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【ご招待】日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」いざ、リアル三国志へ参らん!(上野・東京国立博物館)

2019年08月16日

関羽像(かんうぞう)(部分) 青銅製 明時代・15~16世紀 新郷市博物館蔵

小説、漫画、アニメ、ゲームなど多彩なジャンルに渡って、日本人に親しみ深く、衰えることのない人気を誇る「三国志」。その三国志のリアルを知るべく、選りすぐりの文物と最新の研究成果をまじえて、その実像に迫った待望の特別展が、東京・上野の東京国立博物館 平成館にて開催中です。これまでの三国志を超えた、考古学ならではの視点から見た、新たな三国志像が楽しめる特別展「三国志」をご紹介します。

おさらい「三国志」

湖北省荊州市に残る、三国志の面影

前後400年あまり続いた漢王朝は、がいせきかんがんが実権を握るなかで徐々に力を失い、社会秩序は混乱をきたすようになりました。そうしたなか、たいへいどうべいどうといった道教集団が民衆の心をとらえて立ち上がり、こうきんの乱(184年)が勃発するなど世情は大いに乱れました。

動乱の収拾をはかる漢王朝は、有力諸将の力を頼みとしました。しかし、これがかえって彼らの台頭をゆるし、華北ではそうそうが立ち、長江上流域の四川平原ではりゅうが政権をにぎり、南の長江下流域では江南の地にそんけんそんけん父子が自立し、ここにしょくの天下三分の形勢が定まりました。

こうして、三国時代(220~280年)が幕を開けたのです。

関羽・張飛像(かんう・ちょうひぞう) 張玉亭作 土製、彩色 清時代・19世紀 天津博物館蔵

魏・蜀・呉の動向は、正史『三国志』や小説『三国志演義』に著され、長く人々の親しむところとなりました。そして21世紀に入り、そうそうこうりょう(曹操の墓所)の発掘など重要な考古学成果が相次いだことで、三国志研究は新たな局面を迎えることになりました。実物資料をもとに、三国志の世界を再構築する時代が到来したのです。

荊州市 関帝廟の関羽像

東京国立博物館で開催中の特別展「三国志」は、日本でも人気の高い三国志について、選りすぐりの文物と最新の研究成果をまじえて、その実像に迫った内容の特別展となっています。この夏、三国志展へいざ参らん!

■日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」
所在地:東京国立博物館 平成館(上野公園)
※東京都台東区上野公園13-9
開催期間:開催中~9月16日(月・祝)
開館時間:9:30~17:00 ※金曜・土曜は21:00まで。※入館は閉館の30分前まで。
休館日:月曜日 ※ただし、9/16(月・祝)は開館
展覧会公式サイト:https://sangokushi2019.exhibit.jp/

2019年10月1日(火)~2020年1月5日(日)、九州国立博物館でも開催!

特別展「三国志」のみどころ

音声ガイドと一緒に三国志の世界を堪能しよう

【必見】
三国志研究史上、最大の発見で、海外初出品となる河南省の曹操高陵出土品や、呉の皇族クラスの墓と目される江蘇省のじょうぼう一号墓の出土品など、最新の発掘成果が目白押し!三国志の実像に迫ります。

【潜入】
2009年、河南省安陽市で曹操を葬った墓、曹操高陵発見。そのしらせは国内外の学者たちの注目を集め、現在も調査研究が続いています。本展では、この曹操高陵の実像に迫ります。

【競演】
小説や漫画、ゲーム、人形劇など幅広いジャンルで世代を超えて親しまれている三国志。本展覧会では、さまざまな三国志との夢のコラボレーションを行っています。

関帝廟壁画「張飛、督郵を鞭打つ」(かんれていびょうへきが「ちょうひ、とくゆうをむちうつ」) (部分)土製 、彩色 清時代・18世紀 内モンゴル自治区フフホト市清水河県水門塔伏龍寺伝来 内蒙古博物院蔵

・プロローグ 伝説のなかの三国志
およそ1800年前、後漢王朝の混迷に端を発した三国志の時代は、幾多の武将の栄枯盛衰とともに記録され、のちには歴史性を帯びた伝説となって普及しました。伝説は人々の親しむところとなってそこから詩文や絵画が生まれ、また関羽のように尊崇を集め神格化される武将もいました。今につながる多彩な「三国志文化」をお楽しみください。

画像は、黄巾の乱の後、県令に任命された劉備の前にあらわれた、帝の特使 督郵が暴言を吐き、賄賂を要求したことで頭にきた張飛が鞭打つ、というシーンの壁画。

貨客船(かきゃくせん) 土製 後漢~三国時代(呉)・3世紀 2010 年、広西チワン族自治区貴港市梁君垌14号墓出土 広西文物保護与考古研究所蔵

・第1章 曹操・劉備・孫権—英傑たちのルーツ
魏の基盤を作った曹操は、父祖伝来の勢力基盤を引き継ぎつつ漢王朝の中枢で実権を握り、動乱の時代に覇をとなえました。蜀の劉備は漢皇室の血統を自認し、漢王朝の復興を掲げました。呉の孫権は海洋ネットワークを駆使して勢力を伸ばすなど、独自の路線を歩みました。後世に英傑とも称される彼らのルーツを、選び抜かれた文物から読み解いてみましょう。

