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ユネスコ無形文化遺産「男鹿のナマハゲ」が大晦日の晩に行われます(秋田県男鹿市)

2018年12月29日

ユネスコ無形文化遺産に登録された「ナマハゲ」

大晦日の晩に秋田県男鹿半島全域で行われる「ナマハゲ」を紹介します。「ナマハゲ」は、藁の衣装をまとい、鬼のような面をつけた神の使い(来訪神)が民家を訪れ、怠け心を戒め、無病息災、五穀豊穣を祈願する秋田県の民俗行事です。2018年12月にユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中の人々から関心が寄せられています。「ナマハゲ」の民俗行事を体験しに、秋田県男鹿半島へ出かけてみてはいかがでしょうか。

秋田県の民俗行事「ナマハゲ」とは!?

「ナマハゲ」を酒や料理でもてなす

「ナマハゲ」とは、秋田県が誇る雪国の民俗行事で、毎年12月31日、大晦日の晩に、男鹿半島全域で行われます。集落の青年たちが、「ナマハゲ」に扮して、「泣く子はいねがー」などと大声で叫びながら地域の家々を巡ります。

男鹿地域の人々にとって「ナマハゲ」は、怠け心を戒め、無病息災、田畑の実り、山の幸・海の幸をもたらす来訪神です。冬に囲炉裏に長くあたっていると手足にできる火斑を方言で「ナモミ」と呼び、怠け心を戒めるための「ナモミ剥ぎ」が「ナマハゲ」の語源になったといわれています。

「ナマハゲ」は、地区ごとに面や衣装、持ち物などが異なることが大きな特徴です。面は、木の皮を集めたものや木片を彫刻したもの、ザルに紙を張ったもの、紙粘土で作ったものなど、さまざまな種類があります。

ユネスコ無形文化遺産に登録された「男鹿のナマハゲ」

「ナマハゲ」と泣きじゃくる子供

「男鹿のナマハゲ」は、第13回ユネスコ無形文化遺産保護条約政府間委員会において、全国の来訪神行事10件とともに「来訪神:仮面・仮装の神々」として、2018年12月1日(土)にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

「男鹿のナマハゲ」は、地域の結びつきや世代を超えた交流を深める絆の役割を果たし伝承されてきたことが、世界的に評価されました。地域に脈々と受け継がれてきたこの行事は、怠け心を戒め、災いを祓い、豊作、豊漁、吉事をもたらす男鹿の誇るべき文化といえます。

「ナマハゲ」が展示されている場所「なまはげ館」

「なまはげ館」の外観

「なまはげ館」は、秋田県男鹿市にある展示施設で、「ナマハゲ」の面や衣装を観ることができます。施設内には、男鹿の60地区におよぶ「ナマハゲ」の面や衣装が展示されている「なまはげ勢揃いコーナー」をはじめ、「ナマハゲ」に関する資料を展示する「神秘のホール」、大晦日の「ナマハゲ」行事を紹介する映画を大スクリーンで上映する「伝承ホール」などがあります。

なかでも人気の施設は、本物の「ナマハゲ」の衣装を身につけることができる「なまはげ変身コーナー」です。本物の「ナマハゲ」の衣装を身に纏ったら、記念撮影をしましょう。怠け心を戒める「ナマハゲ」の気持ちが味わえるかもしれません。

また、「お土産・グッズ販売コーナー」では、「ナマハゲ」関連商品やオリジナルグッズが多数並びます。家族、友人へのお土産に、また、来館記念として、「ナマハゲ」グッズを購入してみてはいかがでしょうか。

■なまはげ館
・住所:〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢
・URL:https://www.namahage.co.jp/namahagekan/

「なまはげ柴灯まつり」とは!?

「なまはげ柴灯まつり」の様子

「なまはげ柴灯(せど)まつり」は、秋田県男鹿市北浦の真山神社で行われる神事「柴灯祭」と伝統行事「ナマハゲ」を組み合わせた観光行事です。1964(昭和39)年に始まり、毎年2月第2金~日曜に行われます。

「なまはげ柴灯まつり」は、真山神社境内の広場に焚かれる柴灯火の明りのもと、男鹿地方独特の祓い神楽を奉納する「湯の舞」と古い伝統的な湯立て神事である「鎮釜祭」をもって始まります。「ナマハゲ」に扮する若者が、神職にお祓いを受けた面を授かり、「ナマハゲ」へと化し、山へ戻る「なまはげ入魂」が行われます。

神楽殿では、男鹿各地で大晦日に行われる伝統行事「男鹿のナマハゲ」の再現と面や衣装が異なる男鹿各地の「ナマハゲ」が登場する「里のなまはげ」、さらに、郷土芸能として定着した勇壮な「なまはげ太鼓」の演奏が繰り広げられます。

柴灯火の前で行われる、秋田県出身の現代舞踏家・故石井漠氏の振り付けと子息の作曲家・石井歓氏の曲による「なまはげ踊り」も迫力満点です。まつりの終盤、松明をかざした「ナマハゲ」が雪山から降りてくる姿は幻想的です。

下山したナマハゲが、観客であふれる境内を練り歩き、まつりはクライマックスを迎えます。柴灯火で焼かれた護摩餅が、神官から「ナマハゲ」に捧げられ、「ナマハゲ」は山深くの神のもとへと帰っていきます。

■なまはげ柴灯まつり(真山神社)
・住所:〒010-0685 秋田県男鹿市北浦真山水喰沢97
・開催期間:2019年2月8日(金)~2月10日(日)
・URL:https://oganavi.com/sedo/

いかがでしたか。大晦日の晩に秋田県男鹿半島全域で行われる「ナマハゲ」を紹介しました。ユネスコ無形文化遺産に登録され、世界中の人々が注目する「ナマハゲ」を体験しに、秋田県男鹿半島へ出かけてみてはいかがでしょうか。

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