クロアチア・ドゥブロヴニクのおすすめ観光スポット5選

公開日 : 2019年10月23日
最終更新 :
上空から見たドゥブロヴニク旧市街 ©iStock
上空から見たドゥブロヴニク旧市街 ©iStock

「アドリア海の真珠」と称えられるクロアチア・ドゥブロヴニク。この町には、高くて重厚な城壁に囲まれ旧市街があり、その内部にはオレンジ色の屋根が並びます。絶景がみられるクロアチア・ドゥブロヴニクのおすすめ観光スポットを紹介します。

(1)旧市街を囲む城壁上部の遊歩道

(1)旧市街を囲む城壁上部の遊歩道
城壁の遊歩道と旧市街 ©iStock

旧市街は、ドゥブロヴニクのおすすめ観光スポットのほとんどが集まります。その旧市街を囲む城壁(Gradske zidine)は、全長1,940m、高さ(最高地点)25mの規模を誇り、いたる所に見張り塔や陵堡があります。

城壁には遊歩道が設けられており、旧市街の周囲を散策することができます(所要1時間30分)。遊歩道の入口は、ピレ門(西門)、聖イヴァン要塞(北東門)、聖ルカ要塞(南東門)の3ヵ所にあります。城壁の遊歩道は、反時計回りの一方通行になっています。

(2)バロック様式の聖母被昇天大聖堂

(2)バロック様式の聖母被昇天大聖堂
聖母被昇天大聖堂 ©iStock

聖母被昇天大聖堂(Katedrala Uznesenja Marijina)は、ドゥブロヴニク旧市街の南東、ラベンダーや干しイチジクなどが売られている青空市場の近くにあります。1192年、英国のリチャード王によって創建されましたが、17世紀に入りバロック様式の建物に様変わりしました。

聖母被昇天大聖堂には、貿易都市として繁栄していた中世期の財宝が数多く収蔵されています。大理石をぜいたくにあしらった祭壇をはじめ、その奥に飾られているヴェネツィア派の巨匠・ティツィアーノが描いた『聖母被昇天』は必見です。

(3)古文書館へと変貌したスポンザ宮殿

(3)古文書館へと変貌したスポンザ宮殿
スポンザ宮殿 ©iStock

スポンザ宮殿(Palaca Sponza)は、ドゥブロヴニク旧市街で最も大きなルジャ広場に面しており、1516年に建てられました。創建当時は、貿易都市・ドゥブロヴニクを行き来する物資を管理する税関所でした。

17世紀になると、貿易都市としての衰退と共に税関所としての役割が減り、学者や知識人の集まる文化サロンへと変化していきました。現在は、ドゥブロヴニクの歴史文書や裁判記録などを保管する古文書館になっています。

(4)貿易都市としての繁栄を支えたスターラ・ルカ(旧港)

(4)貿易都市としての繁栄を支えたスターラ・ルカ(旧港)
スターラ・ルカ(旧港) ©iStock

スターラ・ルカ(旧港:Stara luka)は、ドゥブロヴニクのなかでも古くからある港です。中世期、ドゥブロヴニクが貿易都市として繁栄を極めたのは、スターラ・ルカの存在なくしては語れません。北には聖ルカ要塞、南には聖イヴァン要塞が配置されており、防衛にも万全を期していたことが伺えます。

現在、主要港としての役割をグルージュ港へ譲っていますが、近海のロクルム島やエラフィティ諸島へ向かう観光船の波止場として活躍しています。日没直前のクルーズが人気で、昼前には予約で満席になることも。

(5)紺碧のアドリア海を一望するスルジ山

(5)紺碧のアドリア海を一望するスルジ山
スルジ山からの眺望 ©iStock

スルジ山(Srd)は、ドゥブロヴニク旧市街を一望できる小丘(標高412m)です。山頂には、皇帝のナポレオンが贈呈したという白い十字架が建っています。現在の十字架は、独立戦争後に建て直されたもので、夜になるとライトアップが行われます。

スルジ山頂へは、ドゥブロヴニク・ケーブルカー(Dubrovnik Cable Car)を使って行くことができます。ケーブルカーの山頂駅には、カフェ・レストランや独立戦争展示館があります。展望台から見下ろす真っ青なアドリア海の眺めは、まさに絶景のひとこと。

いかがでしたか。クロアチア・ドゥブロヴニクのおすすめ観光スポットを紹介しました。「アドリア海の真珠」と称えられるドゥブロヴニクで、のんびりと町歩きを楽しんでみませんか。

筆者

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