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NYの日本人コミュニティの闇とそこで生きる女性たちの物語。日米合作映画『MAKI マキ』

2018年11月16日

映画『MAKI マキ』

夜の闇に、あてどなく光を求めて-。ニューヨークの日本人コミュニティの闇と夜の世界で生きる等身大の女性たちの姿を描く映画『MAKI マキ』が、2018年11月17日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショーとなります。主演を務めたのは、モデルや女優業の他、アートディレクターとしても活躍中のサンドバーグ直美さん。本作についてのインタビューとともに紹介します。

『MAKI マキ』ストーリー

『MAKI マキ』ストーリー

【ストーリー】
ニューヨークの日本人高級クラブ。マキはホステスとしてミカの経営するこのクラブで働いている。英語も話せないままアメリカ人の彼氏を追って日本を飛び出して数か月。この日本人コミュニティでの彼女の通称は“エヴァ”だ。いま彼女はボーイのトミーと暮らしている。クラブ内は恋愛禁止でトミーには女の影が絶えないが、おなかには彼の子供もいる。

ある日マキは、クラブの金を盗んだためにコミュニティをはじき出されたというユミコの存在を知る。トミーとの関係を匂わせながらマキの妊娠に動揺するユミコに、マキはトミーへの不信感と孤独を募らせはじめる。そんなマキへ優しい言葉をかけたのは、なぜか彼女の妊娠に気づいたミカだった。ミカはまるで母親のようにマキをいたわり、子供の将来のためにと生まれてくる子供を養子に出すことを提案する。

ニューヨークの夜の闇は深い…

だが全てはミカがトミーを使って仕掛けた罠だった。ミカはホステスに産ませた子供を養子縁組しては金を儲けており、ユミコもその計画に巻きこまれた一人だったのだ。何も知らぬままミカの策略によってクラブからもトミーからも引き離され、さらには生まれてきた子供からも隔離されるマキ。異国の地でより所をなくしたマキの愛の行方はーー?

という、異国の地で非日常的なトラブルに巻き込まれたマキの葛藤と成長を描くストーリーです。

イランの監督が描くNYの日本人コミュニティ

本作のメガホンをとったのは、イランの名匠アミール・ナデリに師事する新鋭女性監督ナグメ・シルハン。本作の制作にあたり、「『MAKI マキ』は一貫して「愛」を語る物語です。この映画はいろいろな要素をはらんだ寓話になるはずでした。大人への成長物語、居場所を見失った人の物語、愛の物語、権力で人を操る物語。ですが結局は、ある若い女性が苦境から抜けだす術を見つける力を描いた物語になりました。」とコメントしています。テーマについても「私はずっと日本文化に興味があり、もっと知りたいと思い続けていました。だからこの映画を作る過程が、日本という国と日本人をより親密な方法で知る貴重な機会になるだろうと思いました。」と続けています。

中央、ナグメ・シルハン監督

「この役を演じる2人の間に引き寄せあうような相性が存在する」とナグメ監督が語る、ニューヨークの中心で生きる裏社会の役柄を演じるキャスティングには、映画初挑戦のサンドバーグ直美さん。相手役(トミー役)には、舞台経験が豊富なジュリアンさんを起用。マキ(サンドバーグ直美)が働く、マンハッタンにあるナイトクラブのオーナー役には、数々の映画賞を受賞した女優、原田美枝子さん。3人の織りなす『MAKI マキ』の物語、スクリーン上でお楽しみください。

サンドバーグ直美さんインタビュー

サンドバーグ直美さん

公開を間近に控えた10月某日、渋谷ユーロスペースで主演のサンドバーグ直美さんのインタビューをおこないました。

■本作では、後ろ盾も何もないマキ(エヴァ)がニューヨークで数々の困難に立ち向かいながらも克服し、成長していく物語ですが、映画初挑戦ということで、参考にしたり、こだわった点などあれば教えてください。

サンドバーグ直美さん「雰囲気やビジュアルが似ている映画を観たり、音楽を聴いたりして気分を高めていました。女優として憧れているのは、キーラ・ナイトレイとナタリー・ポートマンです」とコメント。「監督からは、あまり演技を意識せずに素のままで演じてほしい、と言われましたが、モデルなので、綺麗に見える角度などは意識していましたね。」と続けました。

作中では、相手役のジュリアンさんとサンドバーグさんが絵になるどころか、高級ブティックのCMのように美麗なので、物語だけではなくビジュアルでも楽しむことができます。また、インタビュー中にサンドバーグさんが語っていた、気分を高めるのにおすすめの曲は、Sylvan Essoの”Hey Mami”という曲なんだそう。

■チェルシー映画祭に出展して本作。舞台にもなっているニューヨークでの反応は?

