初めてのマレーシア・クアラルンプールで絶対はずせない観光スポット5選

公開日 : 2019年09月24日
最終更新 :
ローズピンクの花崗岩で造られたピンクモスク
ローズピンクの花崗岩で造られたピンクモスク

熱帯の大自然と大都会の表情を併せ持つ町、マレーシアのクアラルンプール。クアラルンプールは、マレー系、中華系、インド系の食、文化は、多民族国家ならではの魅力にあふれています。また、観光都市としても広く世界に知られています。初めてのクラルンプールで訪れるれるべき、絶対はずせない厳選観光スポットを5ヵ所紹介します。

クアラルンプールのランドマーク的存在ペトロナスツインタワー

クアラルンプールのランドマーク的存在ペトロナスツインタワー
KLCCのペトロナスツインタワー

クアラルンプールのランドマークともいえるペトロナス・ツイン・タワー(Petronas Twin Towers)は、1998年に完成しました。クアラルンプールシティセンター(KLCC)と呼ばれるエリアに位置し、KLCC公園、スリア・ショッピングセンター、コンベンションセンターなどに囲まれています。

88階まであるオフィスビルですが、タワー1の86階にある展望台は一般公開されており、見学することができます(有料)。また、両タワーをつなぐブリッジは41-42階にあり、渡ることができます。セキュリティーのため隣のタワーには入れませんが、ブリッジを渡るスリリングな体験ができます。

最終入場は20:30まで。9:00~20:15の時間帯は入場予約が可能ですが、各セッションとも見学人数が限られています。連休、スクールホリデー、特に夏休みなどは数ヶ月前から予約でいっぱいになってしまい、当日券もないことがあります。旅行が決まったら早めの予約をおすすめします。

KLCCにあるペトロナスツインタワーの内部
KLCCにあるペトロナスツインタワーの内部
ペトロナスツインタワーの展望台デッキからの眺望
ペトロナスツインタワーの展望台デッキからの眺望

86階の展望台には係員がいて、質問にも答えてくれます。展望デッキには、望遠鏡がありますので、さらに遠くを眺めてみてはいかがでしょうか。展望台で一番の見どころは、目の前に見える隣のタワーの最先端部分です。イスラム様式をイメージした、この尖塔までの高さは約452メートルもあり、迫力満点です。

272段の階段を昇るヒンドゥ教の聖地バトゥ洞窟

272段の階段を昇るヒンドゥ教の聖地バトゥ洞窟
クアラルンプール郊外のバトゥ洞窟 @istock

次に紹介するのは、クアラルンプール北部に位置するバトゥ洞窟(Batu Caves)です。マレーシア屈指のヒンドゥ教の聖地といわれ、奇祭タイプーサムが行われることからパワースポットとしても知られています。

まず圧倒されるのが、正面入り口にある黄金色に輝いているヒンドゥの神話に登場する軍神ムルガン。その高さは42.7メートルで、世界一高い神像といわれています。その上、切り立った山の頂上に寺院があります。訪れるためには、272段もの階段を上らなければなりません。

ヒンドゥ教の聖地バトゥ洞窟にある寺院
ヒンドゥ教の聖地バトゥ洞窟にある寺院

洞窟とはいっても、天井は高く、吹き抜けになっているため明るい印象です。壁には、ヒンドゥ神話の登場人物をモチーフにした色あざやかな絵や登場人物の像などが配置されていて、神秘的な雰囲気を感じさせます。

上ってきた階段を振り返ると、ムルガン像の高さがよくわかります。また、ここからはクアラルンプール市街の風景を望むことができます。

クアラルンプールでお土産といえばセントラル・マーケット

クアラルンプールでお土産といえばセントラル・マーケット
お土産選びに最適なセントラル・マーケット

クアラルンプールでお土産選びやショッピングを楽しむなら、水色の壁が目印で、遠くからでも目立つセントラル・マーケット(Central Market)がおすすめです。

1888年に完成した当初は、生鮮などを扱う市場でした。人気のお土産は、なまこ石鹸、コスメ、バティーク製品、アジアンテイストの小物やアクセサリ、籐細工、アートやクラフトなどです。さまざまなアイテムが安く購入できるため、ツーリストだけではなく、地元の人々も訪れる人気スポットとなっています。

