しぼりたての試飲あり!栃木最古の酒蔵「開華」で酒蔵見学会(栃木県佐野市)

公開日 : 2018年01月25日
最終更新 :
関東三銘酒と評される「開華」
関東三銘酒と評される「開華」

栃木最古の酒蔵「開華」で行われる酒蔵見学会を紹介します。関東三銘酒と評される「開華」。その「開華」を造っているのが第一酒造株式会社です。第一酒造株式会社は栃木最古の酒蔵で、昔ながらの地域交流も兼ね、年に1回、酒蔵見学を実施しています。今回は、栃木最古の酒蔵が主催する酒蔵見学会を紹介します。

栃木最古の酒蔵「開華」の酒蔵見学会とは!?

栃木最古の酒蔵「開華」の酒蔵見学会とは!?
酒造りの工程を見ながら日本酒を味わえるイベント

栃木県佐野市にある酒蔵、第一酒造株式会社は、2018年2月17日(土)、18日(日)の2日間にわたり酒蔵見学会を開催します。酒蔵見学会は、第一酒造の看板商品である「開華」や米で作った甘酒など、その酒造りの工程を見ながら、日本酒を味わえるイベントです。今年で24回目を迎える、歴史ある酒蔵見学会です。

「開華」の酒蔵見学会では、精米から始まる酒造りのすべての工程を一つひとつ見学することができます。しかも、普通の酒蔵見学会と違うところは、日本酒造りのプロの案内を受けられるところです。実際に日本酒を造っている酒造一級技能士や、きき酒師有資格者による案内を目の前で聞くことができます。

なお、今年の酒蔵見学会では、たくさんのイベントが企画されています。特に注目のイベントは、新商品「蔵人が育てた米で造った甘酒」の試飲です。酒粕を使用せず米と米糀だけで造った甘酒です。やわらかい口当たりなので、お酒が少し苦手な方もきっと楽しめますよ。

ほかにも、「開華」はもちろん、限定しぼりたての試飲もできます。また、「開華」大吟醸酒が当たる大抽選会や酒粕、地元物産品、近隣の菓子店とのコラボ商品の販売も行われます。

栃木最古の酒蔵たる酒蔵見学会へのこだわり

栃木最古の酒蔵たる酒蔵見学会へのこだわり
仕込みをしている時の酒蔵の香りや空気を感じてほしい

「開華」の酒蔵見学会にはひとつのこだわりがあるそうです。それは、酒蔵見学会を毎年2月に開催することです。最近、酒蔵見学会を開催する酒蔵は多くなりましたが、それらの多くは春から夏かけて行われます。酒造りでもっとも重要な仕込みの最盛期(2月)を避けて開催するからです。

「開華」の酒蔵見学会は、仕込みをしている時の酒蔵の香りや空気を感じてほしいと、酒造りのすべての工程が行われているもっとも忙しいこの時期に酒蔵見学会を開催しているそうです。「酒造りの醍醐味を感じてほしい」というのが、栃木最古の酒蔵たる酒蔵見学会へのこだわりなのですね。

第一酒造株式会社が造る「開華」とは!?

第一酒造株式会社が造る「開華」とは!?
「開華」の製造には日本名水百選に選ばれた佐野の水を使います

第一酒造株式会社は、江戸時代の初期、1673年(延宝元年)に創業した栃木県内最古の酒蔵です。徳川幕府4代将軍徳川家綱の時代から続く歴史ある酒蔵です。創業当時から農業も同時に営んでおり、田植えから米の収穫、酒造りまでが一体となった全国でも数少ない酒蔵です。

「開華」は、日本名水百選にも選ばれている佐野の水を使って造られます。「開華」造りに携わるのは、日本酒造りのプロ中のプロばかりです。杜氏の国家検定制度「酒造一級技能士」の有資格者5名、さらに、日本全国に十数名しかいない「下野杜氏」が3名、「清酒の官能評価分析における専門評価者」1名、「とちぎマイスター」1名、「食糧検査技師」2名が、確かな実力のもと、丹精込めて造りあげます。

会場(第一酒造株式会社)へのアクセス方法

会場(第一酒造株式会社)へのアクセス方法
期間中は佐野駅と会場を往復するマイクロバスが運行されます

「開華」の酒蔵見学会の会場となる第一酒造株式会社へ行くには、電車を利用すると便利です。第一酒造株式会社の最寄りとなる駅は、JR両毛線、東武佐野線佐野駅です。酒蔵見学会が行われる日は、佐野駅と会場を往復する無料のマイクロバスが運行されます。

自動車で行く場合は、東北自動車道佐野藤岡インターチェンジを利用すると便利です。酒蔵見学会が行われる日には、臨時の駐車場が用意されています。自動車を利用の方は、くれぐれも飲酒運転にならないように気を付けましょう。

昔ながらの地域交流も兼ね、年に1回開かれる第一酒造株式会社の酒蔵見学。関東三銘酒と評される「開華」を味わいに栃木を旅してみてはいかがでしょうか。

筆者

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