「チェルシー映画祭ではスタンディグオベーションだったんです!」と興奮冷めやらぬ、といった朗らかな笑顔で話すサンドバーグ直美さん。「ナグメ監督が注目されていました。イランの監督がニューヨークの日本人コミュニティを描く、ということで、撮影は日本語で進行するので、”OK”をどう決めていたのか、など(笑)」

■共演者とのエピソードを教えてください。

「ナイトクラブのママ役の原田美枝子さん、私がデビュー作ということをご存知で、とても優しくしてくれましたね。女優としてのアドバイスもくださいました。トミー役のジュリアンは映画の中でもプライベートでもモテモテで、シーンの撮影が終わったあとにみんなで飲みに行ったりしたのですが、ジュリアンの取り合いになっていました(笑)」

”演技はモデルの延長線”と語るサンドバーグ直美さん。今後も機会があれば女優業に挑戦を続けたい、と意欲を見せました。

話題と注目が集まるブルックリンエリア

■ニューヨーク経験が豊富なサンドバーグ直美さんが、ニューヨーク旅行者におすすめしたいスポットを教えてください。

「たくさんありますが」と前置きをおいて、特に、と強調したスポットは、過去にビール工場など工業地域として発展したブルックリンの”Bushwick(ブッシュウィック)。

「マンハッタンは私の中では、仕事をする場所なんです。ブルックリンは住む場所でもあり、遊ぶ場所ですね。倉庫とかがあったエリアなんですが、今はアートでスタイリッシュな街として生まれ変わっています」と教えてくれました。

「インドに行ってみたい」

「今イチバン旅行したいのは、インドです。象に乗ったりしながら、人生の振り返りをしたいです、ボウズ頭で(笑)」と、その際には地球の歩き方を持参します、とコメントしてくださったサンドバーグ直美さんが主演の映画『MAKI マキ』は、2018年11月17日(土)よりユーロスペースほか全国順次ロードショー。

【続報】初日舞台挨拶レポート

初日舞台挨拶

映画『MAKI マキ』が 11 月 17 日(土)、渋谷ユーロスペースにて公開。当日、原田美枝子さん、サンドバーグ直美さん、ジュリアンさん、ナグメ・シルハン監督、プロデューサーのショーレ・ゴルパリアンさんが来日し、初日舞台挨拶をおこないました。今回、映画初挑戦で主演女優を務めるサンドバーグ直美さんは、「知らないことだらけで緊張しました。ニューヨークでの撮影でしたので、時差ボケもあってちょっと頭がフワフワしていたところもありますが、スタッフや出演者の応援がエネルギーになっていい経験になりました」とコメント。恋人役のジュリアンさんは、「2年前に18日間で撮影した映画なので、正直大変でした(笑)」と続け、そんな当時初挑戦の二人を微笑ましく見守っていた原田さんからは、「日本の映画と撮り方が違い、戸惑う部分はありましたが、私にとってもナグメ監督にとっても素晴らしい経験になりました」というコメントがありました。

応援に駆け付けたマキの友人ユミコ役のおおのゆりかさん

ナグメ監督の長編作品は本作で2本目。イラン国籍でアメリカ在住のナグメ監督がこの題材を取り扱うことに対し、「前の映画を撮っているとき、こんな話を撮りたい、という話をした際にプロデューサーに「日本を舞台にしたらどう?」と勧められました。もともと日本映画や文化が好きで文化の深いところを知りたいという思いがありました」と語りました。舞台挨拶には登壇者の友人やキャストも訪れ、華やかなスタートを飾りました。

読者プレゼントのお知らせ

サンドバーグ直美さんサイン入りポスター(A4)

今回、『MAKI マキ』2018年11月17日(土) 公開を記念して、主演のサンドバーグ直美さん直筆サイン入りポスター(A4)を、この記事をご覧いただいた方の中から抽選で3名様にプレゼント!この記事の「お気に入り」をクリック、タップしてからご応募ください!

ご応募はこちらから。
※応募期間:2018年11月13日(火)~12月2日(日)
※ご当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせて頂きます。


監督・脚本:ナグメ・シルハン
出演:サンドバーグ直美、ジュリアン、おおのゆりか、ブランカ・ヴィヴァンコス / 原田美枝子
撮影:ベン・ウルフ(US)、柳島克己(東京)/編集:ナグメ・シルハン、横山昌吾/ライン・プロデューサー:ニッキー・アクマル/プロデューサー:ショーレ・ゴルパリアン/制作:Ugly Productions、Small Talk Inc.
邦題:『MAKI マキ』/原題:『MAKI』/2017年/アメリカ・日本合作/89分/配給:ユーロスペース
http://maki-movie.com/

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