女子旅編?フォトジェニックなプールバーやカラフルな旧市街を満喫?

公開日 : 2022年08月30日
最終更新 :
ホテル・メトロポール・モンテカルロのプールサイド。
ホテル・メトロポール・モンテカルロのプールサイド。

どこを撮ってもフォトジェニックなモナコは女子旅にも最高の旅先。環境に優しい電動モビリティは気軽に利用できるので、滞在中はめいっぱいアクティブに過ごすのがおすすめです。国民ひとりあたりの警察官の人数も世界一という治安のよさも、母娘旅と同様、女性だけの旅に安心できる材料です。

カール・ラガーフェルドがデザインしたプールバー

カール・ラガーフェルドがデザインしたプールバー
モノクロでスタイリッシュに統一されたインスタレーションは必見。

スタイリッシュな女子旅におすすめなのが、ホテル・メトロポール・モンテカルロのプールです。こちらはなんと、シャネルやフェンディでクリエイティブディレクターを務めてきたカール・ラガーフェルド氏によるデザイン。モノクロのパネルはガラス製で、古代ギリシャの英雄叙事詩「オデュッセイア」をオマージュしたラガーフェルド氏オリジナルのインスタレーションです。夜になるとパネルはLEDによってライトアップされ、一層幻想的な雰囲気に。プールに入れるのはホテル宿泊者のみですが、プールサイドレストラン「オデッセイ」はビジターでも利用可能です。当初はジュエル・ロブション氏のお店としてオープン。現在契約は終了していますが、ロブションの右腕として活躍した星付きシェフ、クリストフ・キュサック氏が引き続きエグゼクティブ・シェフを務めており、今でもモナコのフーディーたちを喜ばせています。

■オデッセイ
・URL: https://metropole.com/fr/restaurant-montecarlo/odyssey/

ディナーはオリエンタルなムードのブッダ・バー・モンテカルロで

ディナーはオリエンタルなムードのブッダ・バー・モンテカルロで
高さ7mの吹き抜けに巨大な仏像が鎮座するエキゾチックな内装。

ヨーロピアンに圧倒的な人気を誇るレストランがブッダバー・モンテカルロです。1996年にパリで1号店をオープンしてから、その後ドバイやロンドン、北京など世界中で展開してきた無国籍料理(さまざまな国のスパイスや食文化をミックスさせ、どの国のものとも特定できない料理のこと)レストラン。2010年にカジノ・ド・モンテカルロの一画にオープンして以来、モナコのVIPたちの心をも鷲掴みにし、連日大勢の客で賑わっています。天井高7mの開放的な空間でひときわ目立つブッダの仏像はSNS映え抜群。中2階は150名まで収容でき、無国籍料理に加えて寿司や刺身なども楽しむことができます。音楽を担当するのはイタリア人DJのドナト・パパディア(通称DJパパ)。ハウスやミニマル・ミュージック、チルアウト系のラウンジミュージックなど、独特の世界観を演出する選曲もブッダバーの魅力です。

■ブッダバー・モンテカルロ
・URL: https://www.montecarlosbm.com/en/bar-nightclub-monaco/buddha-bar-monte-carlo

環境に優しいふたつの電動モビリティを体験してみよう

環境に優しいふたつの電動モビリティを体験してみよう
カナダ製の電気自転車。最高時速25kmとパワフルだが音は静か。

女子旅の移動におすすめなのが「モナバイク」と「モービー」です。モナバイクは、モナコ政府とモナコ・バス会社によって提供された電動アシスト自転車のシェアリングサービス。充電もできるサイクルポートが国内に43カ所、台数は約400台。スマホでアプリをダウンロードし、カード情報を登録すればすぐに利用開始が可能です(16歳以上)。またモービーは、フリーフロティング型と呼ばれる乗り捨て可能なカーシェアリングシステム。丸いフォルムがかわいらしく、サイズも小さいので女性でも運転しやすいと評判。スマホを使って簡単に予約・ドアキーの解錠ができ、1時間€6.5〜という気軽さも魅力です。坂が多く、熱帯植物園や国立美術館など高台にも見どころの多いモナコですが、モナバイクやモービーを乗りこなせば、よりアクティブにモナコの散策が楽しることでしょう。

ちなみにモナコがこうした電動モビリティを積極的に導入している背景には、2030年までに1990年比で温室効果ガスの排出量を55%削減し、2050年までにカーボンニュートラルを達成するという高い目標があるから。他にも電気自動車の充電スタンド拡充やバイオディーゼルを動力源とした公共バス(一部は電気バスも試用中)、そして太陽光発電で運航する電気水上バスなど、環境に配慮したさまざまなモビリティソリューションが行われています。

■モナバイク
・URL: https://monabike.mc/
■モービー
・URL: https://www.mobee.mc/

運転には事前にウェブサイトから国際免許証などを登録する必要がある。
運転には事前にウェブサイトから国際免許証などを登録する必要がある。

高級ブティックが集まるワン・モンテカルロでショッピング

高級ブティックが集まるワン・モンテカルロでショッピング
流線型のフォルムが美しいワン・モンテカルロの施設(写真右)。

モナコの最新ファッションエリアといえば、ワン・モンテカルロ。やはり女子旅にはショッピングが欠かせません。「カジノ・ド・モンテカルロ」や「ホテル・ド・パリ・モンテカルロ」のすぐ近くに、住宅、オフィス、MICE施設、レストラン、そしてショッピングモールなど、多様な施設を含む「ワン・モンテカルロ」が誕生したのは2019年6月。現在、この新区画だけでも40近いブランドがひしめくモナコ随一の買い物スポットとなっています。建築デザインを手掛けたのは、これまでポンピドゥー・センター(パリ)やロイズビルディング(ロンドン)など、前衛的な建築を世に送り出してきたイギリス人建築家のリチャード・ロジャースです。現代都市計画の専門家としても有名なリチャードは、モンテカルロ地区の歴史的建築物や広場・庭園とも調和する施設を作ることに成功しました。

■ワン・モンテカルロ
・URL: https://www.montecarlosbm.com/fr/hotel-monaco/residences/one-monte-carlo

フォトジェニックな旧市街を散策

フォトジェニックな旧市街を散策
カラフルな建物が立ち並び、どこを眺めても絵になる。

カジノや高級ブティックが集まるモンテカルロ地区だけでなく、「ロシェ」と呼ばれる旧市街も女子旅におすすめ。旧市街が広がるモナコ=ヴィル地区はモナコの歴史が詰まったエリアで、有名な衛兵交替式が行われる大公宮殿や、グレース・ケリーが眠るロマネスク様式のモナコ大聖堂、また家族旅のおすすめで紹介したモナコ海洋博物館など、観光的見どころもたっぷりです。また旧市街の入り組んだ細い石畳の路地を進むと、オレンジ、ピンクなどのカラフルな建物が立ち並び、マルシェやカフェ、スナックの屋台など、高級リゾートだけでないモナコの日常風景にも出合うことができます。旧市街でぜひ立ち寄りたいのがモナコ公室御用達の「ショコラトリー・ド・モナコ」。王冠のかたちをしたクーロンヌ・モネガスクは個包装され、おみやげにもぴったりのチョコレートです。

■ショコラトリー・ド・モナコ
・URL: https://www.chocolateriedemonaco.com/fr/

DIRECTION:篠原優花
TEXT:伊澤慶一

※当記事は、2022年8月16日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2022年8月16日現在、国によってはいまだ観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方 ニュース&レポート』では、近い将来に旅したい場所として世界の観光記事を発信しています。渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

筆者

地球の歩き方観光マーケティング事業部

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