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ドイツ・ドレスデンから日帰りでザクセン・スイス国立公園へ出かけよう!

2018年10月27日

ザクセン・スイス国立公園のハイライト、バスタイ(Bastei)

秋に楽しみたいものといえば、ハイキング! ドイツ東部、ザクセン州の州都ドレスデンから列車でわずか40分のところにザクセン・スイス国立公園(Nationalpark Sächsische Schweiz)があります。約100メートルにもおよぶ断崖絶壁が連なるこの国立公園は「ドイツのなかのスイス」とも呼ばれ、秋の行楽日和にはハイキングを楽しむ登山者でにぎわいます。今回は、ドイツ・ドレスデンから日帰りで行ける美しい自然公園、ザクセン・スイス国立公園を紹介します。

ザクセン・スイス国立公園とは!?

浸食された岩肌が不思議な光景を作り出している

ザクセン・スイス国立公園(Nationalpark Sächsische Schweiz)は、ドイツ東部の古都ドレスデンからさらに東へ行ったところにあります。ニョキニョキとせり立った奇岩群のなかに、自然と溶け込んだ石橋が真っすぐに伸びているバスタイ(Bastei)の美しい光景を、どこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

ザクセン・スイス国立公園は、チェコとの国境からピルナ(Pirna)までの約95キロメートル圏内に広がり、人気観光スポットランキングでは、常に上位にランクインするドイツ屈指の観光スポットです。

日本の松の景色とは異なるエルベ川とドイツの松の木

ザクセン・スイス国立公園のなかでも、バスタイはハイライトのひとつです。バスタイは、車やバスで近くまで行くことも可能ですが、せっかくザクセン・スイス国立公園を訪れたのなら、ハイキングコースに挑戦してみましょう。

登山口となるクアオート・ラーテン(Kurort Rathen)のツーリスト・インフォメーションでは、ハイキングコースの歩き方や見どころを教えてくれます。運動不足の体にはかなり堪えるハイキングコースですが、心地よい汗をかきながら、自然公園の醍醐味を存分に味わえます。

バスタイを巡るおすすめのハイキングコース

変化に富んだバスタイを巡るハイキングコース

ザクセン・スイス国立公園のハイライトであるバスタイを巡る、おすすめのハイキングコースを紹介します。

まずは、ハイキングコースの全貌を掴みましょう。クアオート・ラーテンから1時間程山道を登り、目的地のバスタイへ。バスタイからは山道を2時間程かけて下ります。道中、シュヴェーデンレッハー(Schwedenlöcher)を通って、アムゼルゼー(Amselsee)をまわり、クアオート・ラーテンへと戻ります。所要時間が約3時間のハイキングコースです。

こちらのハイキングコースは、ゆったりと蛇行するエルベ川、独特な浸食風景が特徴的な奇岩群、苔むしたマイナスイオンたっぷりの山道など、ザクセン・スイス国立公園の魅力が詰まったハイキングコースです。

まずは登山口クアオート・ラーテンを目指して

【1】
ドレスデンからクアオート・ラーテンへ行くには、ドレスデンの中央駅(Hbf)または、ミッテ駅(Mitte)からシェーナ駅(Schöna)方面行きのSバーン1番(S1)に乗車し約40分、クアオート・ラーテン駅(Kurort Raten)で下車します。
※ドレスデンでは、1日券(Tageskarte)でも、1回券(Einzelfahrkarte)でも、切符を購入したら乗車前に時間を刻印する必要があります。ミッテ駅には、ブルーの縦長の刻印機が置いてあります。

【2】
クアオート・ラーテンでは、エルベ川に向かって歩いて行きましょう。降りたホームとは反対側になります。

【3】
渡し船で対岸へ渡ります。片道1.20ユーロ、往復で2.00ユーロです。船代は鉄道の1日券には含まれませんので、別途買う必要があります。

対岸へ上陸したらいよいよハイキングのスタート

渡し船から見た駅側の岸辺(クアオート・ラーテン)

【4】
船で川を渡り対岸へ上陸したら、いよいよハイキングのスタートです。ハイキングコースでは、要所要所に案内板があります。わかりやすく、迷うことなくハイキングコースを進むことができます。