画像は、漢から三国時代にかけて、呉の沿岸部の墓で集中的に出土した船形模型。対外交易がさかんだった海洋国家・呉ならではの文物です。

「倉天」磚(「そうてん」せん) 土製 後漢時代・2世紀 1976~1977 年、安徽省亳州市元宝坑1号墓出土 中国国家博物館蔵

・第2章 漢王朝の光と影
漢王朝は天下に比類なき巨大帝国へと成長し、全国各地に統治の網を張りめぐらせました。しかし、2世紀末には王朝内部の政争が表面化し、皇帝は求心力を失っていきました。地方では道教教団が台頭して新時代の幕開けをけんでんする黄巾の乱がおこり、漢の都はとうたくによって破壊されるなど、社会全体が混迷を深めていました。

画像は、黄巾の乱のスローガンを刻む磚。「倉天乃死(蒼天すなわち死す)」を含む3行の銘文。184年、後漢末期の混乱のなかで発生した黄巾の乱の合言葉「蒼天すでに死す、黄天まさにたつべし」を彷彿とさせる磚。

「曹休」印(「そうきゅう」いん) 青銅製 三国時代(魏)・3世紀 2009 年、河南省洛陽市孟津県曹休墓出土 洛陽市文物考古研究院蔵

・第3章 魏・蜀・呉 ―三国のていりつ
魏、蜀、呉の鼎立は、後漢時代の末期に形づくられ、それぞれの境界で争いはとくに熾烈を極めました。220年、曹操が没して息子のそう(文帝)が後漢から皇位を奪うと、蜀の劉備と呉の孫権はこれに反発し、互いに正統性を主張。ここでは、後漢時代から三国時代の武器や著名な合戦を取り上げ、その時代の空気を感じ取る展示を楽しめます。

画像は、曹操が寵愛した武将、そうきゅうの名が印章になった「曹休」印。
魏の将軍・曹休は曹操の甥にあたります。十代の頃に父と死別し、曹操は「我が家の千里の駒である」と言って、我が子同然に可愛がりました。『三国志』の登場人物の名を刻んだ印章はこの「曹休」印が唯一の出土例となります。

・第4章 三国歴訪
魏は漢王朝の中心地だった黄河流域に勢力を張り、蜀は自然の恵み豊かな長江上流の平原をおさえ、呉は長江中・下流の平野部と沿岸域に割拠しました。異なる風土は、それぞれに独自の思想や習慣を育みました。各地で出土する文物にも、三国それぞれの特色があらわれていることがわかります。

石牌「魏武王常所用挌虎大戟」(せきはい「ぎのぶおうつねにもちいるところのかくこだいげき」) 石製 後漢~三国時代(魏)・3世紀 2008~2009年、河南省安陽市曹操高陵出土 河南省文物考古研究院蔵

・第5章 曹操高陵と三国大墓
後漢時代の末期から三国時代になると、支配者たちは墓づくりに対してこれまでとは異なる路線を歩みました。豪華さを競うのではなく、質素倹約を貴ぶようになります。ここでは、2008年から2009年にかけて発掘されて話題を呼んだ曹操高陵(曹操墓)をはじめ、各地の著名な古墓を巡り、支配者たちの意識の変化に迫ります。

画像は、「魏武王が愛用した虎をも打ち取る大きなげき」と刻むせきはい。魏の武王は曹操を指し、これにより発掘された墓が曹操高陵であることの決め手となりました。

「晋平呉天下大平」磚(「しんごをたいらげてんかたいへい」せん) 土製 西晋時代・280年 1985年、江蘇省南京市江寧区索墅磚瓦廠1号墓出土 南京市博物総館蔵

「晋平呉天下大平」磚(「しんごをたいらげてんかたいへい」せん)の上下面

・エピローグ 三国の終焉-天下は誰の手に
つわものたちが幾多の戦いを繰り広げた三国時代。
最後に天下をおさめたのは魏でも蜀でも呉でもなく、司馬氏が建てた西せいしん王朝でした。司馬氏は各地の有力一族の基盤を守りつつも、新たな秩序を生み出していきました。

画像は、西晋時代の墓に使われていた磚に「晋、呉を平らげ天下大平」と刻印。三国志の時代の結末をもっとも端的に伝えている、世界一短い三国志です。

いかがでしたか。三国志を彩ったさまざまな英雄、武将たちを、そして映画や小説の中のあの戦いを、体感しに東京国立博物館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

読者ご招待のお知らせ

読者ご招待のお知らせ

今回、日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」の開催を記念して、招待券を提供いただきました。この記事をご覧いただいた方の中から抽選で5組10名様にプレゼント!この記事を“お気に入り”するか、シェアしてから、以下よりご応募ください。

ご応募・応援はこちらから。
※応募期間:2019年8月16日(金)~2019年8月25日(日)
※ご当選者の発表は賞品の発送をもって代えさせて頂きます。

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