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中国・蘇州の世界遺産 拙政園(せっせいえん)を100倍楽しむ2019最新版ガイド

2019年07月29日

蓮で埋まる夏の拙政園

中国・上海から高速鉄道で30分ほどで行ける街、蘇州(そしゅう)。歴史は古く、旧市街地に古都の風情が残る街並みや世界遺産にも指定されている庭園など見どころが多いことから、国内外から観光客が訪れる人気の都市です。そんな観光客が必ず訪れる蘇州一番の観光スポット「拙政園(せっせいえん)」を楽しむためのポイントを紹介します。

拙政園は世界遺産で中国四大庭園のひとつ

「蘇州古典園林」として蘇州の9つの庭園が世界遺産に登録

拙政園(せっせいえん)は、明の時代の1510年頃に役人の職を辞した王献臣が故郷に戻って建造した、500年の歴史を持つ庭園です。

同じように明や清などの時代に、地元の名士によって作られた(拙政園を含めた)9つの庭園が「蘇州古典園林」として世界文化遺産登録されています。なかでも拙政園は、中国四大名園のひとつに数えられる名園。季節によって違った表情を見せる名園は、国内外の観光客はもとより地元の人にも愛されに、ぎわう人気スポットです。

ちなみに、中国四大名園とは、拙政園のほかに、北京の頤和園(いわえん)、河北承德の避暑山庄、蘇州の留園。蘇州から2つの庭園が選ばれていることからも蘇州の庭園のレベルの高さが伺えます。

地元の人にも愛される拙政園

中国庭園の美しさを凝縮! 拙政園の見どころ

池と蓮と楼閣

拙政園の見どころは、中国江南(長江の南)の庭園の美しさを凝縮したような、造園にあります。

約5万平方メートルと、蘇州古典園林の中でも最大規模を誇る広い敷地の中は、大小の池や堀が約7割を占め、この池の周囲に回廊や建物、橋などの人工物と太湖(近隣の太湖から採掘した奇石)や花や樹木などの自然物が、芸術品のごとく絶妙に配されています。

拙政園では多くの植物が見られますが、初夏から夏にかけて、蓮が見ごろを迎えます。広大な夏の池一面を蓮の花と葉が覆う絶景。蘇州には蓮が見事な庭園がいくつかありますが、なかでも拙政園は一番と言われています。清涼な蓮の花と葉が、夏の旅を癒してくれるでしょう。

船に見立てて造られた楼閣「香洲」

船に見立てて造られた「香洲」など、多種多様な楼閣は、庭の景色の一部でもあり、庭を眺めるための休息所でもあります。今もゆっくり座る人の姿がたくさん見られます。庭園の景色をベンチに腰掛けてゆったり眺め味わうのが、いまも昔も中国人の楽しみ方のようです。

園内は、東園、中園、西園の3つの庭園と住宅部から構成されています。広い園内は、一周軽く歩くだけでも1時間~1時間30分ほど。また、敷石が多く、雨が降った後など特に滑りやすくなっています。履きなれた歩きやすい靴でおでかけください。

ステンドグラスのようなガラス窓が美しい

拙政園の入場券は必ず事前予約を

人気観光地だけに写真撮影に勤しむ人もたくさん!

拙政園の入場料は、ハイシーズン(4~5月、7~10月)は88元(約1,500円)、オフシーズン(1~3月、6月、11~12月)は70元(約1,200円)となっています。
※入場料、為替レートは、2019年7月現在のものです。

ただ、人気観光地ゆえ混雑による混乱を避けるため、2019年4月27日から、インターネットによる時間指定入場券の事前購入が必須となりました。当日券は販売されていませんので注意が必要です。

入場券の事前購入は、7~1日前に「苏州园林旅游网」や中国の旅行社運営サイトなどから可能です。ただし、支払いは、WechatPayなどの中国の電子マネー決済となり、また中国の携帯電話が必要となります。難しい場合は、現地の知人や日本の旅行会社などに相談するか、オプショナルツアーに参加するとよいでしょう。

■拙政園
・住所:苏州市姑苏区东北街178号
・開園時間:7:30~17:30(3月1日~11月15日)、7:30~17:00(11月16日~翌年2月29日)
・定休日:無休
・URL:https://www.szylly.com/

拙政園へのアクセス方法(地下鉄・バス)

拙政園の出入り口付近も大にぎわい

拙政園は、交通アクセスも抜群です。地下鉄やバスなど公共交通機関ででかけやすい場所に位置しています。

地下鉄の最寄り駅は、地下鉄4号線北寺塔駅。高速鉄道の蘇州駅から、地下鉄で一駅です。路線バスなら、游1、游2、游5、202路バスを利用、「蘇州博物館(拙政園/獅子林)」が最寄りのバス停になります。

また、「苏州好行」という赤いバスが、蘇州の観光スポットを直通で結ぶルートで運行されています。拙政園の南にある乗り場「拙政園換乗中心」から乗車できます。路線図、発車時間、料金は公式サイトを確認ください。

■苏州好行ホームページ
・URL:http://www.0512hx.com/

蘇州を一日満喫! 拙政園から歩いて行ける観光スポット

平江路:川沿いに石畳が続き、雑貨店や飲食店並ぶ街歩きスポット

拙政園は旧市街地のど真ん中にあり、近くに観光スポットが集中しています。ほかの庭園に行ってみるもよし、街歩きするもよし、食べ歩きするもよし、蘇州文化を味わうもよし。蘇州旧市街地を堪能できる場所なのです。

・獅子林…拙政園と同じく蘇州古典園林として世界遺産に登録されている庭園。庭園めぐりにどうぞ。
・北寺塔…報恩寺の敷地内に立つ仏塔。三国時代に呉の孫権が母のために建立。塔の内部に入ることも可能で、蘇州が一望できる。
・蘇州博物館…拙政園に隣接。モダンと伝統を融合したデザインが印象的な新館は、フランスのルーヴル美術館を設計した中華系アメリカ人建築家I.M.Pei(イオ・ミン・ペイ)の手によるもの。
・観前街…古くからある繁華街。老舗の蘇州料理店から、カジュアルファッションの店などが混在するストリート。お土産探し、B級グルメ食べ歩きにもオススメ。
・平江路…水郷の街・蘇州らしさをお手軽に味わえる。南北に伸びる水路沿いに、雑貨店やB級グルメ、カフェなどが並ぶ石畳のストリート。中国の民族衣装をレンタル、平江路沿いでカメラマンによる写真撮影が出来るお店などもあり。

中国各地に展開するカフェ「Momi Cafe」は平江路が発祥
観前街には蘇州シルクや手作り飴など蘇州らしいおみやげもいっぱい

いかがでしたでしょうか。蘇州が誇る世界遺産 拙政園を楽しむポイントを紹介しました。悠久の歴史、落ち着いた楼閣と自然の調和を感じられる拙政園。ぜひゆっくり蘇州の旅を楽しんでください。

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