリー

【ストーリー】
大学生の早希(北原里英)は、留学を目前に高校時代の仲良しメンバーに再会する。リーダー格の杏樹(小島藤子)、オラク気質の千秋(浅川梨奈)、妹のような存在の亜美(松田るか)、ムードメイカーのかや(さいとうなり)は高校時代と変わらず、おしゃべりはつきない。

仲良しメンバーでとしまえんを訪れるが…
仲良しメンバーでとしまえんを訪れるが…

思い出話で盛り上がるメンバーたちに、早希は来る途中で幼馴染・小林由香の両親に再会したことを伝える。由香は高校時代に行方不明になったきり、未だ見つかっておらず、実家はすでに売家になっていた。遺品整理をしに戻っていたという由香の母は、早希に二人がかつてよく遊びに行った「としまえん」のチケットをくれたのだった。

もらったチケットで「久しぶりに行こうよ!としまえん!」と盛り上がった早希たちは、仲良しメンバーでとしまえんを訪れることに。園内にある古い洋館の前で足をとめた亜美が、「としまえんの呪いって知ってる?」ととしまえんに伝わる呪いの都市伝説を語り出す。

スマホのライト機能が懐中電灯代わり
スマホのライト機能が懐中電灯代わり

としまえんの呪い、それは、「古い洋館の扉を叩くな、お化け屋敷で返事をするな、ミラーハウスの秘密の鏡を覗くな、それを破るとどこかに連れていかれる」というもの。都市前節のはずが、不気味な現象が早希たちに次々と襲い掛かる。

という今でも息づく都市伝説をテーマにした、としまえんの物語。呪いを解くには、メリーゴーランドに乗ること?果たして早希たちに待ち受ける運命とは。

公開情報

公開情報
公開情報

シーンの90%以上をとしまえんで撮影。昼の様子からは一転、閉園後の人気のなくなった闇深い遊園地が恐怖を倍増させる!オリジナル脚本で監督に挑むのは、『鉄道員(ぽっぽや)』『半落ち』などの助監督を経て本作が長編映画デビューとなる高橋浩監督。暗い遊園地が醸し出す恐しさに加え、動画サイトやスマートフォンなど現代人に欠かせないツールを使った不気味な演出で恐怖心を煽り続ける、映画『としまえん』は5月 10 日(金) ユナイテッド・シネマとしまえんほか全国公開です。

■『としまえん』
URL:https://www.toshimaen-movie.com/
5月 10 日(金) ユナイテッド・シネマとしまえんほか全国公開
©2019東映ビデオ
出演:北原里英/小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗/國島直希、鈴木聖奈、沖田×華
吉川美結、三嶋悠莉、河瀬祐未/YOUNG DAIS、中山峻、中島ひろ子・竹中直人
監督・脚本:高橋浩 製作:間宮登良松 企画:加藤和夫 プロデューサー:菅谷英智
特別協力:株式会社豊島園 西武鉄道株式会社 練馬区/ねりま観光センター
配給:東映ビデオ

”きたりえ”こと、北原里英さんインタビュー

”きたりえ”こと、北原里英さんインタビュー
北原里英さん

今作『としまえん』で主役の早希を演じるのは、元AKB48グループメンバー、北原里英さん。グループ卒業後映画初主演となる本作の公開を記念して、インタビューの模様をレポートします。

記者からの、「としまえん」というスポットについて聞かれた北原さん。「”としまえん”は、遊園地の規模としてちょうどいいんです!活気のあるところや、さびれてない良さ、(としまえんなのに)練馬区なところとか(笑)思い出に残っているアトラクションは、空中ブランコ!AKB48の横山由依ちゃんの髪型が風圧でスネ夫くんみたいになっていたのを思い出します(笑)」とコメント。「杏樹役の小島藤子ちゃんが、現場にフィルムカメラを持ってきていて、みんなのオフショットもたくさんあります。はやくSNSにアップしたい!」と現場での和やかなエピソードを披露。でもこれ、ホラー映画です!

ウェーブスインガー(としまえん)

”怖がらない系女子”かもしれない北原さん
”怖がらない系女子”かもしれない北原さん

というわけで、ホラー部分にフォーカス。ホラー映画といえば、撮影中の”ほんとにあった”話。本作でもやはりそういうエピソードがあるのか尋ねてみたところ。「実は何もないんですよね(笑)ちゃんと撮影前にお祓いしたので、そのおかげかもしれません。でも、もし何かが起きても楽しめるタイプです!」とコメント。AKB48時代、チームメンバーと一緒に住んでいたときもホラーや都市伝説の映画をよく観ていたという、案外”怖がらない系女子”かもしれない北原さんですが・・「今回のロケではないんですが、AKB48の時に、ある地方のホテルに泊まったときに、部屋の電気を点けた瞬間に、窓ガラスに手形がビッシリついていたのを見てしまったことがあります・・」と、ガチの心霊エピソードも披露。聞いている記者も鳥肌が。

作中のシーンはほとんど「としまえん」内で撮影された
作中のシーンはほとんど「としまえん」内で撮影された

続けて、としまえん内でホラーっぽさを感じるアトラクションとして、「作中にも登場するミラーハウスのシーンは潜在的な怖さを感じますね」とコメント。合わせ鏡の都市伝説を思い出したのかもしれません。「映画では、呪いを解くための重要なアトラクションなんですけど、としまえんのメリーゴーランドは歴史がすごく古いこともあって、怖さというか迫力があります。特に馬の目とか」と早希視点でもとしまえんの怪について語り、「個人的にはトロイカも怖いです!三半規管がやられて酔っちゃいます!」と別の意味での”怖さ”を感じるアトラクションも教えてくれました。

