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上杉神社、米沢城址、米沢藩主上杉家墓所、林泉寺 冬の山形・米沢市内観光ガイド

2018年01月13日

戦国武将、上杉謙信公の銅像

東京駅から山形新幹線で、約130分。山形県南部にある米沢は、上杉家の城下町として多くの観光スポットがあります。上杉神社・上杉博物館・上杉家廟所に加え、2009年に放送されたNHKの大河ドラマ『天地人』の主人公、直江兼続と妻のお船の墓がある林泉寺など、上杉家にまつわる観光スポットには事欠きません。上杉家ゆかりのまち、米沢市内観光情報をお届けします。

上杉ゆかりの貴重な品々や国宝が収蔵されている米沢市上杉博物館へ

数千に及ぶ上杉氏ゆかりの貴重な品々を収蔵・展示

JR米沢駅を出て、路線バスで約10分(徒歩約30分)で、「米沢市上杉博物館」に到着します。米沢市上杉博物館は、上杉家にまつわる貴重な品々を収蔵・展示している博物館です。

まず、この博物館に来たからには、「上杉本洛中洛外図屏風」を語らないわけにはいかないでしょう。1574年、戦国武将の織田信長から上杉謙信に贈られた、当時の「京の都」の日常風景を記した屏風絵です。桃山時代を代表する画家、狩野永徳の作とされ、日本美術を代表する作品です。1995年、国宝に指定されました。本物の展示は、限られた時だけとなっていますが、バーチャル体験(見学)が出来る施設が館内にあります。

また、9代目米沢藩主で、名君と言われる上杉鷹山公の業績などを知ることが出来る「上杉鷹山シアター」も必見です。

まずは、こちらに施設で、上杉家にまつわる基本情報を学んでおきましょう。この後の観光がさらに充実するはずです。

■米沢市上杉博物館
・住所: 〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-2-1
・URL: http://www.denkoku-no-mori.yonezawa.yamagata.jp/top.htm

上杉鷹山公の銅像などがある松が岬公園(米沢城址)へ

9代目米沢藩主、名君と言われる上杉鷹山公

1238年に長井時広が築城したとされる米沢城の跡地が公園になっています。その後、伊達、蒲生、直江、上杉とそうそうたる顔ぶれの武将たちが住まい、名作との誉れ高い1987年のNHK大河ドラマ『独眼竜政宗』の主人公、伊達政宗公が生まれたところでもあります。

園内にある松岬神社の鳥居の横に、上杉9代目藩主、江戸時代屈指の名君と言われる上杉鷹山公の銅像があります。上杉鷹山公といえば、「成せば成る 成さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の なさぬなりけり」という言葉があまりにも有名ですね。「やろうと思えば何でもできる。できないのはやろうと思わないから。やろうとすることは他人のためではなく、自分のためになることなのです。」

上杉鷹山は、17歳で家督を継いだのですが、財政が火の車で、困窮した藩を見事に立て直しました。藩士たちだけではなく、自らも率先して節約につとめるなど支出を減らすだけではなく、農業開発を積極的に行うなど収入を増やす改革を断行しました。藩の再建のために家臣だけではなく、広く領民からも意見を求めながら改革を進める姿に、庶民からも慕われたといいます。現代でも多くの人々、特に企業経営者などが尊敬する人として挙げる偉人なのです。

春には、桜の名所でもある「松が岬公園」は、必ず立ち寄りたいスポットです。

■松が岬公園(米沢城址)
・住所: 〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-4
・URL: http://yamagatakanko.com/spotdetail/?data_id=418

上杉鷹山公が遺した食文化「ウコギ」とは!?

