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箱根のポーラ美術館で「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」展が開催中!

2020年11月22日

森村泰昌《肖像(ゴッホ)》 1985(昭和60)年、高松市美術館

神奈川県・箱根町にあるポーラ美術館では、日本とフランスの芸術交流をテーマにした展覧会「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」を2021年4月4日(日)まで開催中です。展覧会の見どころやオリジナルグッズ、館内のレストランで提供される展覧会特別メニューとともに紹介します。

「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」展

クロード・モネ《ヴァランジュヴィルの風景》 1882年、ポーラ美術館

19世紀後半から20世紀初頭にかけて、日本の浮世絵や工芸品は欧米の芸術に大きな刺激を与え、モネやゴッホなど近代を代表する芸術家たちの重要なインスピレーション源となりました。フランスを中心として巻き起こったこの“ジャポニスム”は、欧米のデザインや、伝統を重んじるアカデミックな芸術界にまで広範な影響を及ぼします。

一方、開国を機に欧化政策を進める日本では、黒田清輝をはじめ多くの学生たちがフランスへ留学し、彼らが現地で学んだ美術はそののちの近代日本美術の礎となっていきました。また、萬鐵五郎や岸田劉生といった大正期の画家たちの中には、留学がかなわないながらも雑誌や画集を通してフランス美術に対する憧れと情熱をふくらませていった若者が大勢いました。

歌川広重《名所江戸百景 上野清水堂不忍ノ池》 1856(安政3)年、東京藝術大学 ※展示期間:2021年3月7日〜4月4日

近代化の進む激動の時代、日本とフランスというふたつの国は、それぞれに新しい美の基準や感性を模索するうえで互いに必要不可欠な存在であったといえます。「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」展では、大量のモノや情報、そして人の往来が可能となった時代に、長い歴史の中で培われてきた双方の芸術が織りなした「美の往還」の検証を試みます。

ラファエル ・コラン《眠り》1892年、芸術家財団、パリ ©Fondation des Artistes / Raphaële Kriegel

展覧会の3つのみどころを紹介します。

1. 黒田清輝の師ラファエル・コランによる幻の作品が120年ぶりに公開 
数多くの裸婦像を残した黒田の代表作《野辺》には、彼がフランスで師事したラファエル・コランの《眠り》からの影響が指摘されてきました。

黒田清輝《野辺》1907(明治40)年、ポーラ美術館

1900年のパリ万博で黒田が実際に目にしたとされるラファエル・コランの《眠り》は、長年所在不明とされてきましたが、近年所在が確認されました。フランスからその作品が初来日し、本展で愛弟子だった黒田の作品ととともに120年ぶりに公開します。

フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》 1888年、ポーラ美術館

2. 国内外から約110点が集結。日本とフランスの「美の往還」をたどる
ポーラ美術館のコレクションには、ジャポニスムと関係の深いモネやゴッホ、フランスで学んだ黒田清輝や岡田三郎助、そしてセザンヌやルノワールと彼らに心酔した安井曾太郎など、日本とフランスの芸術交流を語るうえで欠かせない芸術家が多数含まれています。

ポール・セザンヌ《砂糖壺、梨とテーブルクロス》 1893〜1894年、ポーラ美術館
安井曾太郎《ターブルの上》 1912(大正元)年、福島県立美術館 ※展示期間:2020年12月中旬~

展覧会では、収蔵作品約80点のコレクションを軸に、国内外から約50点を借用。19世紀後半から現代にいたるまでの日仏の美の往還をたどります。なお、期間中に展示替えがあるため、一度に展示される作品数は約110点です。

山口晃《新東都名所 「芝の大塔」》(制作:アダチ版画研究所)2014(平成26)年、ミヅマアートギャラリー ©YAMAGUCHI Akira, Courtesy of Mizuma Art Gallery

3. 現代アーティストの視点からあぶり出す、異国に対する憧れと幻想
本展では、森村泰昌のゴッホに扮したセルフポートレートや浮世絵を翻案した山口晃の作品、フランス人の日本滞在記に想を得た荒木悠の映像作品などを、近代の作品と織り交ぜながら展示しています。「日本と西洋」「近代と現代」などの異なる視点から生み出されるさまざまな誤解やギャップをユーモラスに描き出す作品を通し、異文化理解の本質や魅力に迫る展覧会です。

