絶景あり、美食あり! イタリア・ボローニャの秋の見どころ3選
~天高く、馬肥ゆる秋~ すがすがしい秋晴れの日は、情緒ある古い街並みをぶらりと歩きながら、ご当地グルメに舌鼓なんていかがでしょうか。イタリア北部、エミリア・ロマーニャ州の州都・ボローニャは、レンガ造りの重厚な中世の街並みが広がり、秋の散策にぴったりです。今回は、中世の街・ボローニャで秋に楽しみたい観光スポットを3つ紹介します。
ハイキング気分で登りたい丘の上の「サンルーカ(San Luca)」
「サンルーカ(San Luca)」は、イタリア・ボローニャの静かな丘の上にある教会です。観光客をはじめ、礼拝に来る人、散歩に来る人、丘の傾斜を利用してトレーニングをする人など、多くの人でにぎわうスポットです。ボローニャ旧市街からポルティコと呼ばれるアーケードで覆われた回廊が、「サンルーカ」のある丘の上まで延々と続いています。
「サンルーカ」のふもと、「メロンチェッロ(Meloncello)」から丘の上へ向かう道は、階段道と車道のふたつのルートがあります。イベントが開催されている日は、階段道には赤じゅうたんが敷かれ、道中には歌や楽器の演奏が溢れます。
ボローニャの中心街から「メロンチェッロ」までは、20番のバスで30分弱です(天候、交通事情による)。
イベントがある日には、車道が商店街へと早変わり。たくさんの屋台が出店され、食べ物、おみやげ品、アクセサリー、酒などを購入することができます。
「メロンチェッロ」から「サンルーカ」までは、約2キロメートルの道のりですが、勾配がややきつく、じんわりと汗が出てきます。心地よい汗をかきながら丘の上に到着すると、眼下にはボローニャ市街地、さらにその向こうには雄大な自然が広がります。「メロンチェッロ」のあるふもとまでは、バスで移動すると効率的です。
赤のボローニャを見渡す「サン・ミケレ・イン・ボスコ(San Michele in Bosco)」
イタリア・ボローニャと言えば、世界的には次の3つの言葉で知られています。
・赤……レンガ造りの街並み
・美食……ボロネーゼなどの食事
・教養……ヨーロッパ最古の大学
そんなボローニャの「赤」が美しく見える場所が、「サン・ミケレ・イン・ボスコ(San Michele in Bosco)」です。「サンルーカ」と同じように、こちらも丘の上に建つ教会です。秋空の夕暮れをバックに観る「赤」のボローニャは絶景です。筆者はボローニャに2年間程住んでいますが、「サン・ミケレ・イン・ボスコ」から眺める街並みの景色が一番です。
「サン・ミケレ・イン・ボスコ」は、あまり観光客に知られていない絶景スポットです。ボローニャの中心街から30番のバスを使えば、約15分でアクセスできます(天候、交通事情による)。涼しい秋に丘へ出かけて、「赤」のボローニャを眺めてみませんか。
イタリア中のチョコレートを堪能「チョコショー(Cioccoshow)」
ホットチョコレートで有名なイタリア。イタリアには、ベルギーやフランスと並んで、おいしいチョコレートがたくさんあります。なかでも、ボローニャでは、固形タイプ、ドリンクタイプ、アルコール入りなど、あらゆるチョコレートの種類が楽しめます。
そんなボローニャで開催される「チョコショー(Cioccoshow)」は、ぜひとも立ち寄りたいチョコレートのイベントです。本イベントでは、試食あり、チョコクッキングショーあり、料理教室ありと、いろいろな角度からチョコレートを堪能できます。
数あるチョコレートのなかでも、ちょっと珍しいチョコレートとして紹介したいのが「セミカカオ」。「セミカカオ」はカカオの一種で、かじると少しビターなチョコレート味が癖になるおいしさです。このイベントでしか売っているところを見たことがありませんので、見かけたら迷わず購入することをおすすめします。
いかがでしたか。中世の街・ボローニャで秋に楽しみたい観光スポットを紹介しました。今度のイタリア・ボローニャ旅行の参考にしてください。
筆者
イタリア特派員
望月 唯
ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。
【記載内容について】
「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。
掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。
本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。
※情報修正・更新依頼はこちら
【リンク先の情報について】
「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。
リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。
ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。
弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。