春といえばやっぱり桜！ソウル在住者おすすめの桜スポット5選

公開日 : 2022年03月11日

最終更新 : 2022年03月11日

筆者 : miney

韓国では例年3月なると桜の開花予想の便りが届きます。今年の開花予想では、南部の済州島が3月16日と最も早く、釜山は3月20日、ソウルは4月2日で、平年と比べて5日から7日ほど早いそうです。（情報元：K WEATHER）ソウルには数多くの桜の名所があり毎年お花見をする人で賑わいます。本記事ではソウル市内で筆者おすすめの桜の名所5ヵ所を紹介します。※写真は筆者が新型コロナウイルス拡大前に撮影したものです。

西洋風の宮殿と枝垂れ桜のコラボが映える徳寿宮

ソウル市庁の隣にある徳寿宮（トクスグン）は韓国五大王宮のひとつで、主に朝鮮時代に使われていました。近代的な様式の建物はモダンでお洒落な感じがします。

石造殿の前には枝垂れ桜があり、筆者が訪れた時はここで多くの人が写真を撮っていました。コロナが流行する前は海外からの観光客も多く訪れ、ハンボクという韓国伝統衣装をレンタルして写真を撮るのが人気でした。

■徳寿宮（トクスグン・덕수궁）
・住所：　99 Sejong-daero, Jung-gu, Seoul, Republic of Korea
・最寄り駅：　地下鉄1、2号線市庁駅 2番出口すぐ
・入場時間：　9:00～20:00
・入場料：　大人1000ウォン
・休宮日：　毎週月曜日
・URL：　http://www.deoksugung.go.kr/en/

広大なキャンパスにある桜と建物が美しい慶煕大学

東大門から少し北にある慶煕（キョンヒ）大学。金大中、文在寅といった歴代大統領を輩出した名門の私立大学です。校門を抜けてまっすぐ進むと、大きな噴水と本館があり、桜の時期はフォトスポットとして近所の人が多く訪れます。キャンパス内には大学の建物だけでなく、付属の小学校、中学校、高校もあるので、ひとつの大きなキャンパスタウンのようになっています。元々は小さな山だった場所を切り拓いて建てられた場所のため、大学の建物に上ると桜とともにキャンパスを見わたすことができます。

キャンパス奥にある平和の殿堂は1999年に開校50周年を記念して建てられました。ステンドグラスと彫刻の美しい建物で桜越しに写真を写すと絵になります。

最寄りの回基駅の近くにはパジョンと呼ばれる大きなチヂミが名物でお店が何軒かあります。ボリュームがあって食べ応えがあるので、お花見帰りに食べるのがおすすめです。

■慶煕大学（キョンヒデハッキョ・경희대학교）
・住所：　26, Kyungheedae-ro, Dongdaemun-gu, Seoul, Republic of Korea
・最寄り駅：　地下鉄1号線、中央線回基駅より徒歩15分
・URL：　https://www.khu.ac.kr/eng/main/index.do

散策しながら桜が楽しめるオリニ大公園

1973年5月5日の子供の日に開園したオリニ大公園は、ソウル市が運営する動物園や小さな遊園地のある子供向けの大公園です。「オリニ」は韓国語で子供を意味しており、名前の通り子供のための施設が多いですが、植物園もあり、老若男女問わず多くの人が楽しめるソウル市民の憩いの場所です。

春になると、公園一帯が桜の花でピンク色に変わります。写真を撮ったり、座ってゆっくり眺めたり、のんびり過ごせる場所です。22時まで開放されているので夜桜も楽しむことができます。

■オリニ大公園（オリニデコンウォン・어린이대공원）
・住所：　216 Neungdong-ro, Gwangjin-gu, Seoul, Republic of Korea
・最寄り駅：　地下鉄7号線オリニ大公園駅 1番出口すぐ
・入園時間：　5:00～22:00
・入園料：　無料
・URL：　https://www.sisul.or.kr/open_content/childrenpark/

厳かに桜が咲き誇る国立ソウル顕忠院

国立ソウル顕忠院は国のために戦い亡くなった人々が眠る国立の墓地です。日本植民地時代や朝鮮戦争で戦った軍人、警察官などの慰霊碑やお墓があります。毎年6月6日の顕忠日には追悼行事が行われています。

国立の墓地ですが、誰でも自由に入ることができます。桜の季節になると、枝垂れ桜が美しく戦没者を見守るように咲いていました。

■国立ソウル顕忠院（クンリプソウルヒョンチュンウォン・국립서울현충원）
・住所：　210 Hyeonchung-ro, Dongjak-gu, Seoul, Republic of Korea
・最寄り駅：　地下鉄4、9号線銅雀駅 8番出口すぐ
・入園時間：　9:00～18:00
・URL：　https://www.snmb.mil.kr/mbshome/mbs/snmb/

桜並木のトンネルで春を満喫できる良才川

ソウルの江南エリアを緩やかに流れる良才川（ヤンジェチョン）。良才川の川沿いには整備された散策道やサイクリングロードがあり、歩いたりジョギングしながらお花見をするにはぴったりです。

桜並木がトンネルのようになっていて、桜吹雪で地面がピンク色の花びらで埋め尽くされた景色は、まるでピンクのカーペットを敷いているようで本当に素晴らしいです。

コロナが流行する前の桜の時期にはミニコンサートが開催され、音楽も楽しむことができました。

■良才川（ヤンジェチョン・양재천）
・最寄り駅：　地下鉄3号線メボン駅 4番出口より徒歩5分
・URL：　https://www.seocho.go.kr/site/seocho/04/10405011000002015070703.jsp

2022年3月現在、ソウルはコロナ感染者が多いため、今年も桜祭りの開催が難しそうですが、コロナが落ち着いたら、ぜひお花見しに訪れてみてください。

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

初心者からリピーターまで幅広く使えるよう大幅リニューアル。定番の観光スポットや世界遺産は、見るべきポイントを地図とともに紹介。ソウルから行ける郊外の見どころも充実させました。人気のベーカリーやカフェ、コスメ、フォトジェニックな夜景スポットやアート空間など、旬のソウルがわかる最新情報も満載です。

地球の歩き方ガイドブック D38 ソウル　2019年～2020版
■URL：　https://hon.gakken.jp/book/2080137200

※当記事は、2022年3月10日現在のものです。

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年3月10日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。『地球の歩き方ニュース＆レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL：　https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL：　https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。