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冬の北海道・釧路 丹頂鶴の生息地、鶴居村でタンチョウ見学、温泉、釧路湿原川下り 自然満喫紀行

2020年01月10日

タンチョウの優雅な姿が見られる ©iStock

釧路駅から路線バスで約60分の鶴居村は、その名の通り「丹頂鶴が生息する村」として知られます。日本最大の野鳥で、白く優雅な姿のタンチョウを間近で見ることができるのです。また、茶褐色の天然温泉の日帰り入浴もできます。さらに、手付かずの大自然が残る釧路湿原での川下りをはじめとするアウトドア体験や冬季限定の「SL冬の湿原号」への乗車なども。冬の時期におすすめの釧路観光の見どころを紹介します。

鶴居村へタンチョウに会いに行こう!

タンチョウの「ダンス」が見られる ©iStock

釧路駅から路線バスで約60分のところにある鶴居村は、丹頂鶴が生息するところとして知られています。特に村内にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」と「鶴見台」は、たくさんのタンチョウが鑑賞できるスポットとしておすすめです。

まずは、釧路駅からの路線バスで「鶴居中学校」バス停で下車し、村内中心にある「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」を見学しましょう。

「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」とは?

優雅に空を飛ぶタンチョウ ©iStock

タンチョウは日本最大の野鳥にして、優雅な姿が何とも絵になります。国の特別天然記念物に指定されているタンチョウの全長は約140cm、翼を広げると2m以上の大きさを誇ります。頭の頂の赤い部分は皮膚が裸出しているからなのだそうで、興奮すると赤い部分の面積も広がります。

タンチョウは、一度つがいになると一生をともにするという生態も特徴です。そんなタンチョウは、乱獲や生息環境の悪化によって生息数を大幅に減らし、絶滅寸前にまで追い込まれてしまいました。1924年頃に釧路湿原で30羽ほどのタンチョウが生息しているのが確認される程度に数を減らしましたが、釧路湿原周辺を中心に保護活動が展開され、現在では道東で1000羽ほどを数えるほどになりました。その保護活動の一翼を担っているのが、「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」なのです。

「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」は、1987年に日本野鳥の会と伊藤良孝氏(故人)が協定を結んで開設されました。全国からの募金と伊藤氏などによる献身的な保護活動が行われました。特に冬場の餌が少なくなる時期には、餌付けが実施されています。多い時で400羽のタンチョウが飛来するとのことです。

例年2月中旬頃からは、オスとメスの求愛ダンスが盛んにみられるようになります。向かい合ったタンチョウが空に向かって鳴き合う姿は、何とも美しい光景です。やがて、つがいになった夫婦は一生を添い遂げます。人間も見習いたいところです。

■鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ
・住所: 〒085-1200 北海道阿寒郡鶴居村字中雪裡南
・URL: http://park15.wakwak.com/~tancho/index.html

鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト) で日帰り入浴

タンチョウ見学で冷えた体を温泉で温めよう! 

「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」から徒歩5分程度、釧路駅からの路線バスが通るメインストリート沿いに、おしゃれな北欧風のペンションのような外観が特徴のホテル「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト) 」があります。

こちらでは、天然温泉の日帰り入浴も可能です。タンチョウ見学で冷えた体を温めましょう。また、館内でのランチもおすすめです。

「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト) 」内にある天然温泉の特長は、pH値9以上のアルカリ性の泉質で、茶褐色のお湯であるということ。広い露天風呂があって、「雪見露天風呂」を楽しむことができます。入浴すると、ややヌメリのある温泉で、肌がスベスベになるようです。風呂から出た後も体が冷えにくく、すばらしい泉質だと思います。こんなことなら宿泊して、ゆっくり温泉三昧をすればよかったと後悔するほどでした。