市内の道路沿いにある「ウコギ垣」

米沢市内を歩いていると、道端に「ウコギ垣」というのを見つけることが出来ます。こちらも上杉鷹山公の遺産とも言うべきもので、家と通りなどを隔てる垣根に「ウコギ」という植物を植えることを奨励したことにはじまります。「ウコギ」は、トゲがある植物で、防犯に役立ちます。さらに、その芽は食用にもなるのです。
春になると、垣根から鮮やかな緑色の新芽が芽吹き、その芯を摘んでごはんに混ぜ込んだり、焼き味噌とともに切り和えにしたりして食すのだそうです。米沢の人々は、いまでも春の味覚として楽しむのだとか。上杉鷹山公の当時は、大変なコメ不足で、貴重なコメにウコギを混ぜて、ボリュームを増やすという意味があったようです。米沢土産として、ウコギのパスタソース(瓶詰め)を見つけたので、お土産に購入しました。

「毘」の旗が目印!上杉神社へ

上杉神社の境内
上杉神社の宝物殿「稽照殿」

堀で囲まれた米沢城址内に、上杉謙信公を祭神とした上杉神社もあります。毎年2月中旬頃、「上杉雪灯篭まつり」が開催される会場でもあります。300基の雪灯篭と3,000の雪ぼんぼりに灯がともり、幻想的な雰囲気の雪祭りとなります。

また、上杉神社の宝物殿である稽照殿には、約300点の刀や甲冑、絵画などが収蔵・展示されています。国の重要文化財に指定されているものも多数あって、歴史ファンには見過ごせないスポットです。特に、2009年のNHK大河ドラマで、妻夫木聡さんが演じた主人公、 直江兼続が所用していたといわれている「金小札浅葱糸威二枚胴具足」が展示されています。ドラマですっかり有名になった、「愛」の前立の甲冑です。

なお、2018年の上杉雪灯篭まつりは、2月10日から12日に開催されます。

■上杉雪灯篭まつり
・住所: 〒992-0052 山形県米沢市丸の内1-4-13
・URL: http://yukidourou.yonezawa-matsuri.jp/

直江兼続と妻のお船の墓がある林泉寺へ

夫婦の墓が並ぶ

つづいて、直江兼続と妻のお船の墓がある林泉寺へ参りましょう。

林泉寺は、上杉家の菩提寺で、上杉家の奥方や支侯家、多くの家臣たちの墓所があります。この林泉寺に大河ドラマ『天地人』の主人公にもなった妻夫木聡さんが演じた直江兼続とその妻で常盤貴子さんが演じた「お船」の墓があります。

お目当ての直江夫妻の墓は、左に兼続、右にお船の方と並んでいます。兼続とお船の方の墓石の大きさが同じなのは、ドラマの原作『天地人』の中で、兼続とお船との仲が大変良く「夫婦平等」の精神をあらわしていると紹介されているそうです。同じ大きさ・高さのお墓というのは、戦国武将の墓としては「稀」なのだとか。

直江兼続といえば、上杉家の家老として上杉景勝に仕えました。1600年の関が原の戦いを前に、徳川家康に送り、家康を激怒させたという書状「直江状」はあまりにも有名です。

その後、関が原の戦いに敗れた西軍方にいながら、戦いの後も上杉家を存続させた戦国武将に思いをはせながら参拝したいところです。

■春日山林泉寺
・住所: 〒992-0062 山形県米沢市林泉寺1-2-3
・URL: http://yone-rinsenji.com/

歴代の藩主が眠る米沢藩主上杉家墓所へ

静寂に包まれる上杉家廟所
中央の謙信公を中心に歴代藩主の廟が並びます

米沢藩主上杉家墓所は、家祖である上杉謙信公の御遺骸と歴代藩主が眠る廟があり、国指定史跡でもあります。敷地は住宅地のなかにありますが、樹齢400年を越す老杉に囲まれ、独特の静寂さを保っています。

雪が積もる墓所には、中央に謙信公、入口を背に、謙信公の左から1番目が2代の景勝公、さらに左へ5番目に9代の鷹山公が眠っています。名門上杉家や米沢藩の歴史を静かに感じながらお参りして下さい。

■米沢藩主上杉家墓所
・住所: 〒992-0055 山形県米沢市御廟1-5-30
・URL: http://uesugigobyo.com/

今回紹介したスポット以外にも米沢には、上杉家にまつわる施設がたくさんあります。歴史スポット散策だけではなく、米沢にはたくさんの魅力があります。全国的に有名なブランドとなっている牛肉などのグルメに加え、郊外には冬の時期ならではの雪見露天風呂が楽しめる「小野川温泉」や「白布温泉」などの温泉地もあります。

冬の米沢へ、出かけてみませんか。

■米沢観光コンベンション協会
・URL: http://yonezawa.info/

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