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ドイツ3大ヴァイナハツマルクト、ドレスデン!注目はシュトレン祭り

2017年12月19日

シュトレン祭りの開幕はタッシェンベルク宮殿前から

ドイツ3大ヴァイナハツマルクトの1つ、ドレスデン。エルベ川沿いに佇む歴史ある町ドレスデンのヴァイナハツマルクトは今年で583回目を迎える歴史あるマルクトで、その見どころも数えきれません。そんな魅力あふれるドレスデンのマルクトの中でも、毎年第2アドヴェントの土曜日に行われるシュトレン祭りに注目です!

ドイツのクリスマスに欠かせないシュトレン発祥の地、ドレスデン

ドイツのクリスマスに欠かせないシュトレン発祥の地、ドレスデン

ドイツでは、アドヴェント前から色々なシュトレンが売り出されます。
各家庭で焼いて、またはお店で買ったものをアドヴェントの期間に少しずつ切って食べる“Stollen(シュトレン)”。
シュトレン発祥の地は、ドレスデンと言われています。
そんなドレスデンでは、毎年第2アドヴェントの土曜日に、“Stollenfest(シュトレンフェスト)”が開催されます。

巨大シュトレン“Riesenstollen(リーゼンシュトレン)は必見!

シュトレン祭りの主役、2017年版巨大シュトレン

2017年のフェスト用巨大シュトレンは、重さ2980㎏、長さ3,26m、幅1,76m、高さ92cmというから大きいですよネ。 このリーゼンシュトレンですが、この大きさのものを一度に焼いている訳では無く、シュトレン協会に属するベイカリー/コンディトライが約200の板状のシュトレンを持ち寄り、それらを1つに合体させたものなのです。

皆の協力の下、造り上げられるシュトレンと言う訳です。

巨大シュトレンと一緒にパレードに参加するベイカリー/コンディトライの人々

巨大シュトレンの由来はザクセン選帝侯アウグスト

パレードに参加するバロック時代の兵士&鼓笛隊

最初の写真に登場する白髪くるくるパーマのお方は、ザクセン選帝侯アウグスト。
24回目を迎えるこのフェストの主役である巨大シュトレンは、実は、バロック時代に遡り、このお方のエピソードに由来するのだそうです。

スウェーデンの覇権を巡って争われた大北方戦争後の1730年、自らの戦力を示すためにヨーロッパ中の貴族、軍人関係者を招待して軍事デモンストレーションを“Zeithein(ツァイエーン)野営地”で 行ったザクセン選帝侯アウグスト、彼はこの時、軍事力を示すだけでなく、前人未到の記録に挑戦。

もうお分かりですネ、前人未到の大きさ1800㎏のシュトレンを作らせて招待客に振る舞ったということです。 そのエピソードから264年後の1994年に再び1800㎏のシュトレンが作られドレスデンの旧市街で民衆に披露されたのが、シュトレン祭りの始まりだそうです。

パレードに参加するバロック時代の貴族たち

シュトレン祭りの由来となったエピソードを知ると、パレードに参加しているバロック時代の衣装を着た人たちの役割も見えてきて楽しいですネ。

シュトレン祭り最大の見どころは、旧市街を行くパレード

幸運のシンボル煙突掃除屋さん

パレードで行進する煙突掃除屋さん“Schornsteinfeger(ショーンシュタインフェガー)”の中に、沿道の客の顔に炭をつけて回るいたずら者がいます。
幸運のシンボル煙突掃除屋さんに顔に炭を塗られた人には、幸運が舞い込む?

粉挽き職人:シュトレンにも欠かせない小麦粉ですね。

パンや焼き菓子、もちろんシュトレンにも欠かせない小麦粉、粉挽き職人“Müller (ミュラー)”の団体もこのパレードに加わっています。

シュトリーツェルマルクトのマスコットもパレードに参加します。
シュトリーツェルマルクトのマスコットもパレードに参加します。

クリスマスを代表する木工芸品、煙吐き人形にクルミ割り人形、エンジェルのキャンドルスタンドなどなど、ヴァイナハツマルクトの花形スター達も…
ドレスデンは、木工芸品の故郷エルツ山脈の“Seiffen(ザイフェン)”から程近い大都市なので、ステキな木工芸品のお店がたくさんあるのも魅力の1つです。

パレードに参加する各団体は沿道の観客にお菓子を配ります。

巨大シュトレンの山車に続くのは、ベイカリー/コンディトライの団体。 各団体では、ミニ焼き菓子を用意していて沿道の観客に振り撒きます。 娘は手作りクッキーを配られてそれが美味しかったらしく、大満足。

ザクセン選帝侯アウグストのエピソードにも登場する巨大なナイフ

パレードには、巨大シュトレンへの入刀式に使用する巨大ナイフも一緒に行進します。 ザクセン選帝侯アウグストも実際にこの様な巨大ナイフを使ってシュトレンを切り分けたらしいです。 沿道で見ていても何だかとても威厳のある感じが伝わってきました。

シュトレン祭りのパレード経路はこちら!

ケンピンスキホテル、タッシェンベルクパレス前のステージで開幕式を終えたパレードは、君主の行列のタイル画前を通り抜けフラオエン教会を経由して旧市街を練り歩きシュトリーツェルマルクトへと向かいます。

シュトレン祭りのクライマックス:巨大ナイフ入刀、その後観客へ販売します!

観客待ち構えるシュトリーツェルマルクトに巨大シュトレーン入場

巨大シュトレンを載せた山車は、最終的に、シュトリーツェルマルクトの会場“Altmarkt(アルトマルクト)へ入場します。
マルクトのステージ前に山車が設置され、巨大ナイフで入刀! その後切り分けられて観客へ販売されます。

500gずつに切り分けられその場で即売

山車入場、入刀式、シュトレン娘の試食など一連の式が終わるといよいよ観客へ切り分けられます。 このシュトレンは、500g単位Eur 6,00-でその場で買うことができます。

もの凄い人なのでなかなか自分の番が回ってくるのに時間がかかりますが、せっかくですから、フェストの参加者として記念すべきシュトレンをゲットしましょう。

シュトレン祭りの主役巨大シュトレン

ドレスデンのヴァイナハツマルクトは今回で4度目ですが、今年初めてシュトレン祭りに参加しました。
伝統あるシュトレンの過去のエピソードから始まったお祭り、雰囲気があって特別です。 ヴァイナハツマルクトをさらに盛り上げてくれるシュトレン祭りが面白い!

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