■ポーラ美術館「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」
・会期: 開催中~2021年4月4日(日)
・住所: 神奈川県⾜柄下郡箱根町仙⽯原⼩塚⼭1285
・開館時間: 9:00~17:00(最終入館は16:30)
・休館日: 会期中無休
・入館料: 大人 1800円、大学生・高校生 1300円、中学生以下無料
・最寄駅: 箱根登山バス「ポーラ美術館」
・URL: https://www.polamuseum.or.jp/sp/connections/
※会期中展示替えあり。上記以外の料金、講演会やギャラリートークなどのイベント開催については、公式ウェブサイト(URL)を確認してください

展覧会のオリジナルグッズ

フィンセント・ファン・ゴッホ《草むら》の雨傘 5900円(税込)

ミュージアムショップでは、企画展ごとにオリジナルグッズを販売しています。今回も本展にちなんだグッズを販売中です。

「フィンセント・ファン・ゴッホ《草むら》の雨傘」は、傘の生産過程で生じた端切れをパッチワークし、デザイン性の高い傘を作り出す「+RING(プラスリング)」とコラボレートした商品です。ゴッホの作品《草むら》とチェックの生地を組み合わせたデザインは、+RINGらしく個性的でスタイリッシュ。落ち着いた色味なので、男性も使いやすくギフトにも最適です。
※11月末より販売開始予定

Connections展オリジナルトートバッグ 1500円(税込)

本展のロゴをデザインした「Connections展オリジナルトートバッグ」。ライトグレーのキャンバス地にレモンイエローのタイル柄が爽やかなデザインです。

ポーラ美術館オリジナル布製マスク 各1000円(税込)

本展で展示する作品を含む5点の名画がマスクになりました。顔が名画のキャンバスに!? 大・中・小と3サイズの展開で、タオルの産地である今治(愛媛県)製で肌にも優しく安心です。

・クロード・モネ《睡蓮》
・ポール・セザンヌ《ラム酒の瓶のある静物》*
・オディロン・ルドン《日本風の花瓶》
・フィンセント・ファン・ゴッホ《ヴィゲラ運河にかかるグレーズ橋》*
・佐伯祐三《アントレ リュード シャトー》*
*は「Connections―海を越える憧れ、日本とフランスの150年」展の展示作品

金太郎飴 550円(税込)

岸田劉生《麗子坐像》のイラスト入りのかわいい巾着袋に麗子の顔の金太郎飴が入った商品。飴によって少しずつ異なる麗子の表情が楽しめます。

オリジナルグッズは、ポーラ美術館のオンラインショップでも販売中です。

■ポーラ美術館オンラインショップ
・URL: https://shop.polamuseum.or.jp/

レストランでの展覧会特別メニュー

「日本とフランス – 食のマリアージュ」 3040円(税込)

ポーラ美術館併設のレストラン「アレイ」にて、展覧会からインスピレーションを受けた特別コースメニューを提供しています。

「アレイ」は、白で統一されたインテリアが印象的なレストラン。大きな窓の外に望む緑がまぶしい、明るく広々とした空間で旬の食材を使った欧風料理から和食まで幅広い料理を用意しています。

〈オードブル〉白菜のポタージュ やわらかい蟹のムース添え

本展の開催にちなんで、日本の食材をフランス料理の技法で仕上げました。日本とフランスの調和を堪能しましょう。

オードブルの温かい白菜のポタージュは、蟹のやわらかいムースとゆずの香りを楽しめる一品です。

〈メインディッシュ〉鴨胸肉のロティ 金柑のソース(パンまたはライス付き)

メインディッシュは、香ばしく焼き上げた鴨に甘みのある金柑のソースを合わせました。季節の野菜とともにいただきましょう。

〈デザート〉温かい抹茶風味のガトーとアイスクリーム

デザートは、和の食材である抹茶の温かいガトーにチョコレートソース、アイスクリームやフルーツを添えています。

ドリンクは、ライチの香る紅茶かコーヒー、紅茶から選ぶことができます(ライチの香る紅茶、紅茶はポットでの提供)。

■レストラン アレイ
・営業時間: 11:00~16:00(L.O.)
・座席数: 120席
・URL: https://www.polamuseum.or.jp/shop/restaurant/
※1月11日~2月28日の平日のみ、11:00~15:00(L.O.)に変更して営業

深まる秋に紅葉とともに、芸術の秋を楽しんでみませんか。

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※当記事は、2020年11月19日現在のものです

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