スイス絶景の旅~ブリエンツ・ロートホルンから眺めるアルプス3大名峰(スイス・ゼーレンベルク)

公開日 : 2019年09月25日
最終更新 :
宿泊施設「レカ・フェーリエンドルフ」の先に広がる景色
宿泊施設「レカ・フェーリエンドルフ」の先に広がる景色

ゼーレンベルク(Sörenberg)は、スイス・ルツェルン州に属する自然豊かな町です。ユネスコ生物園に指定されているエントレブッフ(Entlebuch)の内陸部に位置します。夏・秋季はハイキングや蒸気機関車への乗車が楽しめ、冬季はスキーリゾート地として多くの観光客が訪れます。家族連れにもうれしいアクティビティが多く、数日間滞在して家族旅行を楽しむ方がたくさんいます。自然豊かなゼーレンベルクのおすすめの宿泊施設や散歩道を紹介します。

家族で宿泊するなら「レカ・フェーリエンドルフ」がおすすめ

家族で宿泊するなら「レカ・フェーリエンドルフ」がおすすめ
「レカ・フェーリエンドルフ」の入り口

「レカ・フェーリエンドルフ(Reka Feriendorf)」は、家族みんなが楽しめる宿泊施設としておすすめです。施設内には、室内プールやおもちゃが置いてある遊び場、さまざまなレクリエーション、BBQスペース、託児所などがあり、家族向けの設備が充実しています。

朝食は、部屋でのんびりと楽しめます。リクエストをすると、焼きたてのパンを用意してくれます。キッチンも完備されていますので、簡単な調理をすることも可能です。自分で用意した食材を使って、部屋で調理すれば、旅費の節約にもなります。

そして、宿泊料金もほかのホテルに比べるとリーズナブルです。「レカ・フェーリエンドルフ」は、家族揃っての長期滞在にも向いています。

ケーブルカーでブリエンツ・ロートホルンへ

ケーブルカーでブリエンツ・ロートホルンへ
ブリエンツ・ロートホルンのケーブルカー乗り場

「レカ・フェーリエンドルフ」から徒歩で約30分のところに、ブリエンツ・ロートホルン行きのケーブルカー乗り場があります。ブリエンツ・ロートホルンは、ルツェルン州でもっとも高い山で、南側にはブリエンツ湖が一望できます。

ここから、ケーブルカーを利用して、標高2,350メートルのブリエンツ・ロートホルンへ行きましょう。ケーブルカーの往復料金は、大人12フラン、子供は6フランです。ただ、「レカ・フェーリエンドルフ」に宿泊している方は往復乗車券がもらえますので、お得に観光ができます。

放牧されている牛
放牧されている牛

ルツェルンの最高峰から眺める美しいブリエンツ湖

ルツェルンの最高峰から眺める美しいブリエンツ湖
青く輝くブリエンツ湖
最高の眺めが広がるテラス席がおすすめ
最高の眺めが広がるテラス席がおすすめ

ルツェルン州の最高峰であるブリエンツ・ロートホルンの山頂からは、美しいブリエンツ湖が望めます。また、快晴の日には、アイガー、メンヒ、ユングフラウといったアルプス3大名峰を見ることもできます。

写真は、レストラン「ギッフェル・レストラン ロートホルン(Gipfel-Restaurant Rothorn)」のテラス席です。眼下には美しいブリエンツ湖、遠景にはアルプス山脈が広がる景観は、軽くお茶をするだけでも価値のある場所です。開放的なテラス席で、絶景と一緒にまったりと過ごしてみませんか。

蒸気機関車に乗って、山頂を目指してみよう

蒸気機関車に乗って、山頂を目指してみよう
ブリエンツ・ロートホルン鉄道の赤い車両

こちらは、1892年開業のブリエンツ・ロートホルン鉄道(Brienz-Rothorn-Bahn)の赤い車両です。ふもとのブリエンツからブリエンツ・ロートホルンの山頂を結びます。スイスでも人気の鉄道で、山の斜面をゆっくりと登り、山頂までやってきます。ちなみに、山頂までの坂が急なため、通常の鉄道では登ることができません。そのため、アプト式という方法で運行されているのです。2本の線路の真ん中に敷設された「ラックレール」という歯形のレールに、車両の床下の歯車を噛み合わせて急坂を登っていくのです。

車両には窓がなく、開放的で気持ちがよいですが、涼しくなる季節は防寒具が必要です。山頂駅の標高は2,245メートルと、こちらからもアルプスの絶景を眺めることができます。ブリエンツ・ロートホルン鉄道の運行期間は、例年、6月上旬から10月下旬までとなっています。

蒸気をあげながら、斜面を走ってゆくブリエンツ・ロートホルン鉄道
蒸気をあげながら、斜面を走ってゆくブリエンツ・ロートホルン鉄道

いかがでしたか。スイス・ルツェルン州の最高峰、ブリエンツ・ロートホルンの絶景を紹介しました。今度のスイス旅行は、アルプス連峰の絶景を眺めてみてはいかがでしょうか。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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