はじめての中国・北京旅行~街歩きしたいおすすめエリア5選~

公開日 : 2019年08月25日
最終更新 :
新旧入り交じる中国・北京の通り ©iStock
新旧入り交じる中国・北京の通り ©iStock

新しさと古さ、喧騒と静寂が混在一体となり、多彩な顔をのぞかせる中国の大都市・北京。世界遺産を観てまわったり、街角グルメを頬ばったり、アジアン雑貨を物色したりと、北京での楽しみは尽きません。街歩きにぴったりで、北京の魅力がたっぷり楽しめるおすすめのエリアを5つ紹介します。

(1)古い街並みがおしゃれな南鑼鼓巷(なんらここう)

(1)古い街並みがおしゃれな南鑼鼓巷(なんらここう)
南鑼鼓巷の街並み ©iStock

中国・北京で、街歩きのエリアとして人気急上昇中の南鑼鼓巷(なんらここう)。新しさと古さが同居する北京屈指の注目スポットです。軌道交通6、8号線の開通以来、周辺地域からのアクセスもよくなり、観光客はもちろん、北京市内の若者たちでにぎわいます。

南鑼鼓巷(なんらここう)で楽しみたいのは、オリジナル雑貨店やおしゃれなカフェなどの小さなショップ巡り。それぞれの店舗のドビラを開けるたびに、レトロムードを満喫することができるでしょう。周辺の胡同(こどう:北京市の旧城内を中心に点在する細い路地)には、皇族や文人が住んだ四合院建築が残されています。

おしゃれなショップがずらり ©iStock
おしゃれなショップがずらり ©iStock

(2)北京屈指のグルメ街、東直門内簋街(とうちょくもんなんきがい)

(2)北京屈指のグルメ街、東直門内簋街(とうちょくもんなんきがい)
東直門内簋街の街並み ©iStock

東直門内簋街(とうちょくもんなんきがい)は、別名「簋街」と呼ばれる北京きってのグルメストリートです。軌道交通5号線北新橋駅と機場線、軌道交通2、13号線東直門駅を結びます。

東直門内簋街(とうちょくもんなんきがい)での楽しみといえば、何といっても、火鍋でしょう。通りの両側には火鍋店が林立し、それぞれの店舗が辛さを強調する独創的な看板を掲げます。夕方から夜の人混みは、北京随一かもしれません。

(3)2014年に世界遺産に登録された什刹海(じゅうさつかい)

(3)2014年に世界遺産に登録された什刹海(じゅうさつかい)
什刹海の街並み ©iStock

什刹海は、人気観光スポットとして知られる故宮博物館の北西に位置する湖です。前海、後海、西海という3つの湖で構成されており、2014年に世界遺産に登録されています。

このエリアの中心地は、什刹海に架かる銀錠橋という石橋です。銀錠橋を中心とした湖畔には、おしゃれなバーやアジアンチックな雑貨が並ぶミニショップがあります。

(4)芸術家が足繁く通う骨董ストリート、瑠璃廠(るりしょう)

(4)芸術家が足繁く通う骨董ストリート、瑠璃廠(るりしょう)
瑠璃廠の街並み ©iStock

瑠璃廠は、軌道交通2号線和平門駅から南新華街に沿って南下した場所にある通りです。全長400メートルほどの通りは、風情ある瓦屋根と石畳みの小路となっていることで知られていて、文房四宝や書画を扱う店が軒を連ねます。

瑠璃廠で立ち寄りたいのは、1672年創業の文具店「栄宝斎」です。筆、硯、墨、紙といった文房四宝をはじめ、書画や古地図などを扱う老舗です。便せんや印章などの人気が高く、おみやげとして購入する観光客で連日にぎわいます。

(5)工場跡地がアートスペースに変貌した798芸術区(ななきゅうはちげいじゅつく)

(5)工場跡地がアートスペースに変貌した798芸術区(ななきゅうはちげいじゅつく)
798芸術区のウォールアート ©iStock

798芸術区(ななきゅうはちげいじゅつく)は、1950年代初め、東ドイツなどの援助で建てられた国営工場があった場所です。かつての工場群跡地がアートスペースに変貌し、今や多くの若者が訪れるホットなエリアになっています。

798芸術区(ななきゅうはちげいじゅつく)の「798」は、かつての国営第798工場の名前に由来します。隣接する751エリアなどと合わせて、大山子芸術区と呼ばれたりすることも。広々とした通りには、ポップなアートを扱うギャラリーやカフェが並びます。

いかがでしたか。中国・北京の魅力をたっぷり楽しめるおすすめのエリアを5つ紹介しました。今度の北京旅行の参考にしてください。

筆者

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