海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >観光 >日本 >北陸 >富山 >宇奈月温泉 癒しの温泉と絶景の黒部峡谷トロッコ鉄道の旅

宇奈月温泉 癒しの温泉と絶景の黒部峡谷トロッコ鉄道の旅

2018年08月02日

絶景路線を走るトロッコ鉄道 (※)

 「立山黒部アルペンルート」縦断の旅、4日目。宇奈月温泉から黒部川に沿って走る黒部峡谷トロッコ電車の旅を紹介します。黒部峡谷トロッコ電車は、宇奈月駅から欅平(けやきだいら)駅までの全長20.1kmを片道80分で結ぶ絶景路線です。鉄道好きではなくても楽しめる車窓風景が人気で、近年は外国人観光客も多く訪れているといいます。また、終点の欅平駅周辺のおススメスポットの猿飛峡と名剣温泉なども紹介します。

トロッコ電車の旅は、宇奈月駅から

富山地方鉄道宇奈月温泉駅と少し離れたところにある宇奈月駅

 4日目は、宿泊した宇奈月温泉から黒部川の上流を目指す旅です。富山地方鉄道宇奈月温泉駅から徒歩数分のところに、本日のメインイベントとなる黒部峡谷トロッコ電車の駅・宇奈月駅があります。宇奈月駅から旅のスタートです。

開放感抜群の「普通客車」

 宇奈月駅から欅平駅行きのトロッコ電車に乗車します。筆者は、上の写真の「普通客車」をチョイスしました。この「普通客車」は、車両側面の壁がなく、開放感いっぱいです。遊園地のアトラクションのような佇まいですが、これから走る区間は、かなり本格的な山岳・渓谷路線です。多くのトンネルをくぐり抜けていきますが、トンネル内は冷やりしていて夏でも寒いぐらいです。羽織るものを一枚、用意したほうがいいかもしれません。

「リラックス客車」は、側面に壁もあって寒い時期におススメ

 上の写真は、「リラックス客車」です。黒部峡谷鉄道には、3種類の客車があります。開放感抜群の「普通客車」に加え、側面に壁のある「リラックス客車(別途530円/片道)」と「特別客車(別途370円/片道)」があります。「普通客車」以外は、窓付きの車両となっていて、春先や晩秋の寒いころには風除けとなっていいかもしれません(特にトンネル内が寒いとのこと)。筆者のおススメは、迫力満点の「普通客車」です。

黒部峡谷トロッコ電車、出発!

宇奈月駅を出ると、いきなりの絶景区間が!

 トロッコ電車の乗車には、乗車券(車両指定券)が必要となります。座席指定はありませんので、指定車両の中で空いている席に自由に座すスタイルとなっています(大型連休や紅葉時期は、混雑のため大変な待ち時間が発生する可能性も。オンラインで乗車券の予約をしておきたい)。

 ところで、宇奈月駅から欅平駅へ向かう場合は、進行方向右側に陣取るのが、断然おススメです。多くの見所が進行右側に登場するからです。

新山彦橋は、フォトジェニックスポット (※)

 宇奈月駅を出るといきなりの絶景区間が登場します。黒部川に架かる新山彦橋です。トロッコ電車の音が「やまびこ」となって温泉街に響くことから名づけられたのだといいます。新山彦橋より少し低いところに架かる「旧山彦橋(歩道橋)」からの写真や新山彦橋の上空から撮影できるスポットもありますので、乗車前後に行ってみて下さい。

紅葉の時期の「新山彦橋」 (※)

トロッコ電車の見どころとは!?

沿線には、猿専用のつり橋も (※)

 電車は、新山彦橋を渡るとトンネルに入り、明かり区間に出ると、右側に黒部川を見ながらゆっくりと上流の欅平駅を目指します。途中、富山県出身の女優・室井滋さんの車内放送で、沿線の見どころなどの案内があります。黒部川を渡る猿専用のつり橋なども見られますので、要チェックです。

美しいエメラルドグリーンの水をたたえたダム湖

 電車は、幾度となく左右にカーブを切り、多くのトンネルをくぐります。美しい山々やエメラルドグリーンのダム湖など見どころ満載で、居眠りをする時間などありません。筆者が訪問したのは、9月上旬でしたが、紅葉の時期はさらに美しいのではないでしょうか。

 途中の黒薙駅を出ると、「後曳(あとびき)橋」という鉄橋を通過します。沿線で最も険しい谷に架かる橋で、高さは60mほどといいます。かつて、旅人があまりの深さに後ずさりしたこと(=後曳)からこの名前がついたのだそうです。列車から渓谷を眺めると確かに深い・・・。高所恐怖症の方は、ご用心ください。

 絶景の車窓を楽しむこと約80分、終点の欅平駅に到着です。駅周辺を散策することにしましょう。

欅平駅周辺のおススメ観光スポットとは!?

