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謎だらけの「空中宮殿」シーギリヤ・ロック登頂に挑戦!

2018年02月09日

空から眺めたシーギリヤ・ロック

スリランカで必訪の世界遺産といえば、シーギリヤ・ロック。絶景スポットとして紹介されることが多いので写真で見たことがある人は多いはず。でも、この遺跡の本当の魅力は絶景だけではありません。なぜジャングルに囲まれた巨岩の上に宮殿が造られたのか、岩壁に描かれた不思議な美女のフレスコ画、階段脇に足だけ残る巨大なライオンの像など、謎だらけのエピソードやスポットが、世界中の人々を惹きつけています。今回はそんな「空中宮殿」のヒミツを探るべく、シーギリヤ・ロック登頂に挑みました!

人が豆粒のよう! シーギリヤ・ロックはこんなに大きい!

横から見たシーギリヤ・ロック

広大なジャングルの中、垂直に切り立った巨岩の最上部に造られた「空中宮殿」。そこに行くには、高さ約180m、南北約400mの大きな大きな岩山の側面に造られた階段をひたすら上っていかなければなりません。いざ上ろうとシーギリヤ・ロックに近づくと、あまりの大きさに少しひるんでしまいます。

そして階段にはすごい行列が。本当に頂上にたどり着けるか不安になりながらも、一歩ずつ手すりを持ちながら上っていきます。日差しが強いので帽子と水分補給は忘れずに!

断崖絶壁に沿って造られた階段

正体不明の美女たちのフレスコ画が現れる!

鮮やかな色彩の壁画
十数体の華やかな女性たちが描かれる

数十分上っていくと、途中で岩壁一面にカラフルな女性たちの壁画が登場! 現在は十数体が残っているけれども、かつては500体以上の女性が描かれていたそう。

彼女たちは、宮殿にいた貴婦人や侍女たち、もしくは天女アプサラという説もあるけれど、はっきりとしたことは未だにわかっていないのだとか。きらびやかな装飾に彩られた美しい女性たちは、現実の人というよりはどこか浮世離れした印象でした。

裸の女性が貴婦人、服を着ているのが侍女だという説も

巨大なライオンのツメが見えたら頂上はもうすぐ!

ライオンテラスでひと休み

その後、「ミラーウォール」と呼ばれる磨かれた漆喰の壁を通って先に進むと、「ライオンテラス」という名の小さな広場のような所に出ます。そこでは大きなライオンのツメの像が、頂上に続く最後の急な階段の入り口を囲んでいます。

「シーギリヤ」とは「ライオンの山」という意味。かつてはここに巨大なライオン像が建っていたとも言われているけれど、なぜか他のボディパーツは未だに見つかっていないのだとか。

巨大なライオンのツメ
ここから頂上へ続く急な階段を上る

ついに登頂! 宮殿跡から眺める王が見た景色

頂上からは360度の大パノラマが見渡せる

麓から約1時間。頂上に着くとまず目に入ってくる階段や沐浴場。かつては約1.6ヘクタールの巨大な宮殿が建っていた跡がキレイに残っています。

こんな高い所で水を引いて王様や多くの人々が生活をしていたとは思えない場所なのですが、当時の治水・建築技術の高さが伺えます。

そして高さ180mから見下ろす周囲一面の緑のジャングル。王様は毎日どのような気持ちでこの景色を眺めていたのでしょう……。

頂上には保存状態のよい遺跡が残る

なぜこんなところに宮殿が造られた? 悲劇の王様ストーリー

ゾウに乗ってシーギリヤ・ロックを眺めることもできる

5世紀後半に権力争いの末、王であった実父を殺害し自らが王位についたカーシャパ王。念願の王位を手に入れたものの、自責の念から、かつて父の夢であったシーギリヤ・ロックの宮殿を建築。しかし、そこでの暮らしのなかでも自責の念は消えず不安にかられながら暮らしていたところ、ある日弟が大群を率いてきたそう。その時王は自ら命を絶ったとか。

華麗な宮殿は悲しいエピソードによりわずか11年で役目を終えてしまいましたが、今では世界中の人たちを魅了するスポットになっています。

ぜひ実際に上って遺跡のスケールを体感してみてください。さらに詳しい情報は『arucoスリランカ』で紹介しています。シーギリヤ・ロックをゾウに乗って眺めたり、隣の山から見下ろせる穴場の絶景スポットなども掲載中です。

aruco編集部 池田祐子
写真 ©スリランカ政府観光局、©iStock

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