ハイキングコースの入口。バスタイ方面の矢印に従って進もう

【5】
バスタイへの道のりは、かなり勾配のきつい上り坂ですが、途中、エルベ川が見えたり、ユニークな奇岩に出合ったりと、変化に富んだ景色を楽しめます。

フェルゼンブルク城砦跡でひと休み

かなり登って行くと、エルベ川と船着場が見えてきます

【6】
バスタイの手前には、フェルゼンブルク(Felsenburg)城砦跡があります。こちらは有料になります。

フェルゼンブルク城砦跡

筆者が訪れた時は、一部工事中で入場料が半額になっていました。「こんな険しい山岳地帯に城砦を造るのは至難の業だっただろうなぁ~」などと思いながら見学。それにしても、よくこんなところに城砦を造ったものだと感心してしまいます。

いよいよ、目的地のバスタイに到着

バスタイは歩いて渡れます。ここからもエルベ川が見下ろせます。

【7】
フェルゼンブルク城砦跡を後にしたら、いよいよ、ハイライトのバスタイへ到着です。足はかなりガクガクきていますが、この景色をみたら疲れも一気に吹っ飛びます。

かなり堅牢な石の橋ですが、一体全体どうやってこんな橋を築いたのかと感嘆のひと言です。まずは右手側にまわって、バスタイの全体像を遠目から眺めましょう。この景色こそ、憧れていた景色。バスタイ付近は、絵になる美しいパノラマの世界が広がっています。まさに、フォトジェニック!

景観を存分に楽しんだら、バスタイを渡って、カフェやレストランで休息しましょう。がんばって登ってきた後のビールは最高!

ビックリするようなところに人が

奇岩を登る人が……

ザクセン・スイス国立公園は、ロッククライミングでも有名な場所です。目を凝らして見てみれば、ビックリするようなところに人が張り付いていたりして驚かされます。

【8】
眺望レストランでランチを味わうのもおすすめです。筆者は、頂上にあるキオスクで、ビールとパンで簡単に食事を済ませましたが、ベルクホテル(Berg Hotel Bastei)の眺望レストランでエルベ川のパノラマを眺めながらの食事もおすすめです。

浸食風景がユニークな岩と岩の間や苔むした岩の間を通る山道

【9】
帰路は、少々険しい石段が続くシュヴェーデンレッハー(Schwedenlöcher)をハイキングしながら帰ります。「地質学者にはたまらないだろうなぁ~」、そんな言葉がつい口から。浸食された奇岩はとてもユニークで、常に目を楽しませてくれます。

少々キツイ傾斜をどんどん下って行きましょう。すると、独特のフォルムの岩や苔むした岩肌を見ながら、岩と岩の間を潜って石段を下りていく、シュヴェーデンレッハーと呼ばれるエリアへ入ります。ここは、妖精や小人が出てきそうな異空間が広がっています。マイナスイオンに包まれている感じがする不思議なエリアです。

ボートが浮かぶ緑色の湖アムゼルゼーと遊歩道

【10】
下に降りると、優雅にボートが浮かんでいる湖アムゼルゼー(Amselsee)に出ます。やっと拓けた場所に出てきました。バスタイのある頂上からここまで、約2時間程のハイキングです。

湖アムゼルゼーが見えたらハイキング終了

アムゼルゼーの湖面に映し出された緑と紅葉

【11】
アムゼルゼーの脇の遊歩道をひたすら道なりに進んで行くと、元のクアオート・ラーテンへと戻ってきます。これで、バスタイを超えて、ぐるりと一周したことになります。

足はガクガク、体もかなり疲れているのに、気分は最高! まさに森林浴効果で、エネルギーがフル充電された感じです。筆者は、このハイキングコースの大ファンになってしまいました。

■ザクセン・スイス国立公園(Nationalpark Sächsische Schweiz)
・住所:Nationalpark Sächsische Schweiz, Germany
・URL:https://www.nationalpark-saechsische-schweiz.de/

いかがでしたか。バスタイを巡る、ザクセン・スイス国立公園のハイキングコースを紹介しました。秋の行楽日和は、大自然のエネルギーをもらいながら、ザクセン・スイス国立公園を歩いてみてください。

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