猿飛峡への観光もお忘れなく (※)

 欅平駅周辺のおススメ観光スポットを紹介します。まずは、猿飛峡(さるとびきょう)です。

 猿飛峡は、黒部川本流で一番川幅の狭い場所にあり、猿が飛び渡れそうなほどの川幅ということで名づけられたのだとか。

急角度で曲がる黒部川の激流

 目の前で、黒部川が90度にカーブする風景は圧巻です。激流を間近に見られ、迫力満点です。

■猿飛峡
・住所: 富山県黒部市黒部峡谷口11
・URL: https://www.info-toyama.com/spot/51064/

欅平駅前の景勝地・奥鐘山に架かる朱色の橋「奥鐘橋」

 猿飛峡の観光を終えたら、名剣(めいけん)温泉へ向かいましょう。トロッコ電車の欅平駅のホームから眼下に見えた「奥鐘橋」を渡り、黒部川の上流方向へ歩きます。

 この「奥鐘橋」は、欅平駅から名剣温泉、祖母谷(ばばだに)温泉方面へ向かう最初の関門ともいえるところです。長さ86m、高さ34mの朱塗りの橋で、橋の上から渓谷を見下ろすと・・・。橋を渡ると、さらなる関門が待ち構えています。

断崖を削って作られた山道を行く

 橋を渡りきるとすぐに、断崖を削って作られた山道が現れます。このような山道を通り、歩くこと約15分で名剣温泉に到着です。

 名剣温泉は、渓谷沿いの小さな宿で、日帰り入浴(750円。10時~15時まで)も可能です。特に、すぐ下が峡谷という露天風呂がおススメ。タオルは持参したいところです。

■名剣温泉
・住所: 〒938-0171 富山県黒部市宇奈月町欅平
・URL: http://www.meiken-onsen.com/meikensyousai.htm

黒部峡谷トロッコ電車へのアクセス方法は!?

鐘釣駅での途中下車もおススメ (※)

 黒部峡谷鉄道の宇奈月駅から欅平駅の間には、途中下車したい駅がいくつかあります。黒薙(くろなぎ)駅や鐘釣(かねつり)駅です。黒薙駅は、河原に湧き出る温泉(仕切り壁のないところもあって、入るには勇気がいるかもしれないが)があります。宇奈月温泉の湯は、黒薙からパイプで引かれたものです。また、鐘釣駅は、黒部川の川岸に雪が残る「黒部万年雪」などの見どころがあります。

 黒部峡谷鉄道の玄関口、宇奈月温泉には富山地方鉄道の利用が便利です。電鉄富山駅と宇奈月温泉駅を結ぶ富山地方鉄道の特急列車の利用で、電鉄富山駅から約70分です。また、北陸新幹線の黒部宇奈月温泉駅で、富山地方鉄道に乗り換えることも可能です。この場合、新黒部駅(黒部宇奈月温泉駅に隣接)から宇奈月温泉駅までは、約25分です。

 黒部峡谷トロッコ電車は、特に紅葉シーズンには大混雑になるとのこと。事前にトロッコ列車の車両指定予約をしたいところです。黒部峡谷トロッコ電車のホームページか、JTBなどの大手旅行代理店などでも申し込めます。

 絶景のトロッコ電車の旅へ出かけてみませんか。

■黒部峡谷トロッコ電車
・URL: http://www.kurotetu.co.jp/


(※)画像: (公社)とやま観光推進機構

 この記事のつづきは、「地球の歩き方ニュース&レポート(オリジナルサイト)」上でこの記事をご覧になっている方は、以下の「関連記事はこちら」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、オリジナルサイトの記事内に設けられた黄色いボタン「関連記事はこちら」からお楽しみいただけます。

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

このニュースに関連する他のニュース

アメリカの現地ツアー

おすすめの記事