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ポルトガル・リスボンで絶対行くべき町歩きエリア5選

2019年11月25日

リスボンの町並み ©iStock

ヨーロッパからの人々を中心に訪問者数が年々伸びているポルトガル。何がそれほどの人を惹きつけるのか。その答えは町歩きをすれば気づくはず。石畳の坂道は歩くのが大変だけれど、地図をみるのもそこそこに、気の向くままに時間に追われず歩きましょう。大航海時代の力強さを感じる建築物がある一方で、観光客の視線に構わず洗濯物を干して窓から外を眺めるその土地の人々の姿を見れば、穏やかな気持ちに。路地で焼くイワシの炭焼きや食材の旨味を活かしたポルトガル料理からは、懐かしささえ感じるのでは。迷うこともおもしろいポルトガル・リスボンの町歩きのために、リスボン市内を「地区」に分けて紹介します。

散歩が楽しいリスボンの下町「アルファマ地区」

アルファマ地区の一角

まずは、ポルトガルらしさが詰まったアルファマ地区(Alfama)です。リスボンの東の丘に広がるアルファマ地区は、1755年のリスボン大地震による大きな被害を免れたおかげで、ポルトガルらしい町並みが残っています。

イスラム支配を彷彿させる入り組んだ路地は、まるで迷路のよう。その狭い路地を歩行者に対してギリギリの距離感で通り抜ける路面電車は、撮り鉄でなくてもカメラを構えてしまうノスタルジックなもの。

エレベーターのない3・4階建ての古い家々は、かつてこの地の高齢化とともに空き家が目立っていました。ところが、リスボンの観光地化にともない、ゲストハウスなどに再活用することで活気を取り戻したのだとか。

「リスボンの下町」というだけあり、大通りから一歩入れば八百屋や精肉店があります。上を見上げれば洗濯物を干しながら窓越しにご近所さんと会話するお母さん、南欧らしい暖かな陽を浴びて日光浴する猫たちの姿も。

坂が多くて歩くのには大変だけれど、バスや路面電車を活用すれば、ポルトガルらしさを身近に感じることができるかもしれません。

アルファマ地区を散歩するときは、丘の頂きからスタートしましょう。丘の頂きとは、リスボンを一望できるセニョーラ・ド・モンテ展望台(Miradouro da Senhora do Monte)のあたりです。

バスや市電でそこまで上り、紀元前2世紀に造られたサンジョルジェ城(Castelp de São Jorge)へ。アルファマ地区の赤屋根と海のコントラストが美しいミラドウロ・ダス・ポルタス・ド・ソル(Miradouro das Portas do sol)展望台、リスボンを紹介する上で欠かせないカテドラル(Sé)を通って、麓にあるコメルシオ広場(Praça do Comércio)に向かいましょう。

リスボン観光の中心地「バイシャ地区」

コメルシオ広場 ©iStock

アルファマ地区からカテドラルを越えて丘を下ると見えてくるのが、コメルシオ広場(Praca do Comercio)です。テージョ川に面して広がるコメルシオ広場には、インフォメーションセンターや路面電車の停車駅があって観光客が多く集まります。

コメルシオ広場に立ち、テージョ川と反対(町の方向)を見ると、ポルトガルの歴史を語る上で欠かせないヴァスコ・ダ・ガマやポンバル伯爵の彫刻が施された凱旋門があります。この凱旋門から北のロシオ広場に向けては、碁盤の目に町が整備されており、レストランや土産物店が並ぶバイシャ地区(Baixa)となっています。

■コメルシオ広場(Praca do Comercio)
・住所: Praça do Comércio, 1100-148 Lisboa

流行と歴史が交わる活気あふれる町「シアード地区」

シアード地区の一角 ©iStock

バイシャ地区の目抜き通り、アウグスタ通り(R.Augusta)から西に向かって歩いて行くと、かつて市民の足として使われていたサンタジュスタのエレベーター(Elevador de Santa Justa)が見えます。その先に続くのがシアード地区(Chiado)です。

急勾配なカルモ通りとガレット通りには、世界的なチェーン店や日本でも人気の高い「クチポール(Cutipol)」などのポルトガルを代表する老舗があり、観光客と地元の若者で1日中大にぎわい。

1732年創業で世界最古の書店といわれる「ベルトラン(Bertrand Livreiros)」や文化人の交流の場であった老舗カフェ「カフェ・ア・ブラジレイラ(A Brasileira)」は、文化的要素の高いシアード地区の代表的スポットです。

■ベルトラン(Bertrand Livreiros)
・住所: Rua Garrett 73, Lisboa
・URL: https://www.bertrand.pt/

■カフェ・ア・ブラジレイラ(A Brasileira)
・住所: R. Garrett 122, 1200-273 Lisboa
・URL: https://abrasileira.pt/site/

ファドに酔いしれる「バイロ・アルト地区」

バイロ・アルト地区の一角 ©iStock

バイロ・アルト地区は、昼と夜で異なる顔をもつ魅力的な町です。バイロ・アルト地区の東側には、日本からの天正遣欧使節団が滞在したサン・ロケ教会(Igreja de Sao Roque)があります。その周辺の建物のファサードは、南欧の暖かな太陽の光にマッチする優しい色合いで、急な坂道も厭わず歩けてしまうほど魅力的なものです。

さらに、もう一本、中の通りに入っていくとアーティスティックな落書きが目立つけれど、どこか哀愁漂う区画があります。この辺りは、ポルトガルの伝統歌謡「ファド(Fado)」が聴けるバーなどが多く集まるエリアで、夜のお出かけコースに最適です。

ひとことで和訳し難いポルトガル語の単語「Saudade(サウダージ)」を歌にのせて表現するファド。ふるさとへの郷愁や失ったものへの哀愁をギター伴奏にのせて歌われる世界を一度体験してみてください。冒頭で紹介したアルファマ地区と同様、散歩にうってつけのエリアです。

■サン・ロケ教会(Igreja de Sao Roque)
・住所: Largo Trindade Coelho, 1200-470 Lisboa
・URL: http://mais.scml.pt/museu-saoroque/

まさに絵はがきで見た景色「ビッカ線のケーブルカー」

ビッカ線のケーブルカー ©iStock

リスボン観光の目玉でもあるケーブルカー(Elevador)は、観光に絶対に外せません。丘の町・リスボンは、文字通り坂道だらけ。そこで活躍するのがケーブルカーです。

ケーブルカーは、リスボン市内に3路線があります。なかでも有名なのがビッカ線(Bica)です。最新グルメが集結するリベイラ市場(Mercado da Ribeira)周辺からバイロアルト地区までを結んでいます。

狭くて急勾配な石畳の坂道を上るケーブルカーと背後に見えるテージョ川の景色のコラボレーションは、旅行雑誌などでよく目にする光景です。余力があれば、徒歩で下ってみるのもおもしろいでしょう。

■リベイラ市場(Mercado da Ribeira)
・住所: Av. 24 de Julho s/n, 1200-481 Lisboa

いかがでしたか。丘の町・リスボンを地区ごとに紹介しました。リスボンは、散歩をするだけできっと好きになる町です。リスボン旅行へ出かけてみませんか。

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