2,000個の江戸風鈴が夏の小江戸川越を彩る風物詩「川越氷川神社 縁むすび風鈴」恋のあかりを手に川越散策へ（埼玉県）

現在も「風の便り」という言葉が残っているように、昔の日本人は「風が人の想いを運んでくれる」と信じていました。風鈴は、風が鳴らしてくれる鈴。目には見えない風を「音」として私たちに知らせてくれます。

夏の間、川越氷川神社に飾られた風鈴には願いごとを書いた木の短冊を結ぶことができます。境内に響く、涼やかな風鈴の音は、たくさんの願いが風にのって運ばれていく音色です。本年は令和元年の記念の年であり、風鈴の「鈴」の字のつくりは、まさに「令」。「令」は「神様の声に耳をそばだてる」形であり、風鈴の清らかで美しく澄んだ音色は「神様のお力を注ぐ音」。本年も大切な想いが「縁むすびの神様」へ届き、お参りされた皆さまに良いご縁が運ばれますように。

・すべて手作り、色鮮やかな江戸風鈴
昼は澄んだ美しさ。夜は幻想的な輝き。境内に飾られたガラス製の江戸風鈴、その数は二千個以上。職人さんが氷川神社のために手作りで奉納してくれたものです。よく見ると色も形も、そして音もそれぞれ異なります。

・まるで天の川のような小川
1500年以上前に創建された川越氷川神社の由緒を記した古い文書には「光る川の伝説」が残っています。この由緒にならい「縁むすび風鈴」の期間中、19:00～21:00まで、夏空の天の川に見立てて境内の小川に光を灯します。風鈴の音色に合わせて、涼やかな光の瞬きを感じられます。

・夏らしく浴衣で
川越は江戸時代の伝統的な建造物が多く残る街。着物が大変似合います。街なかにはレンタル着物店も多数あり、浴衣姿で街歩きを楽しむ方がたくさんいらっしゃいます。もちろん境内も、浴衣姿の女性やカップルで大変華やかな雰囲気です。

・夏だけの限定のモノたち
縁むすび風鈴の開催時、神社では数量限定で夏らしい涼やかな柄のお守りが頒布されます。また、境内にある鎮守の杜のカフェ「むすびcafe」では、風鈴に見立てたガラスの器に入ったスイーツも人気です。

SNSでもフォトジェニックとして注目を集めている、色とりどりの風鈴が飾られている「風鈴回廊」をはじめ、透明な風鈴が並び、夕方以降にライトアップされて時間とともに色が変わる幻想的な光景が楽しめる「風鈴小路」、夜の川越氷川神社境内を上空から優しく包み込む、竹細工の毬、地下から湧き出るご神水が流れる小川に無数の光ファイバーでライトアップした、夜空にきらめく天の川のような光る川など、神社全体が幻想的でステキなデート空間。

それぞれの想いを神社特製のぼんぼりに灯して、川越の夏の夕景を楽しもう。ぼんぼりを手に歩いていくと、今もひっそりと息づく小江戸川越の歴史や文化が、夕暮れのまちにふわりと浮かび上がってくるようです。

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期間中、毎日18時半から社殿にて「特別良縁祈願祭」が執り行われます。恋人・夫婦・家族・友人、大切なひとといつまでも仲睦まじくいられるように、縁結びの神様にお祈りをします。祈願を受けられた方は、ぼんぼりが授与されます。
また、期間中に市内の酒販店や飲食店では、川越生まれのクラフトビール「COEDO」の「恋あかり限定ビール」が販売されます。

川越の伝統ある氷川神社の境内を彩る無数の幻想的なあかりと風鈴の音色を、大事なひと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。

■「川越氷川神社 縁むすび風鈴」
開催期間：令和元年7月6日（土）～9月8日（日）
開催時間：9:00～21:00
住所：埼玉県川越市宮下町2-11-3 川越氷川神社
URL：http://www.hikawa-fuurin.jp