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冬の山形・山寺(宝珠山 立石寺)の見どころ、滞在時間の目安とアクセス方法

2020年01月21日

五大堂からの絶景!

「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」。あまりにも有名な江戸時代の俳人、松尾芭蕉が山形県の山寺を訪問した時に詠んだ一句です。蝉の時期ではありませんが、冬の山寺を参拝した際の模様をレポートします。その名のとおり、山の上に山寺はあります。1000段を超える階段を登ったところに雪景色の絶景が待っていました。山寺の見どころとアクセス方法などを紹介します。

JR仙山線・山寺駅を降りると、山の上にある「山寺」が!

駅を降りると目の前に山寺が見える
山寺の高さに圧倒・・・・・・

山寺とは通称で、正しくは「宝珠山 立石寺」といいます。江戸時代の俳人、松尾芭蕉の「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の舞台です。

目指す山寺は、JR山寺駅のプラットホーム上からも見ることができます。「あんな高いところまで・・・・・・」。これから登る階段のことを思うと少し心配になりますが、気合を入れましょう。なお、荷物が多い人は駅のコインロッカーに預けることをおすすめします。

いざ、山寺へ!

立谷川に架かる宝珠橋からの眺め
山形といえば、さくらんぼ

趣のあるJR山寺駅舎をあとに、土産物店が並ぶ通りなどを通って山寺を目指します。しばらく歩くと、駅側と山寺を分ける立谷川にかかる宝珠橋を渡ります。2階建ての建物の高さを超える巨大な石に圧倒されながら歩を進め、右側に曲がると土産店などが並ぶ通りに出ます。そこで「さくらんぼソフトクリーム」という看板をみつけました。寒いのですが山形名物のさくらんぼ風味のソフトクリームなので、これからの「山登り」のために英気を養いました。

いよいよ、山寺の1000段を超える階段が・・・・・・

山寺の入口の階段。これは、序の口

いよいよ山寺の入口につきました。いきなり階段が出迎えてくれます・・・・・・。これから約1000段の石段を登りますが、目の前のこの階段は序章に過ぎません。

ちょっとした登りを1分、立石寺本堂に出ます。木造の薬師如来像が安置されているので、この先の安全(無事登れるか!)をお祈りしましょう。

松尾芭蕉と「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」

松尾芭蕉の像

本堂を過ぎ、しばらく平坦な道を歩くと本格的な「登山道」となります。その登山道の前に松尾芭蕉の像が立っています。17世紀の江戸時代の俳人、松尾芭蕉を知らない人はいないでしょう。ここ山寺は、松尾芭蕉ゆかりの場所なのです。

山門で拝観料を支払う
「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」

本堂から松尾芭蕉の像などを見ながら歩くこと4分ほど、山門が見えてきます。ここで参拝料を支払い、その山門の中に入ると本格的な「登山」となります。

大木が茂り、趣のある石段をひたすら登っていきます。普段の運動不足がたたって、少し息が上がってきました・・・・・・。歩きやすく、滑りにくい靴で訪問したいところです。

山門から10分、「蝉塚」に到着します。参道の階段を半分ほどを登って息が切れてきたところにあるので、ちょっとひと息つきましょう。この「蝉塚」には、松尾芭蕉が山寺(立石寺)で詠んだ句「閑かさや岩にしみ入る蝉の声」の文字が刻まれています。この句を知らない日本人はいないでしょう。

松尾芭蕉が訪れたのは蝉が鳴く季節だったようですが、筆者が訪問したのは冬でした。着脱可能な防寒対策をして出かけましたが、冬なのに階段を登ったので汗ばんでしまいました。大木で直射日光には当たらないものの、夏の訪問であったら大量に汗をかいたことでしょう。意図したことではありませんでしたが、冬の訪問は正解だったかもしれません。

「仁王門」に到着!

荘厳な佇まいの仁王門

「蝉塚」で松尾芭蕉に思いをはせ、さらに3分程度石段を登ると「仁王門」に到着です。いよいよ、「登山」の終盤に差しかかってきました。

仁王門は1848年に再建された欅の門で、優美な姿をたたえています。ココまで来ると冬にもかかわらず、汗だく。くれぐれも着脱しやすい服装で訪問してください。

いよいよグランドフィナーレの「五大堂」へ!

高いところまで登ってきて、間もなくフィナーレ

仁王門をくぐり、高いところまで登ってきました。フォトジェニックな絶景が目の前に広がっています。汗だくになりながら登ってきた甲斐があったというものです。さらに歩を進めると山寺のハイライト、五大堂となります。

いよいよ五大堂へ
額縁越しに見る水墨画のよう
眼下に山寺駅が小さく見える

目の前には、絶景が広がります。しばし、その絶景に見とれてしまいました。松尾芭蕉でなくとも一句詠みたくなってきます(と、句が浮かばないのが悲しいところ)。先ほど列車を降りたJR山寺駅が眼下に小さく見えます。1時間に1本程度の列車の音が蝉の鳴き声の代わりに聞こえてきました。雪景色の静かな空間に身を置くと、心があらわれるようです。

山寺訪問のベストシーズンは松尾芭蕉が句を詠んだ初夏なのだそうですが、冬も静かでおすすめです。夏の訪問の場合、もっと汗だくになって、体力を消耗していたことでしょう。

山寺の参拝時間の目安とアクセス方法

山寺、立石寺本堂

1000段を超える石段を登る山寺の参拝では、駅から山寺の山頂の「五大堂」との往復で90分程度はみてください。駅から山寺(宝珠山立石寺)の入口までは徒歩約10分、入口から「五大堂」までは約30分です。

また、山寺の最寄り駅・JR山寺駅へのアクセス方法は、以下の方法を覚えておくとよいでしょう。

【1】JR山形新幹線山形駅から
JR仙山線(山形駅と宮城県の仙台駅を結ぶ)で、山形駅から山寺駅まで約20分

【2】JR東北新幹線仙台駅から
仙台駅からJR仙山線で、山寺駅まで約70分(快速列車で約55分)

山寺駅と仙台駅の間には「仙台の奥座敷」といわれる秋保温泉などもあります。東京方面から山寺周辺を観光する場合は、往路と復路で東北・山形新幹線を使い分けてもよいかもしれません。

冬の山形・山寺へ、出かけてみませんか。

■宝珠山 立石寺(山寺)
・最寄り駅: JR仙山線山寺駅
・URL: http://www.rissyakuji.jp/

※初回掲載: 2018年01月18日

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