最近は、Siriなどの人工知能の進化が怖いという北原さん。「観光地によくあるAI搭載のロボットも怖いので、みかけた時には仲良くするようにしています(笑)」とおもしろ怖い?話も飛び出しました。

トロイカ(としまえん)

北原さん「ホラーが苦手な方でもギリギリ観れる」
北原さん「ホラーが苦手な方でもギリギリ観れる」

「『としまえん』は、ホラー映画ですが、ホラーが苦手な方でもギリギリ観れるので、食わず嫌いせずに、ぜひご覧になってください!早希たちの女子あるあるや、由香との関係などは男女で感想が違うと思うので、恋人同士でも観てほしいですね!そのうえで、としまえんにも足を運んでくれたら嬉しいです!」とコメントしました。

北原さんが今いちばん行ってみたい旅行先(海外/国内)

北原さんが今いちばん行ってみたい旅行先(海外/国内)
ゴールドコースト(オーストラリア)

本作でオーストラリア留学を間近にひかえた早希が地球の歩き方を読んでいるシーンも実は登場しますが、北原里英さん本人が今一番行ってみたい海外・国内を聞いてみました。

北原さん「早希と同じで、オーストラリアです!」と即答。具体的には、と続けて挙がった地名は、世界有数のサーフスポットでもある、風光明媚な町、ゴールドコースト。「AKB48のときに、ロシアの誰も知らないような場所とか、仕事で海外に行く機会はあったのですが、(オーストラリアは)まだ行ったことがないんです。両親の新婚旅行もオーストラリアだったので、行ってみたいです!」と明かしてくれました。国内は、「うどんが好きなので、香川県に行きたいです!一日中うどん食べたい(笑)」とコメント。

歴史のあるテーマパーク「としまえん」のおさらい!

歴史のあるテーマパーク「としまえん」のおさらい!
提供:としまえん
提供:としまえん
提供:としまえん

としまえんは、大正15年、当時財界人の一人であった藤田好三郎氏が所有していた土地を、運動と園芸を東京市民に広く奨励するために公開したのが始まりです。かつて、この土地を治めていた、豊島左近太夫景村の居城跡にあたることから、名前もそれにちなみ「豊島園」と命名されました。よく、「練馬にあるのに”としま”えん?」といわれる最初の謎の答えです。以来、首都圏のファミリー層に愛され続け、今では夏はナイトプールや花火、冬はイルミネーションや屋外アイススケートリンクなど、老若男女さまざまな世代に支持されています。

■水と緑の遊園地 としまえん
URL:http://www.toshimaen.co.jp/
住所: 東京都練馬区向山3-25-1
開園:1926年(昭和元年)

©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
古城の喫茶跡の雰囲気ある洋館では竹中直人さんも登場
古城の喫茶跡の雰囲気ある洋館では竹中直人さんも登場

物語の重要な鍵を握る、謎の石造りの洋館。もちろん、としまえん内に存在しています。古い園内マップには「古城の喫茶」とあり、現在のアトラクション「ハイドロポリス」(ウォータースライダー)わきにひっそりと佇んでいます。この扉を三回ノックすると…。

©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
見てはいけない人が鏡に映るかも・・
見てはいけない人が鏡に映るかも・・

こちらもまた、北原さんが恐怖を感じるアトラクションとして話題になった「ミラーハウス」。としまえんを代表するアトラクション「フライングパイレーツ」裏手にあります。全面鏡張りのミラーハウス。としまえんにあったかつての都市伝説でもこのアトラクションが登場します。

ミラーハウス(としまえん)

©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
©としまえん 撮影:地球の歩き方ニュース&レポート
古き良き、和のお化け屋敷の粋が集まっている
古き良き、和のお化け屋敷の粋が集まっている

こちらは雰囲気のある廃寺風の「お化け屋敷」。『としまえん』では、早希たち一行も、お化け屋敷でタイヘンな目に遭います。「ミラーハウス」と同様に、かつてあった”としまえんの都市伝説”でも有名なお化け屋敷はココです。

お化け屋敷(としまえん)

日本機械遺産にも登録されている「カルーセルエルドラド」
日本機械遺産にも登録されている「カルーセルエルドラド」
夜のメリーゴーランドは雰囲気抜群
夜のメリーゴーランドは雰囲気抜群

そして最後にご紹介するのは、としまえんのマスコットキャラにもなっている、メリーゴーランド「カルーセルエルドラド」。こことしまえんのメリーゴーランドは2010年には日本機械学会より機械遺産に認定されるなど、かなり歴史があります。その製造はなんと1907年。欧州からアメリカのコニーアイランドへ渡り、1971年に「としまえん」にやってきました。100年以上の歴史のある回転木馬、煌びやかなライトアップが施される夜にぜひ体験してください。

『としまえん』公開初日舞台挨拶

『としまえん』公開初日舞台挨拶
『としまえん』公開初日舞台挨拶

5月10日、ついに全国公開となった映画『としまえん』。同日、としまえんの目の前に位置するユナイテッド・シネマとしまえんにて初日舞台挨拶が行われ、主演の北原里英、小島藤子、浅川梨奈、松田るか、さいとうなり、小宮有紗、高橋浩監督が参加しました。

主演の北原さんはユナイテッド・シネマとしまえんでの初日舞台挨拶に「としまえんの真横の映画館で初日を迎えられてだいぶハッピー。この映画館でこそ見てもらわなければいけない気がする。としまえんもここも聖地になれば嬉しい」とおひざ元での封切りに大喜びの様子で、「心残りといえば、としまえん横にあるスーパー銭湯に行けなかったこと。撮影が営業時間内に終わらず…それが心残り」と会場を笑わせました。

令和最初のホラー映画、としまえんで『としまえん』をご覧になってはいかがでしょうか。

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。

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