一度は行ってみたい世界のかわいい町並み10選

公開日 : 2019年09月08日
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ブラーノ島(イタリア) ©iStock
ブラーノ島(イタリア) ©iStock

歩いているだけで心が踊るようなカラフルで美しい町並み。海外には眺めているだけで楽しくなりそうな「カラフルな町」がたくさんあります。一度は行ってみたい世界のかわいい町並みスポットを10件、紹介します。

(1)目立つ漁師の町、ブラーノ島(イタリア)

(1)目立つ漁師の町、ブラーノ島(イタリア)
ブラーノ島(イタリア) ©iStock

イタリアにあるブラーノ島 (Burano) は、水の都ヴェネツィアに属する島です。4つの小島で構成される群島で、それぞれの島は橋を使えば行き来できるようになっています。1時間もあれば、島全体をまわれるぐらいの大きさです。

島内を見渡せば、赤、青、黄、緑とカラフルな漁師の家々が並んでいます。仕事に出た漁師が霧深い冬でも島に戻れるようにと、自分の家を目立つ色で塗ったのがはじまりなのだとか。

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(2)パジャマの町? コスタ・ノヴァ(ポルトガル)

(2)パジャマの町? コスタ・ノヴァ(ポルトガル)
コスタ・ノヴァ(ポルトガル) ©iStock

ポルトガルのコスタ・ノヴァ(Costa Nova)は、北大西洋に面する小さなリゾート都市です。ポルトガルの主要都市ポルトから南へ約80キロメートルのところにあり、列車やバスを使って日帰りで訪れることができます。

町は、別名「パジャマ・シティー」とも呼ばれ、パジャマのようなストライプ柄の家々が建ち並びます。縦じまと横じまのポップな柄が、より一層リゾート感を盛りあげてくれます。

(3)世界遺産でもあるテルチ(チェコ)

(3)世界遺産でもあるテルチ(チェコ)
テルチ(チェコ) ©iStock

テルチ(Telc)は、チェコ南部に位置する、3つの池に囲まれた小さな町です。プラハ(チェコ)とウィーン(オーストリア)のほぼ中間に位置することから、通商路の要衝として中世より発展してきました。

町は、イエスズ会の双塔や聖ヤコブ教会、ルネサンス様式の家屋が並ぶザハリアーシュ広場を中心に広がります。このザハリアーシュ広場を中心とする歴史地区は、1992年、ユネスコの世界遺産に登録されています。

(4)白い宝石の町、ミハス(スペイン)

(4)白い宝石の町、ミハス(スペイン)
ミハス(スペイン) ©iStock

ミハス(Mijas)は、スペイン南部のアンダルシア州に位置する小さなリゾート都市です。約300キロメートルにわたって続く海岸線、コスタ・デル・ソル(太陽海岸)の一角を占めます。

町には、アンダルシア州特有の真っ白な壁の家が並び、「アンダルシアの白い宝石」と讃えられます。家々の白壁にはカラフルな花々が飾られ、白亜の町をより一層美しく演出してくれます。

(5)格子状に広がるルーネンバーグ(カナダ)

(5)格子状に広がるルーネンバーグ(カナダ)
ルーネンバーグ(カナダ) ©iStock

ルーネンバーグ(Lunenburg)は、カナダのノバスコシア州にある港町です。1995年、大英帝国が築いた北米植民都市の特色を色濃く残す町並みは、ユネスコの世界遺産に登録されました。

格子状に広がる町並みは、「すべての道はまっすぐに、すべての曲がり角は直角に」という典型的な大英帝国の植民都市スタイルになっています。この町の景観をなすカラフルな家々は、船用のペンキで塗られたのだとか。

(6)木骨組みの家が連なるコルマール(フランス)

(6)木骨組みの家が連なるコルマール(フランス)
コルマール(フランス) ©iStock

コルマール(Colmar)は、フランスのアルザス地方を代表する観光の町です。ドイツとの国境に位置することから、中心地にはドイツ風の木骨組みの家がところせましと軒を連ねます。

「プティット・ヴェニス」と呼ばれる運河沿いの一角は、フォトスポットとして人気です。小さなヴェニスの名のとおり、パステルに彩られた家々で溢れ、水上散策をする観光客で終日にぎわいます。

≫≫≫関連記事:まるでおとぎの国 はじめてのコルマール観光でおすすめのスポット4選(フランス・アルザス地方)

(7)積み木を並べたようなレイキャビク(アイスランド)

(7)積み木を並べたようなレイキャビク(アイスランド)
レイキャビク(アイスランド) ©iStock

レイキャビク(Reykjavík)は、アイスランド南西部のレイキャネース半島の根元に位置する港湾都市です。世界最北の位置にある首都として有名です。

小さな町にはカラフルな家々が建ち並び、その景観はまるで色とりどりの積み木を並べたかのよう。絵本の世界にでてきそうなカラフルな三角屋根は、町のランドマークであるハットルグリムス教会の塔から眺めるのがおすすめ。

(8)とんがり帽子がかわいいアルベロベッロ(イタリア)

(8)とんがり帽子がかわいいアルベロベッロ(イタリア)
アルベロベッロ(イタリア) ©iStock

アルベロベッロ(Alberobello)は、イタリアの東部にある小さな町です。白壁に円錐形の石積み屋根を載せた「トゥルッリ」と呼ばれる家屋が、1,000軒以上連なります。この「トゥルッリ」は、1996年、世界遺産に登録されました。

中心街にはとんがり帽子のような家々が密集し、坂道が迷路のように続きます。一歩足を踏み入れると、おとぎの国に迷い込んだかのような雰囲気に包まれます。岐阜県白川村(世界遺産の白川郷)と姉妹都市を結んでいるそうです。

(9)絶景に囲まれたケープタウン(南アフリカ)

(9)絶景に囲まれたケープタウン(南アフリカ)
ケープタウン(南アフリカ) ©iStock

ケープタウン(Cape Town)は、南アフリカの南西海岸沿いにある港町です。ケープタウンの観光名所として知られるボカープ地区は、かわいらしい家屋が軒を連ねるフォトジェニックスポットとして人気です。

ボカープ地区では、カラフルな町並みはもちろんのこと、自然の絶景も目にすることができます。町の先には、約3キロメートルにわたり平坦な山頂が続くテーブルマウンテン、その反対には標高393メートルの丘、シグナルヒルが望めます。

(10)はじまりは老父? 彩虹眷村(台湾)

(10)はじまりは老父? 彩虹眷村(台湾)
彩虹眷村(台湾) ©iStock

彩虹眷村(さいこうけんそん)は、台湾・台中に位置し、通称「虹の村」と呼ばれる場所です。町の建物には、カラフルな色使いの動物や人物をはじめ、「平安」や「LOVE」といった文字がポップに描かれています。

彩虹眷村のカラフルな町並みは、村に住むひとりの老父によって生まれたそうです。建物の老朽化が進み、再開発の計画が持ちあがったところ、老父が家の壁などに絵を描きはじめ、やがて村一面に広がったのだとか。

≫≫≫関連記事:虹色の村 台中の彩虹眷村

いかがでしたか。一度は行ってみたい世界のかわいい町並みを10件、紹介しました。今度の海外旅行の参考にしてください。

筆者

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