伊豆「土肥桜まつり」 開花情報とイチゴ狩り ひと足はやい春の訪れ(静岡県・伊豆市)

公開日 : 2020年01月15日
最終更新 :
ピンクの花びらがかわいらしい「土肥桜」
ピンクの花びらがかわいらしい「土肥桜」

静岡県の伊豆半島にある伊豆市から桜の開花の便りが届きました。桜といっても「ソメイヨシノ」ではなく、「土肥(とい)桜」です。3月下旬頃から日本各地の春に咲きほこる「ソメイヨシノ」よりも2ヵ月以上も早く咲き始めるピンク色の花びらが特長の桜です。土肥桜の開花にあわせて伊豆市で開催される「土肥桜まつり」の情報をお伝えします。また、周辺では「イチゴ狩り」なども楽しめますので、花見とともに楽しめる観光情報も紹介します。

「土肥桜」の特長は?

「土肥桜」の特長は?
12月下旬から咲き始める早咲きの桜

濃いピンクの花びらが可憐で美しい「土肥桜」は、静岡県伊豆市土肥町(旧土肥町八木沢地区)に古くからあった種類で、昭和30年代ころから土肥周辺で接ぎ木による増殖を行ってきたものです。「土肥桜」には花びらが大きくて、濃いピンク色の「紅種」と薄いピンク色の「白種」の2種類があります。毎年12月下旬からつぼみがほころびはじめ、1月上旬に開花し、2月中旬まで咲き続けます。有名な「ソメイヨシノ」が開花から1週間程度で散ってしまうことに比べると「息の長い」桜といえるでしょう。

1月中旬から1月下旬頃に見頃を迎え、見頃に合わせて伊豆市内の「松原公園」などで「土肥桜まつり」が開催されます。

「土肥桜まつり2020」の開催時期・開催場所

「土肥桜まつり2020」の開催時期・開催場所
早咲きの土肥桜でひと足はやいお花見を

「土肥桜まつり2020」は、2019年1月19日~2月2日まで静岡県伊豆市内の土肥の松原公園芝生広場などで開催されます。期間中、お茶の無料サービスや地場特産品の直売、スタンプラリー、無料ガイドツアーなどのイベントも開催されます。

また、「松原公園」だけではなく、市内の万福寺、土肥神社、土肥金山、丸山スポーツ公園などでも土肥桜を見ることができます。特に、土肥金山では1月18日~2月2日の夜間(18:00~20:30)に「土肥桜ライトアップ」も実施されます。なお、土肥金山といえば、江戸時代から昭和にかけて金が採掘されていたところで、新潟の佐渡金山に次ぐ生産量を誇ったという伊豆最大の金山です。いまでは、ギネス世界記録の巨大金塊に触れたり、砂金採り体験など家族で楽しめる「金のテーマパーク」となっています。

■土肥桜まつり
・URL: http://www.toi-annai.com/

■2020年 伊豆市 土肥桜 開花情報
・URL: http://blog.goo.ne.jp/sasuke_9648001

■土肥金山
・URL: https://www.toikinzan.com/

土肥周辺で「イチゴ狩り」などの観光を楽しもう!

土肥周辺で「イチゴ狩り」などの観光を楽しもう!
ビニールハウス内には、イチゴの甘い香りが

土肥を含む伊豆市や周辺は、イチゴ狩りができる観光農園がたくさんあります。

土肥港から土肥温泉街を通り、有名温泉地の修善寺方向へアクセスできる「西伊豆バイパス」沿い、さらに修善寺の先の伊豆長岡の周辺など伊豆半島の中央部にイチゴ農園が点在しています。

また、イチゴ狩りだけではなく、さまざまな観光スポットもあります。伊豆半島から駿河湾越しに富士山の絶景を見ることができるフォトジェニックなスポット「恋人岬」、金鉱の中から湧き出した土肥温泉発祥の湯といわれる「安楽寺 まぶ湯」、手ぶらで行っても楽しめる入り江を網で仕切っただけの天然の釣堀「フィッシングパークTOI」など見どころ満載です。

伊豆市の土肥地区は温泉旅館も多く、新鮮な魚介類をはじめとするグルメと温泉を目当てに多くの観光客が訪れています。土肥桜のお花見とともに、1泊すればゆったりと過ごせるでしょう。

土肥、伊豆市へのアクセス方法

土肥、伊豆市へのアクセス方法
土肥地区へのアクセスは、フェリー利用も便利 ©iStock

静岡県伊豆市の土肥地区へのアクセス方法を紹介します。

公共交通機関で行く場合、おもに以下のような方法があります。
1、東海道新幹線三島駅から伊豆箱根鉄道で終点の修善寺で下車、路線バスで約50分
2、東京駅から修善寺駅まで直通するJR特急「踊り子」号で終点の修善寺で下車、路線バスで約50分
3、JR東海道線清水駅から路線バス「しずてつジャストライン」の三保山の手線で「波止場・フェルケール博物館」バス停下車、清水港から駿河湾フェリーで土肥港まで約70分

早春の伊豆・土肥へでかけてみませんか。

筆者

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