小田原城初！ 冬桜イルミネーション 光と音が織りなすファンタジーショーが開幕
かつて北条氏の本拠地として知られ、現在では国の史跡にも指定されている小田原城跡。東海道の要衝に凛としてそびえ、幾多の時代を悠々と見守ってきた小田原城が、ついにイルミネーションに彩られます。その名も「小田原城 冬桜イルミネーション」。歴史的にも初の試みとなる「小田原城 冬桜イルミネーション」をご紹介します。
小田原城 冬桜イルミネーションが開幕
2017年12月9日（土）から2018年3月4日（日）までの期間、一般社団法人小田原市観光協会が主催となり、「小田原城 冬桜イルミネーション ～光と音が織りなすファンタジーショー～」を開催します。小田原城の本丸広場をはじめ天守閣の展望デッキからもお楽しみいただけるイベントです。
このイベントは、数百年におよぶ小田原城の長い歴史の中でも初の試みとなる催しです。冬桜をはじめ、梅や藤、花菖蒲、紫陽花などの小田原城を代表する花々をモチーフにしたイルミネーションとなっています。
小田原城 冬桜イルミネーションのポイント
「小田原城 冬桜イルミネーション」は、一般のライトアップとは異なり、光と音楽がコラボレーションする新感覚のプログラムです。小田原城に咲き誇る冬桜や梅、藤、花菖蒲、紫陽花などをモチーフにしたライティングと小田原城本丸広場を包み込む音楽の演出が魅力です。
また、会場には来場者が参加できる体感型の演出コーナーが設けられています。ふたりで手を繋ぎ、設置されたセンサーに互いにタッチすると、光や音を使ったアトラクションが披露されます。アトラクションは5種類用意されており、それぞれ約15秒ほどです。
北条氏の本拠地であった小田原城
小田原城の天守閣は、2016年5月に平成の大改修を終え、現在、一般に公開されています。小田原城といえば、“難攻不落”がその代名詞。小田原城を本拠地としていた北条氏政が、名うての戦国武将である上杉謙信や武田信玄の侵攻を退けたという逸話は有名です。
しかし、1950年、豊臣秀吉の包囲網によって兵糧攻めにあい、ついに落城します。一時期、北条氏の小田原城を含む領土は徳川家康に与えられますが、明治維新を機に城主のいない城となります。その後、1960年には小田原市制20周年事業として天守閣が復興しています。
小田原城へのアクセス
小田原城（小田原城址公園）には専用駐車場がなく、周辺の有料駐車場を利用するようになります。そのため、小田原城へアクセスするには、公共交通機関を利用するのが便利です。最寄駅はJR線「小田原駅」です。「小田原駅」東口から徒歩で10分の所にあります。車でお越しの方は、西湘バイパス・小田原インターチェンジから約5分、東名高速道路・大井松田インターチェンジから約40分です。
難攻不落と称された歴史ある名城。幾多の時代を乗り越えてきた小田原城初となるイルミネーションイベントへぜひお出かけください。
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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