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悲劇の街ポンペイ遺跡で古代へ思いを馳せる

2018年04月06日

ポンペイ遺跡の円形劇場 ©iStock

足を踏み入れた瞬間に、古代へタイムスリップしたような不思議な感覚に陥るポンペイ遺跡を紹介します。イタリア南部のカンパニア州にあるポンペイ遺跡は、考古学に興味のない人でも、一度は訪れてみたい場所ではないでしょうか。西暦79年という数字がもうなんだか想像の域を絶していますが、遺跡の至る所に目をやると、街並みをよく考えて都市建設されていたことがうかがえます。メインストリートに沿って店が並び、庭付きの家やテルメ(温泉)、劇場などの娯楽施設が今も当時のまま残っています。

ポンペイ遺跡とは

当時の面影を現在に伝える外壁

ポンペイ遺跡は、イタリア南部のカンパニア州ポンペイにある古代遺跡です。紀元前後、ローマ帝国の都市のひとつとして栄華を誇っていましたが、西暦79年、ヴェズヴィオ山の大噴火により、ポンペイの街は大量の火山灰に埋もれました。長い間、火山灰に埋もれていたため保存状態が良好で、当時の面影を現在に伝えます。

ポンペイから望むヴェズヴィオ火山

雄大にそびえるヴェズヴィオ火山

都市ポンペイは、ナポリから車や電車で30分程の所にあります。ナポリ中央駅からポンペイ行きの国鉄(Trenitalia)に乗るか、私鉄のヴェズヴィオ周遊鉄道(Circum Vevuviana)に乗って行きます。ポンペイ駅(Pompei)、またはポンペイ・スカーヴィ駅(Pompei Scavi)で降ります。チケットは券売機で購入できます。

時間によって都合のよい交通機関を利用すればよいのですが、治安の面では若干国鉄の方が安全なような気がします。ヴェズヴィオ周遊鉄道は、電車の落書きがひどくて、窓の外が見えないこともあります。住んでいる人たちが利用するので、地元の雰囲気を味わいたい人には私鉄のヴェズヴィオ周遊鉄道をおすすめします。チケット代は2.8ユーロです(2018年4月現在)。

かつて剣闘士らが闘った円形劇場

2万人を収容した円形劇場 ©iStock

ポンペイは、南イタリアの保養地で、ローマ人達が避暑に訪れる場所でもありました。円形劇場は、ポンペイの住人だけでなく、周辺からやって来る観客2万人を収容することができました。

劇場の建物は、街の中心を外れた位置に建てられ、大勢の観客の移動を容易にするよう工夫されていました。古代ローマ時代最古となるこの円形劇場では、当時、剣闘士らを闘わせ、観客はその闘いを娯楽として楽しんでいました。

火砕流を思わせるような「ポンペイの赤」

今も鮮明に残る壁画の赤色

ポンペイ遺跡から見る雄大なヴェズヴィオ火山は、とても美しく、その昔この街を滅ぼしたことが皮肉に思えてきます。また、火砕流を思わせるような、絵具として使われてきた壁に残る深紅の色合いは未だ鮮明に残っています。

この独特で美しい色は「ポンペイの赤」と呼ばれ、壁画も残っています。火砕流に一瞬にして飲み込まれたこの街の生活用品や芸術品は、古代の生活を知る重要なものとなっています。

ポンペイ遺跡のメインストリート

石畳のメインストリート

ポンペイ遺跡には、あまり日陰がありませんので、昼過ぎの日差しはとても強いです。また、外灯がないため、夕方になると暗くて足元が危ないです。そのため、ポンペイ遺跡へは午前中に行くことをおすすめします。ポンペイ遺跡の入場料は、13ユーロ(大人)です(2018年4月現在)。なお、毎月第一日曜は美術館無料の日のため、ポンペイ遺跡入場も無料となります

■ ポンペイ遺跡
・住所: Via Galileo Ferraris 40, Napoli Italy
・URL: http://www.pompeiturismo.it/index.php?Itemid=28

ポンペイ遺跡観光には日焼け対策も忘れずに

ポンペイ遺跡は、かつて多くの命を奪った場所ですが、古代の神秘と街の美しさが現在も残っています。昔と変わらないその姿は、南イタリアのさんさんと降り注ぐ太陽の下で、訪れる観光客に何かを物語っているように思えます。イタリア旅行の際は、ぜひポンペイ遺跡まで足を運んでみてください。

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