ヨーロッパ最大! シャフハウゼンのライン滝を100倍楽しむ秘訣(スイス)

公開日 : 2019年08月14日
最終更新 :
ヨーロッパ最大の水量を誇るライン滝
ヨーロッパ最大の水量を誇るライン滝

シャフハウゼンはスイスの北部、ドイツとの国境沿いに位置します。第二次世界大戦時には多くの被害を受けてしまいましたが、現在でも旧市街地には美しい壁画や建物が残っており、中世時代の雰囲気も楽しめます。そんなシャフハウゼンの見どころはライン滝(Rheinfall)。ヨーロッパ最大の水量を誇る迫力満点の滝を間近で見れば、その自然の偉大さに驚かされること間違いなしです。今回は、壮大な自然が作りあげた大瀑布、ライン滝を楽しむ秘訣を紹介します。

1100年以上の歴史あるラウフェン城

1100年以上の歴史あるラウフェン城
ライン滝への入場口(南側)

ライン滝の南側に位置するラウフェン城(Schloss Laufen)は、1100年以上の歴史がある古城。現在ではウェディングやイベント会場としても人気の場所となっています。

そして、1946年にオープンした「ダッハセン・アム・ラインファル・ユース ホステル(Dachsen am Rheinfall Youth Hostel)」は、古城の隣に位置する素敵な宿泊施設。ユースホステルですので、値段も良心的です。一人旅行や友人との旅行の際に利用してみてはいかがでしょうか。

見応えのある3つの見晴台

見応えのある3つの見晴台
3ヵ所の見晴台からライン滝を見学!

ライン滝の落差は23メートルほどです。しかし、横幅はなんと約150メートルもあります。ヨーロッパ最大の水量を誇る滝の音や水しぶきを間近で体感でき、その光景は予想以上の感動を与えてくれます。

ラウフェン城から階段(Belvedere-Weg)を降りた場所に位置する見晴台は、絶好の撮影ポイント。ゴーゴーと音を立てて流れ込むライン滝を背後に撮影してみましょう。

上部の見晴台からは滝全体を見渡せ、その下の洞窟のトンネルを抜けた先に位置する場所は、水しぶきが飛んでくるほど間近にライン滝を見ることができます。そして、階段を降りるとまるで滝の上に立っているかのような絶好の見晴台(Känzeli)に到着。※写真右下部分。

こちらのビューポイントは、滝の上に突き出ているので、目の前にライン滝を見ることができます。

かわいいライン滝のマグネット

かわいいライン滝のマグネット
支払い時にもらったマグネット

階段を降りていくと、見えてくるチケットカウンター。こちらでは、川の向こう岸に渡るボートのチケットを購入できます。この日は、料金(子供料金含む)を支払った際に、子供用にこんなにかわいいライン滝のマグネットがもらえました。

渡船で川の反対側に渡ろう

渡船で川の反対側に渡ろう
2番のボートは向こう岸への渡し船

ライン滝を真横に堪能したら、2番のボートで川の北部へ移動してみましょう。こちらの2番の赤いボートは、川の南側と北側を繋ぐ最速ボート。片道料金は、大人3フラン、子供2フランです。

クルーズボートで滝壺まで行ってみよう!

クルーズボートで滝壺まで行ってみよう!
4種類のボートで楽しみ方もさまざま

ライン滝では、色分けによって4つのクルーズが楽しめます。

1番の黄色いボートは、滝壺の中心に位置する岩山付近まで運んでくれます。料金は大人20フラン、子供10フラン。こちらは周遊ボートではないので、クルーズを楽しみたい方は、青い色の4番ボートかピンク色の5番ボートを利用しましょう。

ピンク色の5番ボートでは、18種類もの言語でオーディオガイドが用意されており、30分のライン滝周遊が楽しめます。のんびりとクルーズ気分を味わいたい方は、ピンクのクルーズボートに乗車してみてはいかがでしょうか。料金は、大人11フラン、子供7フランです。

滝の中心部に立ってみよう

滝の中心部に立ってみよう
滝壺の中心部、眺めが最高!

滝壺の中心までは、黄色い2番のクルーズボートで行くことができます。水しぶきを浴びるので、カメラは濡れる可能性があるので要注意です。到着後、狭い階段を登り頂上に到着。目の前にはド迫力のライン滝が広がります。

頂上から眺める景色は圧巻です。

2つの州にまたがるライン滝

2つの州にまたがるライン滝
シャフハウゼン州とチューリッヒ州の境目

ライン滝は、2つの州、シャフハウゼン州とチューリッヒ州にまたがって流れています。滝壺の岩肌にはその境界線が書かれていますので、滝壺へ行かれる方は、お見逃しなく。

北部の入場口からもアクセス可能

北部の入場口からもアクセス可能
少し離れた場所からの眺めも最高

北側はフリーアクセスとなっていますので、入場料の支払いはありません。迫力満点の滝は、少し離れた場所から見るのも素敵です。まるで、リゾート地のような光景が広がっています。

迫力満点、清涼感たっぷりのライン滝
迫力満点、清涼感たっぷりのライン滝

ライン滝の広場には、土産屋やアイスクリームスタンドがあり、滝を眺めながら休息を取ることができ、散歩コースとしても人気の場所です。休息スペースが広がる丘の傾斜部分にはベンチも用意されており、木陰で座りながら滝を眺めることもできます。

いかがでしたか。ヨーロッパ最大の水量を誇るライン滝を楽しむ秘訣を紹介しました。夏の散策にぴったりなライン滝へでかけてみてはいかがでしょうか。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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