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「おわら風の盆」開催! 八尾に暮らす人々が守り育んできた民謡行事(富山県富山市)

2018年08月31日

踊り手たちによる艶やかな舞い

富山県富山市八尾町で開催される「おわら風の盆」を紹介します。「おわら風の盆」は、毎年9月1日から3日にかけて行われる、富山県を代表する民謡行事です。『越中おわら節』の旋律にのせて、坂の多い町並みを舞台に、無言の踊り手たちによる艶やかな踊りが披露されます。来訪者を魅了する「おわら風の盆」を観に、富山市八尾町へ出かけてみてはいかがでしょうか。

民謡行事「おわら風の盆」とは!?

富山市八尾町で繰り広げられる「おわら風の盆」

「おわら風の盆」が、2018年9月1日(土)から9月3日(月)までの3日間、富山県富山市八尾町を中心に開催されます。

二百十日の初秋の風が吹くころ、「おわら風の盆」の幕が開けます。毎年9月1日から3日にかけて行われる「おわら風の盆」は、今も昔も多くの人々を魅了します。涼しげな揃いの浴衣に、編笠の間から少し顔を覗かせたその姿は、実に幻想的であり優美です。

山々が赤くもえる夕暮れを過ぎると、家に沿って並ぶぼんぼりに淡い灯がともります。踊り行列は、それぞれの町の伝統と個性をいかんなく披露しながら、一晩中、唄い踊ります。踊り手による町流しの後ろには、哀愁漂う音色に魅せられた人々がひとり、またひとりと自然に連なり、誰もがおわらに染まっていきます。

「おわら風の盆」の輪踊り、町流し

「おわら風の盆」の醍醐味、町流し

「おわら風の盆」は、旧町と呼ばれる、東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町と福島を合わせた合計11の町で行われます。「おわら風の盆」の開催期間中、各町内(11支部)が決めたコースで、輪踊り、町流しが催されます(降雨中の輪踊り、町流しはありません)。

●2018年9月1日(土)
15:00~23:00(但し、17:00~19:00は、夕食、休憩のため踊っていません)

●2018年9月2日(日)
15:00~23:00(但し、17:00~19:00は、夕食、休憩のため踊っていません)

●2018年9月3日(月)
19:00~23:00(但し、19:00以前は、踊っていません)

演舞場(後述)に出演中の支部は、町内では踊っていません。出演していない町内へ行くと町流しを観る機会が増えます。フラッシュ撮影を禁止としている町内もありますので、事前に確認しておきましょう。

「おわら演舞場」における演舞会

優美な舞いが観られる「おわら演舞場」

「おわら風の盆」の開催期間中、富山市立八尾小学校グラウンドに「おわら演舞場」が設けられ、各町内による演舞が披露されます(荒天中止)。演舞場への入場料は、指定席3,600円、自由席2,100円です。

●2018年9月1日(土)
・福島(19:00~19:25)
・諏訪町(19:30~19:55)
・東町(20:00~20:25)
・下新町(20:30~20:55)

●2018年9月2日(日)
・今町(19:00~19:25)
・鏡町(19:30~19:55)
・上新町(20:00~20:25)
・東新町(20:30~20:55)

●2018年9月3日(月)
・八尾高校郷土芸能部(19:00~19:25)
・西町(19:30~19:55)
・天満町(20:00~20:25)
・西新町(20:30~20:55)

「おわら風の盆」を運営する11の町

11の町がそれぞれ自主的に行う「おわら風の盆」

「おわら風の盆」は、旧町と呼ばれる、東新町、西新町、諏訪町、上新町、鏡町、東町、西町、今町、下新町、天満町と福島を合わせた合計11の町で行われます。「おわら風の盆」は、11の町が自分の町を中心にそれぞれ自主的に行っており、一堂に会するような事はありません。

したがって、全国に名の通った民謡行事としては観光イベント的な要素は少なく、観光客へのもてなしを中心にした催事ではありません。近年は、山懐の小さな町にはあまる人並みで、混雑を極めているようです。「おわら風の盆」を観賞する場合は、節度をもった行動を心がけ、風流な民謡行事を絶やすことなく、後世へと繋げていきましょう。

語り継がれる「おわら風の盆」の歴史

三日三晩、鳴り響く三味線の音色

「おわら風の盆」がいつ始まったのか、明瞭な文献が残っていないため、その始まりははっきりしないそうです。一説には、「越中婦負郡志」によるおわら節の起源として、1702(元禄15)年3月、加賀藩から下された「町建御墨付」を、八尾の町衆が町の開祖米屋少兵衛家所有から取り戻した祝いに、三日三晩歌舞音曲無礼講のにぎわいで町を練り歩いたのが始まりともされています。

どんなにぎわいもおとがめなしということで、三日三晩、三味線、太鼓、尺八など鳴り物も賑々しく、俗謡、浄瑠璃などを唄いながら仮装して練り廻ったそうです。これをきっかけに孟蘭盆会(旧暦7月15日)も歌舞音曲で練り廻るようになったそうです。やがて、二百十日の風の厄日に風神鎮魂を願う祭り「風の盆」に変化し、毎年9月1日から3日に行うようになったといわれています。

■おわら風の盆
・住所:富山県富山市八尾町
・開催期間:2018年9月1日(土)~9月3日(月)
・URL:http://www.yatsuo.net/kazenobon/

いかがでしたか。富山県富山市八尾町で開催される「おわら風の盆」を紹介しました。観客を幽玄な世界へと誘う「おわら風の盆」を観に、富山市八尾町へ出かけてみてはいかがでしょうか。

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