アジアンテイストの小物もびっくりするような激安価格
アジアンテイストの小物もびっくりするような激安価格

セントラル・マーケットの内部は、1階と2階に分かれています。1階は、スカーフ、スーベニア、バッグやポーチなどの小物や雑貨などがメイン。2階は、民族衣装やアパレルや小物、フードコートなどがあります。

正面入り口の左側のエリアにある店は、ばらまき土産にぴったりな品々を取り扱っています。チャイニーズ・ストレイト(Chinese Strait)、マレー・ストリート(Malay Street)、リトル・インディア(Little India)と名付けられ、小さめのショップが集まっています。

セントラル・マーケットは、屋内施設でエアコンも効いているため、午後の暑い時間やスコールが降ってしまった時でも安心して買い物を楽しむことができます。店舗数が300以上もありますので、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。

青空に映えて美しいピンク色のプトラ・モスク

青空に映えて美しいピンク色のプトラ・モスク
クアラルンプール郊外のプトラジャヤにあるピンクモスク

クアラルンプール国際空港にほど近いプトラジャヤ(Putrajaya)。政府機関が集められた新しい行政都市ですが、プトラジャヤ湖、プトラ広場、首相官邸、州政府事務所などの見どころが多く、観光スポットとして人気があります。

絶対に訪れておきたいのが、ローズピンクの花崗岩(かこうがん)で造られた外観が「映える」プトラ・モスク(Putra Mosque:英語、Masjid Putra:マレー語)です。1999年に完成した新しいモスクで、プトラジャヤ湖に佇むその姿は大変美しく、フォトジェニックな建物として知られています。

その姿からピンクモスクと呼ばれるプトラ・モスク
その姿からピンクモスクと呼ばれるプトラ・モスク
息をのむほど美しく華麗なピンクモスクのドーム
息をのむほど美しく華麗なピンクモスクのドーム

プトラ・モスクは、イスラム教の宗教施設ではありますが、内部を見学することができます。女性はローブ(チャドル)を着用しなければなりませんので、ローブカウンターでレンタルしてから中に入ります。

最大収容人数15,000人を誇るピンク色のドームがある礼拝所は、優雅さに満ちています。高さ約76メートルもあるドームの天井を縁取るステンドグラスにも注目です。礼拝時間は、モスクの一般の見学はできませんので、訪れる時間に注意が必要です。あらかじめ公式サイトで見学可能時間を確認してから出かけましょう。

熱気あふれるクアラルンプール随一の屋台街ジャラン・アロー

熱気あふれるクアラルンプール随一の屋台街ジャラン・アロー
人気のシーフードレストランSAI WOO

初めてでも安心してB級グルメやストリートフードが楽しめる屋台街(ホーカーズ)といえば、ジャラン・アロー(アロー通り:Jalan Alor)でしょう。ジャラン・アローは、クアラルンプールの中心部、ブキッ・ビンタン(Bukit Bintang)から徒歩5分ほどのところにあります。

飲食店や屋台がにぎわうのは夕方から。人が行き交い、食事をする人々の喧騒と食べ物の匂いに満ちたジャラン・アローは、アジアらしい熱気に包まれます。

好みの食材をセルフで茹でて食べる「串焼き」ならぬ「串ゆで」
好みの食材をセルフで茹でて食べる「串焼き」ならぬ「串ゆで」
両側にはぎっしりと屋台や店が軒を連ねている
両側にはぎっしりと屋台や店が軒を連ねている

ジャラン・アローでは「レストラン(アウトドアですが)に入って食事」「屋台の食べ物を買ってその場で食べる」というスタイルが基本です。マレーシアの食べ物はもちろん、タイ、ベトナム、シンガポールなど東南アジアの周辺国の味も楽しめるのが魅力です。

店で食べる場合は、写真つきのメニューを指差し注文するだけですから安心です。なかには、日本語併記されたメニューも! まずは端から端まで歩いて、何があるのかチェックしてみましょう。「お客さんが多い店は、おいしい」というのは、世界共通の定説です。

セントラル・マーケットのお土産
セントラル・マーケットのお土産

いかがでしたか。紹介した観光スポットは、1日で訪れることが可能です(ピンク・モスクを除く)。クアラルンプールは市内の中心部に見どころが集まっていますから、公共交通機関を使うと便利です。郊外を訪れる場合は、タクシーやツアーなどを利用してもよいかもしれません。賢く移動して、クアラルンプールの旅を満喫してください。

※初回掲載:2018年10月25日

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。