リピーター必見!ソウルの隠れた観光スポット3選

公開日 : 2018年04月25日
最終更新 :

ソウルといえば、ショッピングにグルメにK-POPと、さまざまなジャンルの観光スポットが市内の至る所にあります。日本からも近いため、何度もソウルを訪れているという方も多いのではないでしょうか。そんなソウルですが、実はまだまだ知られていない隠れ観光スポットがたくさんあるのです。今回は、意外と知られていないけど、きっと特別な思い出になること間違いなしの隠れ観光スポットを3つ紹介します。

無料の観覧ツアーが行われている青瓦台(大統領官邸)

無料の観覧ツアーが行われている青瓦台(大統領官邸)
青瓦台本館。大統領と遭遇することも

青瓦台(大統領官邸)では、一般に向けて、無料の観覧ツアーが行われているをご存知でしょうか。何ヵ月も先まで予約が入っている人気のツアーですが、外国人も参加することができます。

観覧ツアーは、火~土曜まで、1日4回(10:00、11:00、14:00、15:00)開催され、無料で青瓦台(大統領官邸)を見学することができます。日本語の音声ガイドが無料でレンタルでき、一部施設を除いて撮影も可能(動画撮影は不可)です。

観覧ツアーでは、大統領の執務室などがある本館や迎賓館をはじめ、記者たちの記事送稿室であるブリーフィングルームや大統領の記者会見場などがある春秋館、青瓦台でもっとも美しい庭園を誇る緑地苑などを見てまわることができます。

また、希望者がいれば、七宮を観覧することもできます。七宮は、朝鮮王朝歴代王の生母でありながら王妃にはなれなかった7人の側室の位牌が安置されている施設です。

申し込みは、公式サイトから行います。希望日と時間帯を選び、名前、パスポートナンバー、メールアドレス、メールに送付された確認コードを入力し、同意にチェックして申し込みます。(ただし、未成年者は保護者同伴時のみ観覧可能。観覧は1ヵ月に1度のみ。ビデオカメラ、望遠レンズ、スーツケースなどの旅行用大型カバン、ペット、アルコール類、楽器、政治的メッセージ性のある物・衣服、無線機、そのほか危険物とみなされるものの持込は禁止)

この看板が目印です
この看板が目印です

観覧の当日は、景福宮の東側駐車場にある出会いの広場で受付けを済ませたら、専用バスで青瓦台へ向かいます。

青瓦台に到着したら、手荷物検査の後、春秋館(青瓦台のプレスセンター)で広報映像を観賞後、参加者全員に記念品のマグカップがプレゼントされます。なお、日本語音声ガイドのレンタルも可能です(パスポートと引き換えになります)。

その後は、青瓦台のなかでもっとも美しい景色を誇る緑地苑や迎賓館、1階の大統領夫人の執務室と会議室、大統領の執務室がある本館、そのほか旧本館跡などを見学してまわります。先述したとおり、希望者がいれば、七宮も見学できます。

ロケ地として人気沸騰の駱山公園と梨花洞壁画村

ロケ地として人気沸騰の駱山公園と梨花洞壁画村
城郭がライトアップされ見ごたえがあります

次に紹介するのは、韓流ドラマのロケ地としてもよく使用されるほど、城郭のライティングが美しい駱山公園と、その途中で鑑賞できる梨花洞壁画村の壁画です。

梨花洞壁画村の入り口から、駱山公園方面に丘を上がっていくと、昔ながらのノスタルジックな街並みにフォトジェニックな壁画が現れます。梨花洞壁画村は、村全体に壁画などのアートが点在する路上美術館として有名な観光スポットです

この看板に向かって進みます
この看板に向かって進みます
ポップなアートが続きます
ポップなアートが続きます
かわいらしいネコのオブジェが
かわいらしいネコのオブジェが
天使になれる「天使の翼」の壁画
天使になれる「天使の翼」の壁画

上の写真は、壁画のなかでも一番フォトジェニックな「天使の翼」の壁画です。多くの人がここで写真を撮ります。「天使の翼」の壁画の近辺には、多くの住民が住んでいますので、できるだけ静かに通りましょう。

夜の駱山公園
夜の駱山公園

「天使の翼」の壁画から、少し丘を上がって行くと、駱山公園が見えてきます。駱山公園は、日中に訪れてもソウルの景色が楽しめてよいのですが、ぜひ、夜に訪れてみてください。城壁のライトアップとソウルの夜景は息をのむような美しさです。

駱山公園は、全長約18.6キロメートルの漢陽都城の城郭へと続いています。ハイキングが好きな方は、ゆっくりと漢陽都城を一周しながら、いろいろな角度からソウルの景色を眺めてみてはいかがでしょうか。

梨花洞壁画村は、地下鉄4号線恵化駅から徒歩10分の所にあります。 梨花洞壁画村から駱山公園までは徒歩15分です。

幻想的で妖艶な雰囲気が漂う夜の昌徳宮

幻想的で妖艶な雰囲気が漂う夜の昌徳宮
ライトアップされた仁政門

保存状態がよく、当時の趣を色濃く残し、自然と建築物との卓越した配置などからユネスコ世界遺産にも指定されている昌徳宮。一般には9:00から18:00まで観覧することができますが(季節によって観覧時間は異なります)、期間限定で夜の観覧が行われているのをご存知でしょうか。

夜の昌徳宮が観覧できる「昌徳宮月明かり紀行」は、2018年4月5日(木)から10月28日(日)まで開催されています。

敦化門から始まり、錦川橋&進善門-仁政殿-楽善斎-上凉亭(大芩独奏)-芙蓉池-不老門-愛蓮亭-演慶堂-秘苑森の道-敦化門の順に、約2時間をかけて観覧します。ライトアップされた古宮は、昼間とは違う幻想的で神秘的な美しさを醸し出します。特におすすめなのは、昌徳宮のメインの建物となる仁政殿と芙蓉池です。

さらに、「昌徳宮月明かり紀行」では、演慶堂にて、お茶を楽しみつつ、韓国伝統公演を観賞することができます。演慶堂は、李氏朝鮮時代、最高の歌い手たちを招いて、王や王族のために盛大な公演が行われたと伝えられる歴史ある施設です。

仁政門の中を入ると仁政殿の夜の壮観が広がります
仁政門の中を入ると仁政殿の夜の壮観が広がります

いかがでしたか。リピーターの方にぜひとも訪れてほしい、ソウルの隠れ観光スポットを3つ紹介しました。3ヵ所とも少し歩きますので、動きやすい格好で行くのがおすすめです。その代わり、ほかでは見られない美観と体験ができること間違いなしです。

筆者

韓国特派員

なかしまかずえ

1997年から韓国に在住。皆さんと共有したいソウルでの楽しい情報を、まったりとお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。