日帰り入浴を楽しんだ後は、ホテル内のレストランで昼食です。地元の食材も活かした料理に舌鼓。次の路線バスの時間まで、ゆったりと過ごせます。

ホテルのオーナーは、プロの写真家でもあります。地元のプロカメラマンだから知るタンチョウの撮影スポットなども教えてくれるそうです。タンチョウの撮影を目当てにプロ・アマ問わず、カメラマンの拠点としても利用されています。

■鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト)
・住所: 〒085-1203 北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1-5
・URL: http://www.hotel-taito.co.jp/index.html

「鶴見台」でもタンチョウ見学をしよう

上空を優雅に舞うタンチョウ ©iStock

「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト) 」の目の前にある「鶴居中学校」バス停から釧路駅へ戻りますが、途中の「鶴見台」に立ち寄りましょう。

路線バスを降りると、目の前にはたくさんのタンチョウがいました。ピーク時には200羽近くが集まり、優雅な「ダンス」を披露してくれます。

路線バスが通る道路の上では、優雅にタンチョウが飛行して鶴見台に「離着陸」しています。頭上すぐの上空を大きな羽を広げて通過するタンチョウを見られただけでも、ココまで来た甲斐があったというものです。極寒でなければ、ずっと眺めていられる光景なのですが、20分も外にいると体が震えます。ちょうど、鶴見台の目の前に「どれみふぁ空」というレストラン・カフェがあるので、次のバスまでコーヒーブレイクとしましょう。路線バスの発車時間まで待機できるスポットが近くにあるのは、ありがたいところです。

タンチョウ見学には、「鶴見台」もぜひ立ち寄ってください。

■鶴見台
・住所: 〒085-1211 北海道阿寒郡鶴居村下雪裡
・URL: http://ja.kushiro-lakeakan.com/things_to_do/3681/

■どれみふぁ空
・URL: http://doremifasora.jp/

鶴居村へのアクセス方法は?

路線バスの本数が少ないので注意!

釧路駅からタンチョウのふるさと、鶴居村へはレンタカーか路線バスでのアクセスとなります。なお、路線バスの本数が少ないので、事前のプランニングが重要です。ここでは、路線バスを使ったモデルプランを紹介します。

往路は、JR釧路駅を8:55に発車する阿寒バス「グリーンパークつるい」行きに乗車しましょう。「鶴居中学校」バス停(10:00着)で下車します。乗車時に運転手に降りるバス停を伝えておくと安心です。

バスを降りたら徒歩で「鶴居・伊藤タンチョウサンクチュアリ」と「鶴居ノーザンビレッジホテルTAITO(タイト) 」へ訪問します。

復路は、「鶴居中学校」バス停(12:02あるいは、14:47発)の釧路駅方面行き路線バスに乗り、途中の「鶴見台」バス停(12:09あるいは、14:54着)で下車、「鶴見台」でのタンチョウ見学と「どれみふぁ空」でのコーヒーブレイクとなります。

「鶴見台」バス停(14:54あるいは、16:17発)で釧路駅へ戻ります。

※路線バスのダイヤは、2020年1月現在のものとなります。

■阿寒バス
・URL: http://www.akanbus.co.jp/index.html

新鮮な魚介類をあなた好みの丼に!釧路名物「勝手丼」とは?

ご飯に好きな具材を乗せて丼が完成!
和商市場は、釧路駅の目の前

つづいて、釧路のグルメ情報です。魚介類の宝庫、釧路で外せないものといえば・・・・・・。

JR釧路駅前にある「釧路和商(わしょう)市場」へ行ってみましょう。この市場は、一般の観光客でも魚を購入することできますが、何といっても有名なのが「勝手丼(かってどん)」です。

市場内でご飯を購入し、そのあと自分好みの具材をトッピング(購入)していくというものです。「勝手丼」の看板を出している店舗で、丼用にカットされた新鮮な魚介類などの具材をご飯に乗せていきます。

