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この秋に行きたい、旬のイタリア・ナポリ観光スポット3選

2018年09月20日

ナポリのシンボル、ヴェズヴィオ火山

五感を満たす秋旅に出かけよう! 秋といえば、スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋といろいろな秋が思い起こされますが、イタリア・ナポリ旅行ならそれらすべてを満たしてくれるでしょう。今回は、五感で秋を楽しめるナポリの観光スポットを3つ紹介します。今の季節を満喫できるナポリならではの秋旅情報が満載です。

登山女子におすすめ! 秋のヴェズヴィオ火山

サンタルチアから眺めるヴェズヴィオ火山

まず、満たしたいのは、「スポーツの秋」。

ナポリのカンツォーネにも歌われているヴェズヴィオ火山は、ナポリのシンボルともいえます。「ナポリを見て死ね」といわれるほどの美しい風景を作り出しているのは、この壮大な山があってこそ。

紀元79年、皮肉にもこの美しい火山の噴火が、ポンペイやエルコラーノの悲劇を生み出しました。その後、何度も噴火を繰り返し、現在のふたつに割れたような形になりました。高い方の峰に火口があり、標高は1,281メートルです。

ヴェズヴィオ火山は、真夏になると暑さが厳しく、真冬になると雪が積もることもあります。初夏と初秋が、登山のベストシーズンです。

迫力満点のヴェズヴィオ火山の噴火口

登山ルートの途中地点(約1,100メートル辺り)まで、バスまたはタクシーで行くことができます。周辺には、売店やトイレ、駐車場もあります。

登山ルートは、手摺りが設置されており、標高もそこまで高くありませんので、気軽に登山を楽しむことができます。しかし、火口に近づくとともにゴツゴツとした岩のデコボコ道を進むこととなりますので、歩きやすい運動靴で行くことをおすすめします。

なお、山頂はとても涼しいですが、帽子を着用し、日焼け対策や水分補給をこまめに行うことも忘れずに。

山の天気は変わりやすいので注意しましょう

秋の登山は、9月は9:00~17:00、10月は9:00~16:00、11月は9:00~15:00と時間が決められています。山の天気は変わりやすいので、天気予報を確認したうえで、早めに出かけすることをおすすめします。

ヴェズヴィオ火山へは、鉄道とバスを利用して行きます。ナポリ中央駅からヴェズヴィオ周遊鉄道に乗り、エルコラーノ駅で下車、「VESUVIO」の看板が掲げられた専用バス(大きめの乗り合いタクシー)に乗って行きます。入山料は、10ユーロです。そのほか、各旅行会社がツアーを催行しています。

■ガイド・ヴェズヴィオ
・URL:http://www.guidevesuvio.it/index.php

映画の世界をたどる! 秋のプロチダ島

カラフルな壁がかわいいプロチダ島

ナポリから高速船に乗って40分程のところに浮かぶ小さな島、プロチダ島。カプリ島やイスキア島の人気に押され、日本ではあまり知られてはいない生活感の溢れる素朴な島です。

夏はバカンスの人で溢れ、9月も中旬を過ぎるころから閑散としてきます。ふらっと訪れて、読書をしたり、散歩をしたり、DVDを観たり、手紙を書いたり、のんびりと過ごしたくなる場所。秋にぴったり、のんびりと過ごせる筆者のお気に入りの島です。ナポリから日帰りで行けるのも大きなポイントです。

映画を観てから訪れたいプロチダ島
ノスタルジックな雰囲気が漂う

筆者がこの島を好きなのには、もうひとつ理由があります。それは映画のロケ地となったこと。大好きなイタリア映画『イル・ポスティーノ(郵便屋さん)』のロケが行われたのは1994年ですが、港を降りた途端、映画のなかで観たものとまったく変わらない風景が目の前に広がるからです。そのノスタルジックな雰囲気に、時間も忘れてしまうこと請け合いです。

映画のサウンドトラックを手がけた巨匠ルイス・バカロフのテーマソングが、今にも聴こえてきそう……。

9月後半でも海水浴を楽しむ島の人の姿も

「読書の秋」「映画の秋」など、それぞれの秋を満たした後、プロチダ島で体験したいのは、もちろん「食欲の秋」。島の人のおすすめトラットリアに入れば、どこも外れなし。

旨みがジュワッと溢れるタコのマリネ
魚介のフリッターのパスタ

バロックオペラに震える! 秋のサンカルロ歌劇場

世界で一番美しい歌劇場に輝いたサンカルロ歌劇場

最後に満たしたいのが、「芸術の秋」。ナポリ王立サンカルロ歌劇場に足を運んでみましょう。ほぼ毎晩のように、オペラ、バレエ、コンサートなどの公演があります。この秋には、オペラ『ナブッコ』やヴェルディのレクイエムなど、おなじみの作品が上演されますが、筆者がおすすめしたいのは、バロックオペラ『Siroe Re di Persia』。

1726年にベネチアのフェニーチェ歌劇場にて初演されて以来、現在までまったく上演されることのなかった三幕オペラが、アントニオ・フローリオ(Antonio Florio)氏の指揮で再演されます。ピエトロ・メタスタージオ(Pietro Metastasio)の台本に、ナポリ出身のレオナルド・ヴィンチ(Leonardo Vinci)が作曲を手がけました。この2人は、ダ・ポンテ(Da Ponte)とモーツァルト(Mozart)のようにコンビで何作品かのオペラを作っています。

バロックオペラ『Siroe Re di Persia』は、ペルシャのコスロー王とシローエの物語です。コスロー王が正当な後継者と認められるハッピーエンドまで、裏切り、仮釈放、死刑判決といった宮殿の陰謀の犠牲者として翻弄される様子を描いています。内容こそヴェリズモ(写実主義)であれ、バロック音楽の優雅さを味わいたい人は必見です。

秋の夜長に鑑賞したいバロックオペラ

筆者がこのオペラをおすすめする理由は、非常に稀な公演であることはもちろん、指揮を執るアントニオ・フローリオ(Antonio Florio)氏は、筆者のナポリ音楽院の大学院でバロック音楽を専攻した際の恩師だからなのです。

ナポリの音楽院において、非常にまともで真面目な先生でした。当時の筆者は、仕事柄、どうしてもバロックの歌い方に専念できず、プッチーニを同時に歌うことはできないと言われたこともあります。あまりよい生徒ではありませんでしたが、先生の授業は大好きでした。

そして、出演者の一人でエミーラ役を歌うロベルタ・インヴェルニッツィ(Roberta Invernizzi)氏は、ミラノでバロックの発声法をマスタークラスでレッスンしてくれた師匠です。超絶きれいな声のソプラノです。こちらも必聴!

こちらの公演は、2018年11月4日(日)の一夜限りです。チケットは歌劇場にて直接、または歌劇場の公式サイトから購入します。25ユーロから40ユーロと、大掛かりなオペラに比べると値段もお手頃です。

■ナポリサンカルロ歌劇場
・住所:via San Carlo, 98/F 80132 Napoli, NA, Italy
・URL:http://www.teatrosancarlo.it/

いかがでしたか。秋を楽しめるナポリの観光スポットを3つ紹介しました。五臓六腑に染みわたる秋のナポリ旅、どうぞお楽しみください。

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