SNS映え抜群! マレーシアのフォトジェニックなスポット6選

公開日 : 2019年10月21日
最終更新 :
スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスクの外観
スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスクの外観

マレーシアのイメージというとジャングルや美しいビーチ、多民族国家らしい文化や建築、美術などではないでしょうか。熱帯地域らしい色鮮やかな風景は、どこを切り取っても絵になります。抜けるような青い空の下、まばゆい白浜ビーチや異国情緒あふれる建物に出合えば、誰でもカメラを向けたくなるでしょう。SNSで人気のマレーシアのフォトジェニック・スポットを厳選して紹介します。

世界最大のドームが青い空に映えるブルー・モスク

世界最大のドームが青い空に映えるブルー・モスク
水面に反射するブルー・モスクと青い空 @istock

クアラルンプールの郊外シャーアラムにある通称ブルー・モスク。正式名称は、「スルタン・サラディン・アブドゥル・アジズ・モスク(Masjid Sultan Salahuddin Abdul Aziz)」といいます。

マレーシア最大のモスクであり、青いドームは世界最大。青い空を背景に“映える”青いモスクの美しさに感動することでしょう。ただし、その大きさゆえかなり遠いところから撮影しないと全景をカメラに収めることは難しいです。また、ガイドから教えてもらった礼拝所のステンドグラスの前は、モスク内部で“映える”おすすめのスポットです。

幾何学模様のステンドグラスが美しいモスクの内部
幾何学模様のステンドグラスが美しいモスクの内部

入口で申し込み手続きを行い、ガイドツアー(無料)に参加すれば、モスクの中を見学することが可能です。ドームの天井に描かれたイスラミック文様の緻密な美しさと壮大なスケールを体感できます。なお、礼拝の時間は、イスラム教徒以外は中に入れませんので注意が必要です。

世界でも珍しい彩色が施されたピンク・モスク

世界でも珍しい彩色が施されたピンク・モスク
プトラジャヤ湖から眺めるピンクモスク

1990年代から開発が進み、現在では、行政新首都として政府機関が集まるプトラジャヤ(Putrajaya)。人造湖プトラジャヤ湖をはじめ、首相官邸、プトラ広場などはマレーシア・クアラルンプールの新しい観光スポットとして注目されています。

そのなかでも、世界的にも珍しいピンク色のモスクとして人気なのが、ピンク・モスクと呼ばれるプトラ・モスク(Masjid Putra)です。

女性は、入口でローブ(チャドル)を借りてモスクの中に入ります。ピンク・モスクは、外観はもちろんのこと、礼拝所の中心となるドームの天井のイスラミック文様から床のタイルや敷かれている絨毯にいたるまで、すべてがピンク色になっています。

モスクの裏にはプトラジャヤ湖が広がっていて、こちらも絶景ポイント。都市部から離れていることもあり、あまり人がいないことも多いので、こだわりの一枚が撮れそうです。

レインボー色にリノベーションされたバツー洞窟

レインボー色にリノベーションされたバツー洞窟
パワースポットのバツー洞窟は、ムルガンが象徴的

クアラルンプールの北にあり、ヒンドゥー教の聖地として参拝者が絶えないバツー洞窟(Batu Caves)。パワースポットとしても知られ、公共交通機関でのアクセスもよいため屈指の観光スポットとなっています。

巨大な洞窟は小高い山の上に広がっており、たどりつくためには272段もの階段を上らなければなりません。その先にある寺院は神秘的な雰囲気で、ヒンドゥー教の奇祭・タイプーサムが行われることでも有名です。

守護神である黄金のムルガン像の高さは、世界一を誇ります。階段と共にバツー洞窟のイメージを象徴しています。以前からフォトジェニックな場所でしたが、階段を含む大規模な改修工事が2018年に行われたことでSNS映えするスポットとして知られるようになりました。階段は虹のようなレインボーカラーのグラデーションに塗られ、遠くからみてもその色鮮やかさは目を引きます。

世界遺産の町・ジョージタウンのウォールアート

世界遺産の町・ジョージタウンのウォールアート
ペナン島・ジョージタウンのウォールアート

ペナン島では、世界遺産の町・ジョージタウン(George Town)でたくさんのウォールアートを見ることができます。2012年に行われたイベントの際に、海外から招いた芸術家たちがアートとして建物の壁に絵を描いたのが始まりなのだそう。有名な作品の中には、強い陽射しや風雨にさらされて絵がなくなってしまったり色が薄くなってしまったものなどがありますが、それもまた味わい深さとなっています。

ウォールアートのおもなテーマとなっているのは、マレーシアの文化や歴史などです。本物の自転車や中華せいろなどの小道具があしらわれている作品もあって、リアリティーたっぷり。一緒に映ることで、自分自身がアートの世界に入っていくかのような写真が撮れます。

マラッカ川沿いの建物に描かれたウォールアート

マラッカ川沿いの建物に描かれたウォールアート
川沿いに描かれているウォールアート群

ペナン島のジョージタウンと同じ年に世界遺産に登録されたマラッカ/メラカ(Melaka)。近年、話題となっているのが、マラッカ川沿いの民家やレストラン、ホテルなどの壁に描かれたウォールアートです。これらはマラッカ川クルーズをしながら眺めたいところ。川沿いには遊歩道が整備されているので、ゆっくり歩きながら楽しむこともできます。

東南アジアとヨーロッパが交差する歴史、華人とマレーシア人の文化が重なるニョニャ料理が味わえる、マレーシアのなかでも個性あふれるマラッカ。この地の魅力を伝えるウォールアートは、熱帯らしい原色づかいが鮮やかで、自然と目を奪われます。

また、マラッカ川沿いでは、夜になるとレストランやショップなどに灯った明かりが水面に反射して美しい夜景を見ることができます。毎週末に開かれる夜市(パサマラム:Pasar Malam)も必見。マラッカは、昼も夜も魅力に包まれた町です。

世界三大夕日のひとつ、マラッカ海峡の夕日

世界三大夕日のひとつ、マラッカ海峡の夕日
マラッカ海峡の夕日

世界三大夕日に数えられるマラッカ海峡の夕日。マラッカ海峡に面したマレー半島の西側の海岸沿いでは、日没前に美しい景色が見られます。日没の直前に雨が降り、空気中のゴミが洗い流され、雲がない状態になると言葉に表せないほどすてきな夕日を見ることができます。

砂浜には、ツーリストだけではなく地元の家族連れやグループ、カップルもいて、自然が作り出す美しき芸術に見入っています。青い空を燦々と照らしていた太陽が、やがてマラッカ海峡の水平線を真っ赤に染めあげるさまは、一生に一度は見たい絶景です。

その美しさは、ほんの一瞬。やがて蒼い闇が降りてきて、あたりはすぐに夜へと変わってしまいます。おすすめの夕日観賞スポットは、「クアラセランゴールの海辺」「マラッカの水上モスク」「ジョホールバル」などです。

いかがでしたか。マレーシアには、フォトジェニックなスポットがたくさんあります。自然、町、アジアらしさがあふれる食や文化なども一緒に楽しんでください。

初回掲載: 2019年1月28日

筆者

マレーシア特派員

逗子マリナ

2016年からクアラルンプール 在住の主婦兼フリーランスライター。

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