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新庄まつりへ行こう! 現代に甦る歴史絵巻 豪華絢爛山車20台(山形県新庄市)

2018年08月14日

24日の一夜限り。宵まつりの夜の山車行列の様子

藩政時代の1756(宝暦6)年、藩主・戸沢正諶(とざわまさのぶ)が、戸沢氏の氏神である城内天満宮の「新祭」を、領民と共に祝ったのが「新庄まつり」の起源だといわれています。前年の大凶作で激しい打撃を受けた領民に、活気と希望を持たせ、豊作を祈願するために行われそうです。そんな歴史ある「新庄まつり」は、毎年、8月24日から26日までの3日間にわたり開催されます。今回は、260年以上の歴史を紡いできた「新庄まつり」の見どころを紹介します。

8月24日 宵まつり 新庄囃子合同演奏

新庄駅前ふれあい広場「アビエス」で行われる新庄囃子合同演奏

「新庄まつり」の山車(だし)は、囃子がなければ始まりません。山車づくりが町衆の役目ならば、囃子は周辺の村の若衆たちの役目です。おもに山車を引っ張り、その山車の後ろに囃子がつきます。囃子の構成は、太鼓、小太鼓、笛、鉦(しょう、かね)、三味線からなります。

「新庄まつり」の囃子は、花車大八という俠客が、祇園まつりの囃子を習い、それをまねて作曲したといわれています。お祭りの初日、24日には、新庄囃子合同演奏が行われます。開始は9:30からとなり、どなたでも無料で観覧できます。

8月24日 宵まつり 灯入式

天満宮の御神燈を氏子総代会長から役員へ

「新庄まつり」のメインとなる行事は、灯入式です。24日の18:00頃から、新庄駅前近くの中央通り交差点にて厳かに執り行われます。18:30頃になると、各町内の役員が提灯を持って、南本町十字路を20台の山車と共に新庄駅前に向かって進みます。

灯を繋ぐ様子

8月24日 宵まつり 山車市内巡行

会場に山車が入るとそこは幻想的な空間に

この日まで、時間をかけて各町内で作ってきた山車。山車の題材は、能や歌舞伎、歴史物語、伝説などから選ばれます。山車の飾りは、等身大の人形を中心に、山、館、花、滝などが周りに配されます。

24日、19:00頃に一番山車が「新庄まつり」の会場である「アビエス」に到着します。その後、山車は、各町内の山車小屋へ帰り、長いお祭りの初日が終わります。

8月25日 本まつり 神輿渡御行列

最上公園を出発

お祭りの2日目、25日には、本まつりが行われます。本まつりでは、神輿渡御行列に参加する氏子総代、各小頭などの面々約200名が、新庄藩の武士になり、神輿の警護にあたります。

神輿渡御行列では、傘回しや息の合った挟箱、熊の積毛をもつ伊達衆の演技、猿田彦など、見どころがたくさんあります。神輿渡御行列は、9:00に最上公園を出発し、「新庄まつり」の会場「アビエス」、石川町ごきげん通りなどを巡行し、15:45頃に最上公園に戻ってきます。

神輿渡御行列の挟箱
9:45頃、メイン会場「エビエス」へ
石川町ごきげん通りにて。その後最上公園へ戻ります

8月25日 本まつり 山車行列

メイン会場「アビエス」から観る山車

神輿渡御行列が通り過ぎた後、山車行列が駅前通りを巡行します。山車を一目見ようと、会場となる駅前ふれあい広場「アビエス」には、大勢の人が押し寄せます。勇壮に飾られた山車は、前日の宵まつりとは違った表情を見せ、新庄囃子に合わせて飛び交う若連衆のかけ声に、会場の興奮は最高潮へと達します。

8月26日 後まつり 奉納鹿子踊り

奉納鹿子踊りは、最上公園にて10:00頃から

お祭りの3日目、26日には、後まつりが行われます。後まつりでは、新庄市内北部の萩野と仁田山に古くから伝わる民俗芸能「萩野・仁田山鹿子踊り」が奉納されます。「萩野・仁田山鹿子踊り」は、全国的にも珍しいカモシカを模した踊りで、五穀豊穣を祈願します。

踊る鹿子は7頭で、カモシカに似せた鹿子頭に、頭から肩には鶏の羽毛をつけて、羯鼓を腹に巻き、長幕を被ります。この地方では、太い竹で作った「ささら」呼ばれる伴奏楽器をすり合わせながら、古くから伝わる歌を歌います。

藩政時代には、十数隊の「鹿子踊り」がありましたが、現在では、萩野と仁田山の二隊で、この民俗芸能が守り継がれています。

●10:00~11:00
・戸沢神社(仁田山獅子踊り)
・護国神社(萩野獅子踊り)

●13:00
・南本町十字路(萩野鹿子踊り)

街頭で披露される「獅子踊り」の様子

8月26日 後まつり 飾り山車と手締め式

中心商店街に20台の山車が一堂に

後まつりでは、10:00から16:00まで、駅前、本町、大町、中央通りを中心に全20台の山車が並びます。山車を前に、若連衆による見どころの解説や、祭り囃子体験などが行われます。

手締め式は南本町十字路で16:00から行われます

お祭りの最後に行われる手締め式によって、「新庄まつり」は終了を迎えます。市中心部の南本町十字路の四方に山車が配され、盛大に手締め式が執り行われます。3日間にわたり繰り広げられた、勇壮かつ華麗な「新庄まつり」が、ここに幕を下ろします。

■新庄まつり
・開催場所:新庄駅前ふれあい広場「アビエス」
・開催期間:2018年8月24日(金)~8月26日(日)
・URL:http://shinjo-matsuri.jp/

いかがでしたか。260年以上の歴史を紡いできた「新庄まつり」の見どころを紹介しました。「新庄まつり」の感動を体験しに、山形県新庄市を訪れてみてはいかがでしょうか。

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