自分の好みでたくさんの魚介類をチョイス。彩りも考えながら自分だけの海鮮丼ができ上がっていくのは楽しいものです。ボタン海老やホタテ、いくら、うに、油カレイ、タラ、赤魚、カレイなどもろもろ乗せて、2,000円程度でした。東京で同じような海鮮丼を食べようと思ったら・・・・・・。市場内にイートインスペースがありますので、朝食やランチにいかがでしょうか。釧路に来たら「勝手丼」、ぜひお試しください。

■釧路和商市場
・住所: 〒085-0018 北海道釧路市黒金町13-25
・URL: https://www.washoichiba.com/

冬季限定!雄大な釧路湿原を「SL冬の湿原号」で体感しよう

冬季限定運行の蒸気機関車「SL冬の湿原号」

冬季限定で、JR釧網本線の釧路と標茶(しべちゃ)駅間を1日1往復する「SL冬の湿原号」が運行されます。雪景色の釧路湿原を力強く煙を上げながら走る蒸気機関車の乗車体験は、人気があります。蒸気を上げ、大迫力の走りと汽笛の音には郷愁を感じることでしょう。

SL列車の車内には売店があり、お土産などを購入できます。また、ネイチャーガイドによる釧路湿原の案内や列車最後部のデッキ(釧路湿原の風を感じましょう)に出ての後方展望なども楽しめます。鉄道ファンでなくても乗車されることをおすすめします。

「SL冬の湿原号」の乗車には、乗車券のほかに指定席券が必要です。全車指定席となっています。人気が高いので、早めに予約するようにしましょう。ちなみに、釧路からの列車では進行左側に釧路川と湿原が見えますので、できれば進行左側の席を確保したいものです。指定席券は、全国の「みどりの窓口」で購入できます。

■SL冬の湿原号(JR北海道釧路支社)
・URL: https://www.jrhokkaido.co.jp/travel/sl/

釧路川でカヌー下りに挑戦!

氷が浮かぶ釧路川を下る

筆者は「SL冬の湿原号」を塘路(とうろ)駅で途中下車し、釧路川のカヌー下りに挑戦しました。釧路湿原の豊かな大自然の中、ゆったりと蛇行しながら流れる釧路川をカヌーで下るオプショナルツアーに参加したのです。

釧路川の穏やかな流れに身を任せて、ガイドの説明に耳を傾けます。川の流れ以外、音のない世界が広がり、最高の癒やしのひと時でした。また、運がよかったのか、カモシカなどのかわいらしい姿も見ることができました。

川下りにあたっては、ドライスーツなども貸してくれるので、特段の準備は必要ありません。ただし、防寒対策はお忘れなく。

釧路駅や塘路駅からの送迎などがついたオプショナルツアーを運営する会社がいくつかありますので、事前に調べてお出かけください。

釧路での滞在は、「ラビスタ釧路川」がおすすめ

幣舞橋に近く観光に便利 ©Booking.com
最上階には露天風呂も ©Booking.com

タンチョウ見学や釧路湿原観光の拠点となるJR釧路駅周辺での宿泊は、「ラビスタ釧路川」がおすすめです。

おすすめポイントは、最上階に露天温泉があること。ホテルの13階に展望露天温泉があり、大浴場(内湯)と露天風呂が完備。温泉は無色透明ですが、塩気のある泉質で体がよく温まります。客室もコンパクトながら清潔・快適でした。また、釧路のランドマークの幣舞橋(ぬさまいばし)や商業施設「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」が近くにあり、観光にも便利です。

■天然温泉 幣舞の湯 ラビスタ釧路川
・最寄駅: JR釧路駅
・URL: https://www.hotespa.net/hotels/kushirogawa/

釧路へは、東京(羽田空港)から飛行機で約90分です。また、関西空港と釧路空港を結ぶLCCの「Peach Aviation」が就航しています。美しく舞うタンチョウに会いに、釧路湿原の大自然を満喫するために、冬の道東・釧路へ出かけてみませんか。

■釧路・阿寒湖観光公式サイト
・URL: https://ja.kushiro-lakeakan.com/

※初回掲載: 2018年01月14日

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